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  • 満足のゆく目的がある生活
    目ざめよ! 1975 | 8月8日
    • 聖書は,神の前にあって善良な人に,エホバが『知恵と知識と喜びを』お与えになると約束しています。(伝道 2:26)現在,「霊と真理をもって」神を崇拝する何十万もの人々は,そのような経験をしてきました。そのような人々は神のご意志を行ない,神の王国の良いたよりを同胞に宣べ伝えて,生活に満足のゆく目的を持っています。(ヨハネ 4:24。マタイ 24:14)神が聖書を通して与えてくださる知恵と知識を学び,それに従って行動する人々は自分たちの生活がむなしいと感じることはありません。また,生きることが退屈になったとか,いやになったと思うこともありません。それどころか,それらの人は満足のゆく目的に満ちた,真に幸福な生活を送っています。

  • 性病の支払う高い代償
    目ざめよ! 1975 | 8月8日
    • 性病の支払う高い代償

      生後19日の赤ん坊がアメリカ,ジョージア州アトランタのある病院に運ばれました。その幼児は,出生以来乳を十分に吸うことができず,こん睡状態に陥っており,左の目からは黄色いうみが出ていました。

      同病院の医師たちは,抗生物質を投与し,赤ん坊を救おうと並々ならぬ努力を払いましたが,容態は悪化する一方でした。いったいどこが悪かったのでしょうか。

      病因を突き止めるために2週間以上が費やされ,最終的に,性病の一種である第2型単純疱疹のウイルスに感染していたことが明らかになりました。この赤ん坊は現在,脳障害児を収容する施設に預けられています。

      性病ということばは,世界中の何百万もの人々にとって普通によく使われることばです。米国疫病まん延予防センターの性病部門の責任者ラルフ・ヘンダーソン博士は,「性病は,感冒に次いで非常に伝染しやすい疾病である」と語りました。

      性病とは何ですか。性病はどれほど恐ろしいものですか。性病にかからないようにするための確実な方法がありますか。

      性病(英語: venereal disease)とは,幾つかの接触性伝染病のどれにでも当てはまることばです。中でも最もよく知られているのは梅毒と淋疾です。こうした疾病になぜ“性”という語が含まれているのでしょうか。

      ブリタニカ百科事典(1974年版,英文)はこう答えています。「種々の異なった性病が互いに関連付けられているのは,その作因や組織反応や症状に類似点があるからではなく,愛の女神Venusから派生したvenereal(“性交の”)という,その総称に含まれている語に暗示されるように,それぞれの性病が主として性交によって伝染するからである」。

      「まるで戦争をしているようだ」

      性病は近年,野火のような勢いで広まってきました。1974年4月号のライフ・アンド・ヘルス誌は,米国の淋疾に関連して,「新たな感染者が16秒ごとに一人,つまり一日に7,000人出ている。一年にすると250万人になる」と報じました。梅毒のほうも,毎年8万5,000人ほどの割合で増え続けています。米国政府の一機関が行なったある調査報告は,性病をこの国の「最も深刻かつ急速なまん延率を示す疫病」と述べました。

      性病は相手の年齢をより好みしません。性病患者の大半が10代および20代の若者であるとはいえ,中には60歳以上の人が感染する場合もあると報告されています。また,非常に幼い子どもでさえ性病に悩まされることがあります。先に引用したライフ・アンド・ヘルス誌は,米国「東部のある都市では,報告された一年間の淋疾1万3,000件のうち50件は,10歳以下の子どもたちの間で生じたものである」と指摘しています。

      ペニシリンや他の抗生物質を用いて性病のまん延を防止しようとする試みは効果を発揮してはいません。ラルフ・ヘンダーソン博士はこう嘆きました。「性病は全く手に負えなくなってきた。真剣に取り組めば取り組むほど新たな感染者が見いだされる。まるで戦争をしているようだ」。

      性病がこれほどまん延しているのはなぜか

      近年,性病患者が非常な勢いで増加していますが,いったいどこに原因があるのでしょうか。著述家ダグラス・コリガンは,1973年6月号のサイエンス・ダイジェスト誌上で自分の見解をこう表明しています。「人によって答えはさまざまだが,最も広く認められている定説化した答えは,pill(経口避妊薬),promiscuity(性的乱交)およびpermissiveness(自由放任主義)の三つである」。

      性病の非常に伝染しやすい性質も,その急速なまん延に大きく寄与しています。寄稿家でもある一医師のもとに寄せられた次の手紙は,どれほど容易に性病に感染し得るかを示しています:

      「わたしは18歳の少女です。大学に入学する前の身体検査や血液検査の結果性病にかかっていることが分かりました。その時のショックはいまだに消え去りません。どうして性病をうつされたのか,自分では心当たりがありません。男の子とはせいぜい夜別れる時にキスをするぐらいで,ましてや,性的関係など一度も持ったことはありません」。

      この手紙を受け取った医師は,その答えの中で,淋疾や梅毒の病原菌が人体の開口部の内側の粘膜で繁殖することを指摘し,「例えば,口やくちびるも開口部に属します。こうした箇所の粘膜が感染していると(例えば,痛みを伴わない淋疾性の小さな潰瘍が生じる場合),キスをしただけで病気をうつすこともあり得ます。お分かりになりましたか」とつけ加えました。

      性病に感染していても何の症状も現われない場合が少なくありません。そのため,中には自分が感染していることすら気付かない人がおり,こうしたことが性病のまん延に拍車をかける別の要因となっています。

      梅毒の払う高い代償

      聖書は率直に,「淫行をならわしにする者は自分の体に対して罪を犯している」と述べています。(コリント第一 6:18)性病で苦しんでいる人の支払わねばならない高い代償は,このことばの真実さを如実に物語っています。一例として梅毒を取り上げてみましょう。

      梅毒は,顕微鏡的生物“スピロヘータ”,つまり梅毒トレポネーマと呼ばれる螺旋もしくはコルク栓型の病原菌に感染する結果かかる疾患です。スピロヘータは,皮膚や粘膜の傷口を通して体内に侵入し,数時間後には繁殖を始め,血管やリンパ系を通じて体中に広がります。医学専門家は梅毒を3期に分けています。ところが多くの場合,症状が現われるまでに10日から10週間に及ぶ“潜伏期”があります。

      “第1期”梅毒に見られる最初の症状は,病菌の侵入口に発生する傷口のあいた潰瘍,つまり“硬性下疳”です。普通,これは痛みを伴わず,あまり目立たないため,気付かない場合があります。また,治療しなくても,2週間から6週間で自然に治ってしまい,そのため当人は,つい大丈夫なのだと思い込んでしまう場合があります。硬性下疳を伴うこの時期の梅毒では,通常近くのリンパ節が肥大します。

      “第2期”梅毒の徴候は,硬性下疳の発性後4週から数か月の後に現われます。第2期のそうした徴候は,わずか2,3日しか持続しないこともあれば,時には数か月間も持続することがあります。そしてその後,治療を受けない場合でも,自然に消滅します。梅毒感染者の約半数は,骨や関接部のかすかな痛み,頭痛,咽喉炎などの症状を訴えます。また,第1期の幾つかの症状が持続し,

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