-
変わりゆくアフリカにおけるもてなしの精神目ざめよ! 1978 | 8月22日
-
-
アフリカをはじめ世界中多くの土地で影をひそめつつあります。こうした状態は,現在の事物の体制の「終わりの日」をしるし付けるものとして聖書が予告していたものです。聖書によると,終わりの日には世界中の大勢の人々が「自分を愛する者,金を愛する者……感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者……善良さを愛さない者」となります。(テモテ第二 3:1-3)一般に見られるこうした利己主義や不信といった精神はアフリカのもてなしの精神を損なってきましたか。
ある人々の場合はそう言えるかもしれませんが,この大陸に住む大多数の人々の場合決してそうではありません。変わりゆくアフリカにも,今なお人をもてなすことを非常に重要視する人々が,特に年配の人々の中に大勢見られます。また,聖書教育によってもてなしの精神を一層示すようになった人々があらゆる年齢層の中で増加しています。次の聖句が示す通り,聖書の命令は人をもてなすことを励ましています。「したがって,監督は……人をよくもてな(すべきです)」。「人を親切にもてなすことを忘れてはなりません。それによってある人びとは,自分ではそれと知らないで,み使いたちを接待したのです」。「ぐちを言うことなく互いを暖かくもてなしなさい」。(テモテ第一 3:2。ヘブライ 13:2。ペテロ第一 4:9)しかしクリスチャンは決して他の人のもてなしにつけ込むべきではありません。むしろ,次のような霊感による助言に従わねばなりません。「隣り人の家に足をしげくしてはならない,おそらくは彼は煩わしくなって,あなたを憎むようになろう」― 箴 25:17,口。
神の言葉の励ましに助けられ,多くのアフリカ人はますます思いやりの欠けてゆく今日の世界にあっても,もてなしの精神を示し続けています。聖書を信じる人々にはそうする十分の理由があります。神がまもなく新しい事物の体制を到来させることをはっきり理解しているからです。―ペテロ第二 3:13。啓示 21:1-5。
-
-
「幸福な神」― 全く異なっている目ざめよ! 1978 | 8月22日
-
-
「幸福な神」― 全く異なっている
● 幾世紀もの間,人類の多くの神々に見られた主な特徴は残酷さでした。しかし,真の神エホバの場合は全く異なっています。聖書はエホバについて,愛ある親切を示される方として語り,「幸福な神」と呼んでいます。(詩 62:12。テモテ第一 1:11)多くの人々にとって,これは本当に感動的なことです。
● 一例として,南アフリカに住むある婦人はこう述べました。「ヒンズー教徒であった私は多くの神々を知っていましたが,これらは荒々しい神々でした。幸福な神であるエホバがおられることを私は知りませんでした。幸福な神エホバについて学んだとき,私の心は大きな喜びで満たされました。今ではこの喜びに動かされて,この『良いたより』を他の人々と分かち合い,幸福な神とその将来に対する目的について告げることができます」。
● エホバの証人として神に仕えることから,確かに人は真の喜びを得ます。また,「幸福な神の栄光ある良いたより」を宣べ伝えることによって,そうした音信を本当に感謝して聞く人々に大きな幸福をもたらします。
-