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  • 人類の苦悩 ― だれが配慮を怠った結果ですか
    目ざめよ! 1975 | 1月8日
    • に新しい細胞や組織が形成され,破壊された部分が再生されます。

      ハーバード大学の生理学者であったウォルター・キャノンは,人体の防御手段が余りにも複雑で多くの要素から成っている点に心を動かされて,次のように述べました。「人体と健康維持のためのその機構について多くを理解すると,どうして人は病気になるのだろうかと不思議に思えるほどである」。

      それでも人々は病気にかかり,愛する者たちが死んでゆきます。なぜですか。神が配慮を払っておられないためですか。そうであるとすれば,健康を維持するためのあらゆる備えがなされているのはなぜですか。

      答えられねばならない問題

      人類の苦悩の原因を神の配慮の不足に帰するなら,それによって答えられると同じほど,あるいはそれ以上の疑問が新たに生じることは明らかです。それは,地上における生命活動を理屈に合わないもの,矛盾に満ちたものとすることになります。しかし,神は存在しないと唱えるのは問題をいっそう難しくさせるだけです。創造者がいないとすれば,そもそもわたしたちはどうしてここに存在しているのでしょうか。仮に創造者がいないとすれば,人が生きることにはどんな目的があるのですか。

      戸,窓,部屋,そのほか明らかに人間が使用するために設計された特色を持つ家を見る場合,わたしたちはその家に造り手がいることを認めます。この地球全体は,人間がこれまでに建てたどんな家にも勝って,人間が住むのに適した多くの特色を備えています。人間が建てる家は,食糧,水,燃料などを外部の源に頼らねばならないからです。霊感を受けた使徒パウロが次のように書いたのももっともです。「言うまでもなく,家はすべてだれかによって造られるのであり,すべてのものを造られたのは神です」。(ヘブライ 3:4)ある家の中でだれかが犯罪を犯したり,その家に住む人が病気になるなら,それによって,それを建てた人の存在が否定されますか。

      いろいろな事実は,地上で経験される苦悩の大半が人間自身の責任に帰せられることを,わたしたちに認識させます。人間の利己心,国家主義また,民族主義的誇り,偏見と憎悪,さらには不正直さ,肉欲,あせりと怒りなどが,生活上の不快な事柄の原因となり,圧制と貧困をもたらし,結婚関係を破壊し,家庭生活を廃滅させ,暴力と戦争を引き起こしてきました。人間は自分の住み家であるこの惑星としての地球をひどく誤用してきたのです。

      あなたも,これが真実であるのを認められるでしょう。しかし,まだ次のような疑問を持っておられるかもしれません。「では,なぜ神はそれをこのままにしておかれるのだろうか。なぜ神は問題に介入して,すべての悪と圧制と暴力に終止符を打たれないのか。無実の者が悪行者と共に苦しみに遭うのはなぜか。また,いつかはわたしたちすべてに襲いかかる病気の苦しみを含め,明らかに人間の力では変更しえない事柄についてはどうだろうか」。

      これらすべては,問題をその一番始めの時点,つまりその発端までたどって行く必要のあることを示しています。そうしなければ,疑問に対する答えを得ることはできません。幸いなことに,そうするための方法があります。実際の証拠が明らかにしている事柄を検討してください。

  • いつ,どこで問題は始まったか
    目ざめよ! 1975 | 1月8日
    • いつ,どこで問題は始まったか

      この地球は,本当に喜びの多い住まいとなり得ます。今日のすべての問題の中にあっても,たいていの人は生活からある程度の喜びを得ています。人々が自分の命を失わないようにほとんどどんな事でもするのはそのためです。生きるのをつらいと考え,「あきらめて」死を選ぶのは,まだ地上の40億近い人々のほんの少部分にすぎません。

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