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支部の手紙王国宣教 1976 | 7月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
新しいことを始めるのはいつも,わたしたちをわくわくさせるものです。そして新しいと言えば,今月の「秘義」の本の配布があります。すでに2か月間この本を会衆の書籍研究において学んできましたのでこの「秘義」の本が非常に興味深い本であることに気付かれたことでしょう。十分に準備して野外奉仕に参加しましょう。そして出来るだけ小冊子を用いて配布した方々との聖書研究を始めるように努力いたしましょう。
4月の野外奉仕の報告は大変に立派なものでした。この報告はみなさんが野外奉仕の目的を十分に理解していることを示しています。たとえば,4月中新最高数である58万4,100もの再訪問が報告されました。このことは単に文書類を手渡すだけでなく,人々に聖書の真理を教える者になろうとするみなさんの努力の表われです。引き続きこの分野の奉仕に励んでください。その他伝道者の合計も新最高数で3万6,446名となりました。家庭聖書研究(5万4,499),一時開拓者(2,991)そして奉仕時間の合計(134万8,556)も最高数に次ぐ良いものでした。
1月から4月までの予約期間に合計7万6,664件の予約が得られ,450万冊以上の雑誌が配布されました。一年前より50万冊以上も増加しています! 雑誌は引き続き多くの人々を真理に向けさせる強力な道具となることでしょう。この夏の期間多くの会衆では晩の時間を利用して雑誌の配布を行なっています。あなたもこの活動が非常に興味深く,また効果的であることを知っておられるでしょう。定期的に雑誌の活動に参加して是非多くの喜びを経験なさってみてください。
今月はまた,夏の大会,「神聖な奉仕」地域大会が始まる月でもあります。自分自身と家族だけでなく,わたしたちが司会している研究生たちも一緒に出席する計画がもうすでにできていますか。熱心に励まし合って会衆に交わるすべての方々が「神聖な奉仕」地域大会に出席できるように努力いたしましょう。全日本での大会と,それに出席するみなさんにエホバの祝福が加えられますように。
日本支部で働くみなさんの兄弟
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わたしたちは人々を助けたいと望んでいます王国宣教 1976 | 7月
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わたしたちは人々を助けたいと望んでいます
1 エホバ神は人々を助けたいというご自分の願いを紛れもない仕方で示されました。それはエホバが,最愛の独り子を人類のためにお与えになったからです。(ヨハネ 3:16)犠牲としての死を含め,地上での宣教の間中,イエスは人々を助けたいという同様の心からの願いを示されました。(マタイ 8:3; 20:28)わたしたちは人々を助けることによりお二人の模範に見倣いたいと思います。そして特に終わりの時は非常に経過しているので,このことは急を要することです。人々に聖書の文書を提供するだけでは十分でありません。人々は神の目的を知り,それを理解するために個人的な助けを本当に必要としています。わたしたちは,家庭聖書研究を通してそのような助けを与えることができるのです。―ヨハネ 17:3。
2 野外奉仕で人々を助けるためにどれ程の時間を費やすべきですか。人により状況はさまざまですから,会衆は野外奉仕での目標や割当てといったものを定めません。しかし,各人が自分の状況を考慮に入れて,自分自身のために目標を定めるのは有益なことです。もちろん,エホバはわたしたちに魂を込めた奉仕をささげるよう求めておられます。(マタイ 22:37)ある人は週に数時間だけを良いたよりを広めることにささげることができ,他の方は毎週数日をささげることができます。あなたは努力して一時開拓を行なったり,正規開拓奉仕に入ったりすることができるような立場におられるかもしれません。それである人が身体面で健康で体力に恵まれていたり, 生活上のより大きな自由のために,他の人よりもっと多くを行なえることをわたしたちは理解できます。―マルコ 4:20。
3 ある人は,家から家に伝道したり人々の家で研究を司会したりすることは,生来自分には向いていないと感じるかもしれません。しかし神と人々に対する愛によりわたしたちはこのような気持ちを克服し,野外奉仕に喜びを見いだすことができます。そして死の影に生きている人々を助けているのだということを実際に知る時,自分自身に対する懸念といったものを忘れてしまいます。(マタイ 16:24; 11:28-30)エホバは自分自身を無私の気持ちからささげる人を豊かに報われます。―マラキ 3:10。
