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  • あなたのためにイエスがなされたことを感謝しますか
    ものみの塔 1966 | 3月15日
    • 人であったのはこのためです。それではのこりの人々はパンとぶどう酒にあずからないのにどうしてイエスの死の記念式に出席するのですか。

      いくつかの理由があります。ひとつにはそれによって「わたしを記念するため,このように行いなさい」と言われたイエスの命令のことばに敬意をあらわすためです。さらに,このような記念式においては,イエスのなされたことに対する感謝を深めることを目的とした聖書の講演が行なわれます。また,出席することはパンとぶどう酒にあずかる人々に対する関心のあらわれとなります。そして使徒ヨハネが自分の福音書の13章から17章に記録したことから明らかなとおり,主の晩さんのための集まりはキリストに従う人々を一致させ,互いに対する愛を深めさせる機会となります。事実,主の晩さん式に出席する人のすべてが,式の前かあとに前述の5つの章を読むとよいでしょう。それによってイエスの死を記念する精神をいっそう深く理解することができます。―コリント第一 11:24。

      エホバのクリスチャン証人は神とそのみことばを愛する人々,イエスがなされたことに対する感謝を深めようとする人々すべてがエホバの証人と共にニサン14日に集まることを心からすすめます。今年,その日は4月5日火曜日,日没後に始まります。近くの集会所,ないしは御国会館の場所をごぞんじでないなら,この雑誌の発行者にお問い合わせください。よろこんでお知らせするでしょう。

  • 卒業生は愛を示すように助言された
    ものみの塔 1966 | 3月15日
    • 卒業生は愛を示すように助言された

      ものみの塔ギレアデ聖書学校40期生の卒業式は,1965年9月13日に行なわれました。31ヵ国からきた108名の生徒はいまから43ヵ国に派遣されます。卒業式はものみの塔協会の会長であり,ギレアデ学校の校長であるN・Hノアによって司会され,午後3時に歌と祈りをもって開かれました。

      またノア兄弟は,いく人かの兄弟が送別のことばを述べたあと,クリスチャンの愛という題で主要な講演を行ない,卒業生に次のように問いかけました。「あなたがたはどの程度の愛をもつべきですか。イエスはあなたの敵をも愛しなさいと言われました。ところである人々は,あなたがたがおだやかに戸別伝道をし,人々に聖書の話をするだけで気分を害し,あなたがたを迫害するかも知れません。そのようにされたらあなたがたは彼らを憎みますか。憎むのは間違いです。イエスはあなたの敵を愛さねばならないと言われたからです。それであらゆる機会をとらえて,彼らに永遠の生命の希望を伝えましょう。たとえ敵であっても私たちは彼らが滅びるのを望みません。もしエホバの目的に対する彼らの考えを正すことができれば,私たちは喜んでそれをしなければなりません」― ルカ 6:27。

      ノア兄弟はさらに,ルカによる福音書 6章31節の『人にして欲しいと思うことを自分も人に対して行ないなさい』ということばを引用してそれを話に結びつけ,愛の主題を展開させます。「外国に行くとあなたがたは,奇妙に見える人や,自分たちよりずっと生活水準の低い人々に接するでしよう。そういう人たちを見下しますか。もちろんそれは間違いです。愛の深い人はそのような人たちを,神の造られたもの,傷つけられ,しいたげられた仲間の人間,慰めの言葉を最も必要とする人々と見るでしょう」。

      それからノア兄弟は,ピリピ書 1章9節から11節を読みました。そこでは使徒パウロが兄弟たちのために,「あなたがたの愛が,深い知識において,するどい感覚において,いよいよ増し加わ……るように」と祈っています。そしてノア兄弟はこう話しました。「たしかにあなたがたは,人々と一緒に働き,いろいろな人たちに接してきました。そしてそのうえに知識を得たのですから,あなたがたは,あなたがたの会う人よりも多くの愛を示せるはずです。

      「御霊の実の一つである愛を禁ずる法律はありません。信号灯が赤になると車を止めねばならず,また標識を見て車の速度を時速80キロにおとさねばならない場合もあります。しかし愛を制限する法律はありません。愛のゆえに法廷にひき出されることは決してありません」― ガラテヤ 5:22,23。

      またノア兄弟は,「私たちはこの愛をクリスチャンの隣人にも示さねばなりません」とことばをつづけ,こう語りました。「たしかに性格の違いから不和や誤解が生ずることはあります。しかし愛があれば,兄弟にうらみを抱いて冷淡な態度をとるようなことをせず,むしろ問題の解決に努めるでしょう」。そして最後にノア兄弟は言いました。「あなたの愛がいかに深く大きいかは時が示すでしょう。私たちはその時が永遠におよぶことを願ってやみません」。

