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「古き良き時代」の精神をとらえるものみの塔 1978 | 2月15日
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互いに受け入れ合う,真の意味での共同体を形造っている」ことを認めるようになりました。そして,結論としてこう述べています。「エホバの証人は,主体性や自尊心,互いに受け入れあう共同体,そして将来への希望などを見いだす方法をその帰依者に与える,代わりになる処世術を提供している」。その希望は,人間の技術面での進歩のもたらした弊害だけでなく,人間の不完全さが引き起こす影響をも除去する,という神の約束を中心としています。確かに現代は,聖書の中で「終わりの日」として正確に描写されている時代で,多くの人が『自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,親に不従順な者,感謝しない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,自制心のない者,片意地な者,神を愛するより快楽を愛する者』となることによってしるしづけられています。(テモテ第二 3:1-4)しかし,神は間もなく事態を変化させることを保証しておられます。
神は,地の表から悪をぬぐい去り,義の新秩序を確立することによってそれを成し遂げられます。証拠から見て近い将来に到来するその時代の有様を描写して,啓示 21章4節はこう述べています。「また[神]は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」。イザヤ 65章17節(新)に見られる同様の預言はこう述べています。「いまやわたしは新しい天と新しい地を創造するからである。以前の事柄は思い出されることなく,それらは心の中に上ることもない」。神の備えてくださる事態は,以前に存在していたものよりあらゆる点で優れているため,過去を懐かしむ理由は全くなくなります。そうです,その時には,「古き良き時代」を懐かしく思う衝動にかられることはないでしょう。
間もなく到来しようとしている良き時代について,さらに詳しく知りたいと思われるなら,エホバの証人は,あなたが聖書を研究するのを喜んでご援助いたします。聖書を研究すれば,あなたも今現在の生活に,またエホバの証人の生活の,それと認められる一面である,保証された,“将来に対する希望”に深い満足を見いだすことができます。
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統治体の新しい成員ものみの塔 1978 | 2月15日
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統治体の新しい成員
1977年9月7日,エホバの証人の統治体は,ブルックリンにおける統治体の奉仕に加わるよう,油そそがれた三人の兄弟たちを招待することに決定しました。統治体の新しい成員は,米国のケーリー・W・バーバー,英国ロンドンのジョン・E・バー,そしてドイツ連邦共和国のマーティン・ポエツィンガーです。バーバー兄弟は1923年以来全時間奉仕に携わっており,ブルックリン・ベテルで奉仕したり,旅行する監督として奉仕したりしてきました。バー兄弟は,英国諸島で37年以上奉仕し,ロンドンのベテルで様々な奉仕に携わり,最近には国際聖書研究者協会の会計秘書として働いてきました。マーティン・ポエツィンガーは,1926年に王国奉仕に携わるようになり,1930年に開拓奉仕に入りました。同兄弟は,ものみの塔ギレアデ聖書学校の卒業生です。ナチによる迫害の時代に同兄弟が強制収容所へ収容された際,その全時間奉仕の記録は一時的に中断されました。わたしたちは,王国奉仕が拡大し続けてゆくに際して,統治体の働きにこれら三人の兄弟が加わることを楽しみにしています。現在,エホバの証人の統治体には18人の成員がいます。
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