4 大阪鶴見会衆の一兄弟の経験は,人々を助ける業にあずかるようわたしたちをさらに鼓舞するものです。血友病という重い病気にかかっていたこの人が真理を知った時,それまでの自暴自棄の生活態度を完全に改めました。この良い変化に動かされたこの人の家族や親族はこの方の証言から真理に関心を持ち,合計11人が真理を学ぶようになり,8人がバプテスマを受けた証人,二人が伝道者となり,他の一人も研究を行なっています。これ程大勢の親族が真理を受け入れるようになったのは,この方の生活態度の大きな変化に加えて,重い病気のため死の危険にさらされながらも積極的な態度で証言し続けたこと,そして忠節と信仰のりっぱな模範を示したことによるものでした。病気の悪化で病院に入った時,輸血を拒んだため間もなく病院を去らねばなりませんでしたが,健康が一時的に快方に向かうとすぐに正規開拓奉仕を始め,3年近くりっぱな開拓奉仕を行ないました。病気が悪化してこの兄弟は亡くなりましたが,それは何とすばらしい歩みだったのでしょう。真理は人を大きく変化させ,人々を助けたいという愛はこんなに大きな業を行なわせ,喜ばしい報いをもたらす結果となりました。
5 7月中新しい書籍を用いて奉仕を行なう機会を感謝するわたしたちは魂を込めて奉仕したいと望んでいます。7月下旬から各地で地域大会が始まるので是非月の最初から奉仕を熱心に支持し,人々を助ける業にあずかりましょう。
6 野外奉仕に加えて,わたしたちすべては,ほかの機会にも人々と接触します。巧みさと人々に対する親しい関心により,わたしたちは人々が神のみことばの真理やその救いの音信を認識するよう助けるため,こうした機会を用いたいと思っています。わたしたちの毎日のクリスチャンとしてのりっぱな振舞いは人々を助けるものです。なぜならそれはわたしたちが生き方としている真理を推薦するものだからです。7月の奉仕に一生懸命携わり,関心ある人々を見いだし,忍耐強い再訪問を通して研究を取り決め援助するならば,わたしたちはエホバ神とイエス・キリストが人類に対して持っておられるすばらしい愛に注意を引き,人々を助けたいというわたしたちの誠実な願いを達成することができます。―コリント第二 5:20。
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わたしたちを助けるための愛ある備え王国宣教 1976 | 7月
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わたしたちを助けるための愛ある備え
1 第一世紀のクリスチャン会衆は霊的に繁栄し急速に拡大しました。なぜですか。聖書はその際立った理由の一つが,会衆を訪問する旅行する監督という備えであったことを示しています。これらの訪問は会衆が「信仰を堅くされ,日ごとに人数を増して」いくのを助けました。―使徒 15:22; 16:4,5。
2 今日こうした援助の必要が少なくなってはおりません。確かにわたしたちは第一世紀の頂点をなすような出来事によって予表された終わりの日にいることを認識しています。いままでにも増して,わたしたちは信仰において強固な者となり,わたしたちの希望を公に言い表わし続けるよう励まされます。土地の長老たちによって与えられる愛ある援助に加えて,わたしたちを会衆としてまた個人として強めるために巡回監督が派遣されます。しかし,こう自問してごらんになってください。「巡回監督の訪問はどのようにわたしに個人的な助けとなっているであろうか」。
巡回監督がわたしたちを助ける方法
3 巡回監督は霊的な資格を備えた長老の一人です。彼はいろいろ異なった問題の取り扱いに経験を持ち,何らかの方法で助けとなる役立つ提案を行なえるかもしれません。巡回監督が時間や精力を賢明に用いて模範を示すとき,いっそう強い認識を持ち心を込めた奉仕をするようあなたを動かすことでしょう。個人的な会話の中で彼が述べたことは,あなたがエホバとの関係をより深いもの,より暖かなものとするのを助けるでしょう。「相互に励まし合う」ことは,信仰においてもっと確固とした者となるようあなたを助けるでしょう。―ローマ 1:11,12。
4 巡回監督の会衆での活動予定はみなさんの霊的な関心を考慮に入れて計画されます。巡回監督が行なう聖書に基づいた話は,聖書の教えをより良く理解し,その原則が毎日の生活にどうあてはまるかを知るよう助けます。もしあなたが気落ちしていることに気付くなら,親切な励ましを与えるために喜んで時間を取ります。助言が必要かもしれません。巡回監督は,あなたの霊的福祉,とりわけエホバ神とあなたとの関係に対する真の配慮
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