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全人類に影響を及ぼす取り入れものみの塔 1970 | 8月15日
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による,すぐれた教育の仕事は,その目的を成し遂げています。御国の音信は全世界で宣べ伝えられ,会衆に設けられている,読み書きを教える学校では,幾千人もの人々が教えを受けているのです。人々は家庭聖書研究を通して,聖書を明確に理解するようになり,バビロン的な宗教のとらわれから解放され,家族の一致は促進され,人種や部族間の反目は解消されています。幾千人もの人々が,教える者また,しもべとしての経験を積んでいます。これは今日,特に重要なことです。なぜなら,新しい体制の下で,エホバの組織の教育の仕事は,いっそう勢いを増すようになるからです。その将来の教育課程について,簡単ではありますが,イザヤは次のように述べています。「世にすめるもの正義をまなぶべし」。(イザヤ 26:9)よみがえらされる人々が,正義をもってなされる,こうした訓練にどう応ずるかは,もちろん,人によって異なるでしょう。
15 エホバの至上権および統治者としての権利,つまりエホバの卓越性を認めない人々は,最後には切り断たれ,収穫に関するイエスのたとえ話に出てくる雑草のような者たちと同様の末路に陥るでしょう。新しい体制の下では正義が広く行きわたり,正しい状態の下での命を愛する人々だけが,命を享受しつづけることを許されるでしょう。
いま行動することが必要
16 いまエホバに仕えることが緊急に必要なのはなぜですか。わたしたちは何を行なわねばなりませんか。
16 国々の中で,神の御国をさらに伝道し,教えうる時間は今や,ごくわずかしか残されていません。したがって,わたしたちは,現存する事物の体制の一部ではないこと,また,新しい体制およびそれがもたらす祝福を目ざして生活していることを今示すのは,たいせつです。諸国民に臨む「終わりの時」を生き残って,王キリストの治める,エホバの正義の新しい体制を楽しみたいなら,今や一刻の猶予もできません。聖書だけでなく,世の指導者も,今の時代の緊急さについて証していることを忘れてはなりません。現在の世代に残されている数年の期間は,わたしたちが新しい事物の体制の下でエホバの御手から命をいただく特権にあずかるため,エホバをほんとうに喜ばしたいと願っている者であることを,エホバに示すのに多くの時間を与えるものではありません。わたしたちは生活の中で何をほんとうに第一にしているかをエホバに示すため,生活上の事柄に時間の予定を立てねばなりません。強い信仰を保つために,エホバのみことばを研究し,「忠実なさとい奴隷」が準備した集会を楽しむために,御国会館に出かけてゆき,また,真理を他の人々と分ち合わねばなりません。わたしたちが,「その日の近づくのを見て」いる今は,特にそうです。あなたは喜んでこのことを行なわれますか。―ヘブル 10:25,新。
17 わたしたちは,現存する体制の一部ではないことを,どうすればエホバに示せますか。その結果として何を予期すべきですか。
17 自らの行ないによって,自分がエホバに属する者であることを示す人を,エホバはご存じです。つまり,雑草のようなクリスチャンの中から取り集める仕事が完全に終わる,現在の「終わりの時」の最後の最高潮に際して,生き残るための保護を必要としている人々を,エホバはご存じです。救いを保証する幾つかの要求をしるした簡単な一覧表が聖書の中にあるわけではありません。しかし,誠実な聖書研究生は,エホバのご要求を知っており,イエスが天の父にささげた献身の生活において明示された完全な模範に従うことができます。救いの希望を持つ人々に対する必要条件の一つは,真理を『公に言い表わす』ことです。(ロマ 10:10,新)そのために,神を愛するよりも,現在の古い体制下の快楽を愛する人々から憎まれても,驚くには及びません。なぜなら,イエスがご自分のしもべたちに対して,彼らは「我が名のためにすべての人に憎まれん。されど終まで耐へ忍ぶものは救はるべし」と警告されたことを,わたしたちは知っているからです。―マタイ 10:22。
18 エホバの是認を求めるのは,今きわめて重要なことです。なぜですか。
18 ゆえに今は,ゼパニヤ書 2章2,3節の次の良い助言に従うべき時です。「エホバのはげしき怒のいまだ汝らに臨まざるさきエホバのいかりの日のいまだ汝らにきたらざるさきに……この地のへりくだるものよ 汝らエホバを求め 公義を求め 謙遜を求めよ さすれば汝らエホバのいかりの日にあるひは匿さるゝことあらん」。神の側には,なんら義務がありません。すべてが神のあわれみにかかっているのです。ですから,エホバのあわれみを受けるために,エホバを求め,そのみことばに従い,エホバに仕える真剣な努力をするなら,わたしたちはエホバの過分の恵みによって,現在の体制の終わりを生き残る他の人々とともに隠され,ハルマゲドン後の体制下の清められた地上で,信仰の人々が享受する祝福のすべてにあずかるでしょう。
19 取り入れの時に,わたしたちは,何を思い起こすべきですか。
19 ゆえに今日,収穫期に作物の取り入れに携わっている人々を見る時,わたしたちはイエスのたとえ話を思い起こし,今が聖書の述べる取り入れの時,つまり,「終わりの時」もしくは「事物の体制の終局」の時であることを悟らねばなりません。しかし,このことは,すべての物質的なものの終わりを予示してはいません。それどころか,わたしたちには強い希望があるのです。ゆえに,エホバの過分の恵みに感謝しなければなりません。なぜなら,現存する邪悪な事物の体制が終わる時,きたるべき,エホバの正義の新秩序は確立され,生きてそれを目撃する人すべては,豊かに祝福されることになるからです。
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広まる同性愛行為ものみの塔 1970 | 8月15日
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広まる同性愛行為
現代を対処しにくい危機の時代としているものの一つに,同性愛行為が広まっているという事態があげられます。『1,200万人のアメリカの男女は同性愛者であろう』と言われています。(タイム誌,1969年10月24日号)オランダにおける同性愛のまん延ぶりは著しく,この国は「同性愛者のメッカ」と言われています。そして,今日の演劇,映画またテレビにいたるまで,同性愛を主題としたり,背景とするものが段々と多くなってきています。
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