      ノア兄弟のこの主要な話のまえに,宣教者になる学生たちを訓練した6人の人が短い話をしました。すべての出席者はこれらの話,またついで行なわれた協会の副会長F・W・フランズの話に感動しました。フランズ兄弟は約半時間にわたり,三つのニュース記事 ― この世の最高学府のみだれた状態,神を信じぬアメリカのユダヤ教の教師,聖書に記録されているイエスを否定した故シュバイツアーにかんするもの ― を例にとって,彼らとギレアデ聖書学校を卒業する者たちとの著しい相違を示し,強い信仰をもち,正しい行ないをするようにと卒業生を激励しました。

      それからノア兄弟の話があって,宣教者たちは任命状と卒業証書を受けました。次いでひとりの学生がクラスを代表して決議文を読み,エホバに対し,また学生たちを訓練するためにエホバがお用いになったすべての人に対して感謝を表わし,卒業式のこの部分は歌と祈りのうちに午後6時に終了しました。そのあと出席者は送別会のごちそうを楽しみ,それが終わってプログラムは,毎週行なわれる「ものみの塔」の研究をもって再開されました。しかしこれはいつもの研究を短縮したものでした。それから学生による美しい音楽などの余興があったり,心暖まる感謝の言葉が述べられたりなどして,午後10時,歌と祈りのうちに閉会しました。それは直接,式に出席した人,またテレビをとおして見た人すべてにとって,徳を高めるすばらしい卒業式でした。

  • 読者からの質問
    ものみの塔 1966 | 3月15日
    • 読者からの質問

      ● ペテロ後書 2章4-6節とルカ伝 17章26-30節の中で,洪水で滅びた人々とソドムとゴモラで滅びた人々とが一緒に述べられていることから,洪水で滅びた人々も復活されると言えませんか。

      ペテロ後書 2章4-6節とルカ伝 17章26節-30節がその事を論じているかどうかを決定するために,これらの聖句を注意深く読み文脈を調べるのは有益です。

      ペテロ後書 2章を調べると,ペテロが会衆内に偽りのクリスチャンが現われると警告していることがわかります。(ペテロ後 2:1-3)これら「偽りの教師」はある者を真の信仰から引き離そうとしますが,彼ら自身の滅びは必ず来ます。神が彼らを滅ぼされるという点をはっきりさせるため,使徒はいろいろな例を参照しています。ペテロの示すところによると「神はためらうことなく,罪を犯した御使たちを処罰され」またノアの時代の「古い世界を処罰された」。(新世)それで使徒は悪行のゆえに神が不敬虔な人を処罰されることを示す例を上げたのです。ここで復活の見込みは論じられていません。

      同じようにルカ伝 17章26節から30節は洪水で滅びた人々やソドムが滅んだ時に死んだ人々をみせしめとして引き合いに出しています。なんのみせしめですか。キリストの再臨の時に飲食,婚姻,売買,栽培,建築など日常の事柄に没頭しているので,そのことに気づかない一般の人の状態を示すためのみせしめです。これは「ノアの時にあったように」,また「ロトの時にも同じようなことが起った」。イエスはこう結んでいます。「人の子が現われる日も,ちょうどそれと同様であろう」。イエスはまたマタイ伝 24章37節から39節においても同様なたとえを用いていますが,そこではノアの時のことだけを述べています。いずれの場合も人々が復活されるかどうかについてイエスは語りませんでした。

      しかし,ペテロ後書 3章で使徒はキリストの再臨のあいだに来る滅びに注意をひいています。「その時の世界〔ノアの箱舟の外にいた人間社会〕は,御言により水でおおわれて滅んでしまった。しかし,今の天と地とは,同じ御言によって保存され,不信仰の人々がさばかれ,滅びる日に火で焼かれる時まで,そのまま保たれているのである。」(ペテロ後 3:6,7)ペテロがここで洪水前の世界が「滅んでしまった」と述べていることに注意して下さい。それはどういう意味ですか。聖書のどこかに洪水で滅んだ人々が復活されると述べられていますか。彼らが裁きの日に立つと教えられていますか。そうではありません。ペテロ後書では洪水で滅んだ人々がこの事物の制度の終わりに滅ぼされる「不信仰な人々」と較べられています。イエスはそれらの人が象徴的な「山羊」として「永遠に生命が断たれる」と言われました。それゆえノアの時代に滅んだ人々が永遠に生命を断たれたことは明白です。―マタイ 25:31-46。(新世)

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