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あらゆる偽りの宗教に対する輝かしい攻撃ものみの塔 1969 | 2月1日
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な滅びをもたらされます。引き続いて直ちに,その政治上の仲間がハルマゲドンにおける「全能の神の大なる日の戦闘」でことごとく滅ぼされる時,そのわざは本当に不思議で異常なものと言えるでしょう。(黙示 17:15–19:21)その後ただちに,偽りの宗教の神,悪魔サタンと配下の悪霊はすべて捕えられ,死のような無活動の底のない穴に投げ込まれ,御子イエス・キリストによる神の国の統治期間中,閉じ込められます。(黙示 20:1-6; 21:26,27)これらすべての事柄は,文字にしるされた神のみことばの中に預言されており,神はご自分のことばを決して破棄されず,忠実に守られ,これらの願わしい事柄すべてを成就されます。
24 偽りの宗教の滅びに続いて何がもたらされ,人類の永遠の福祉が図られますか。
24 この方法によってのみ,神は偽りの宗教のない世界を造り出されるでしょう。そのような世界にかんするこの「福音」を,いま宣明している,地上の神の証人たちは,神の御手によって生きながらえ,そして,神の約束された,真の宗教の世界は,彼らをもって始められるでしょう。その時,「エホバの栄光を認むるの知識 地上にみちて あたかも海を水のおほふがごとく」になるでしょう。―ハバクク 2:14。
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「福音」大会に出席して何を学びましたかものみの塔 1969 | 2月1日
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「福音」大会に出席して何を学びましたか
聖書のヘブル書 10章24,25節にも命じられているとおり,エホバの証人は老若を問わず,喜びのうちに大会に集まります。それで,幾十万もの人々が長途の旅をもいとわず,「すべての国の民に対する福音」大会の一つに出席したのです。昨年7月と8月中,北半球では25の土地の120あまりの都市でそれらの大会が開催され,彼らは群れをなして集まりました! 出席者数はほとんどの土地で,前年より10ないし30%多く,合計,92万8756人でした。
これらの大会には若い人々も数多く出席しました! 一般の報道機関もしばしばこの点を報じ,証人たちの間には『世代の隔たり』がないことを指摘しました。それで,(デンマーク最大の日刊紙の一つ)B・T紙は,多数の若い証人たちとの会見記を載せ,聖書,道徳,結婚,服装その他に関する彼らの見解を報じ,その紹介のことばは一部次のとおりです。
「それは老人のための事柄ではない。比較的に若い夫婦や独身の人々,青年男女,10代またそれ以下の子供たちなど大勢の人々が出席して,年上の者たちの話や聖書の説明にみな落ち着いてじっと耳を傾けている。エホバの証人の間には若者の反逆は見られない。彼らを固く結び合わせているものは,一言でいえば,真理である。それにしても,青少年の心を完全にとらえ,その生活態度を完全に変えさせ,また,同じ年齢の他の若者とほとんどすべての点で異なった生き方をさせるほどに強力なその真理とは,いったいどんな種類の真理であろうか」。
これら若い人々の大会に対する認識のほどは,彼ら自身も携わるプログラムの一端にも伺えるとともに,喫茶,食堂,清掃など色々な部門でのその熱心な働きぶりや協力にも示されています。さらに大会に出席するために払われた努力にも表われています。全部の親たちが家族全員を大会に出席させるだけの余裕があるわけではないからです。アイルランドの,7歳と8歳になる二人の少年は,木を切って,たきつけを作り,それを売って,大会に行く旅費を生み出しました。アメリカ,ワシントン州の一部の少年たちは,漁師が使う大みゝずを何千匹も取っては,1匹1セントで売り,大会への旅費を補いました。ニューヨーク市ブロンクス地区の十代の少女たちは,学校を終えたのち夜に子守りをしたり,一少年は新聞配達をしたりしてお金を貯え,それぞれワシントン市での大会に出席しました。
この大会に出席した人がすべて,特別手当とでも言える数多くのさゝやかな祝福にあずかったことは確かです。楽しい食事をとり,兄弟たちや長年の友人に会ったり,新しい友人を見いだしたり,賛美の歌に声を和したりしました。しかし,より大きくて重要な霊的祝福にあずかることを考えれば,こうしたさゝやかな事だけで満足したのでは,まちがいでしょう。大会に出席した人は,プログラムからどれほど多くを学びましたか。あなたはどれほどの益を得ましたか。それで,大会のプログラムを一日ごとに簡単に復習し,顕著な点を心にとめるのは有益なことでしょう。
第一日
大会は,「『福音』により私たちは集められた」と題する歓迎のことばで始められ,話し手は開口一番こう尋ねました。「もし福音のために生きるのでなければ,あなたは今どこにいるでしょうか」。そして次のように続けました。「皆さんの中のある人々は生きてさえいなかったかもしれません。わたしたちはこの福音によって生活を変え,心の平安と安全を得ました。生きるための何ものかが与えられたのです。この大会で備えられる充実した霊的な食物を注意深く取り入れるとき,この大会はクリスチャンとしてのあなたの生涯の里程標となるに違いありません」。
次は,「神が私たちになさった事を感謝する」と題する司会者の話でした。なかでも話し手は小さなトランジスタから外洋航路の巨大な客船まで作り上げた人間の手や,映画の撮影機の見事に作られた球状の小さな二つのレンズに似た人間の目など,創造の驚異の数々を指摘しました。また,数多くの霊的な祝福についても述べました。その主要なものの一つは,人類の贖い主として与えられた神の御子です。それは,神のなさった事柄に対する認識を深めさせるすばらしい話で,大会の初日を飾るすぐれたものでした。
次は,「あなたは自分の生命をどのように用いていますか」と題する,劇を含むプログラムで,これは多大の成功を収めました。そして,クリスチャンの,社交的な集まりの際に聖書の特定の個所を,一度に二,三節ずつ読んで討議すれば,霊的に有益な時を過ごせることが示されました。また,家督の権を軽んじたエサウは,自分の相続するものに対する認識に欠ける今日の一部のクリスチャンにとって警告となることが示されました。(マタイ 25:34)そのうえこの劇は,アブラハム,イサク,ヤコブそしてエサウのことを,かつてないほど生き生きと聴衆の心に印象づけました。アブラハムがイサクをさゝげる場面を描写した感動的な部分では,聴衆の多くが目に涙を浮かべました。
晩のプログラムは全時間の開拓宣教に携っている若い人々の興味深い経験やりっぱな話で始まりました。なかでも次のような典型的な感想が述べられました。「単に開拓奉仕をしたいと希望するだけではなく,開拓奉仕をする決意が必要なことを知りました」。「開拓奉仕をすれば,多くの人々を献身に導く深い喜びを味わえます」。高校卒業後,開拓奉仕
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