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  • 悪しき霊に対する戦に勝つ
    ものみの塔 1956 | 6月1日
    • キリストを通して,神の御旨にかない,栄冠をうけるためには,私たちは神によつて合法とせられることをしたい,と思います。世の終りの現在,神により是認されている業は,イエス・キリストによつて予言されている次のような業です,『御国のこの良いたよりは,すべての国民に証をするため全世界に伝道されるであろう。それから,全き終りが来るのである。』(マタイ 24:14,新世)ハルマゲドンでこの世が終るまで,私たちはこの業を行います。そして,御座につかれた王イエス・キリストは,私たちを必らず「合法の働き人」と認め,また天の御父の御旨にかなう者で,ハルマゲドンを無事に生き残り,神の新しい世に入るにふさわしい者と認めるでしよう。

      悪鬼は人間社会をハルマゲドンに追い立てる

      35 今日,霊媒術がひろまつているために,私たちはどんな防禦の行をしなければなりませんか。

      35 私たちは,いま『悪しき日』に生活しています。いまこそ,私たちが全武具をつけて天界にある悪霊の攻撃に『かたく立て』と命ぜられている時です。そして神の律法に従つて『御国のこの良いたより』を全地に伝道することにより,人間の目には見えない超自然の勢力に敵対して『御霊の剣である神の御言葉』を用いなければなりません。悪魔の宗教である霊媒術がひろがつて,政府の最高の職につく人によつて行われていようとも,私たちは驚きません。

      36 政治指導者や宗教指導者がなす霊媒術の行について,聖書の記録とこの世の歴史は,何を示していますか。

      36 1954年3月10日号の『国民』(英文)という難誌の中に,次のような記事が載せられていましたが,それはキリスト教国の政治政府が神の御国のものでないことを,一層良く証明するものです。『首都の占星者たち: 指導者たちは霊媒術者の助言を乞う。マミー・アイゼンハウァーやワシントンの役人たちはジーンを訪問 ― 将来の成行を熟視するワシントンでは,ジーン,ディクソンは燈台のような存在だ。ジーンは水晶球を用いながら将来の事を見るが,その予言は驚く程正確であるため,今では首都の指導者たちや実業家たちは,ディクソンを定期的に訪問している。』この報道は,1953年8月22日から24日でアメリカ全国に発行された有名なドルー・ピァーソンの記事を裏づけるものです。ピァーソンの記事は,『大統領夫人は自分の運を告げられてよろこぶ』とか,『アイゼンハウァー一家は将来の運を見る』などのような見出しの下にいろいろな新聞に記載されたのです。聖書や昔の歴史によると,王や皇帝や宗教指導者たちは,悪鬼から情報,指示,そして援助を受けるために,霊媒術を行つたことが分ります。今日,悪しき霊者たちは,キリスト教国にいる政治界や宗教界の指導者たちに影響を及ぼしています。聖書の歴史や,またこの世の歴史は,霊を行う国や帝国が必らず亡んだ,ということを示しています。現在でも同じです。霊媒術を行う国は,ハルマゲドンの戦で亡びてしまうでしよう。

      37 聖書から見て,今日怒り狂う悪霊の攻撃を,主として誰がうけていますか。なぜですか。

      37 悪しき霊者たちは,今まで曾つてない程に全人類に近づいています。そのわけは,キリストによる神の御国が1914年,天で設立されたからです。御国が設立されてすぐ後に,天では戦争が起り,サタンとその悪鬼共はことごとく高い天から永遠に追い落されました。新しく生まれた神の御国に敵対して,これらの悪鬼共やそのかしらは戦争を行いました。しかし,彼らはその戦争に敗れ,この地に投げ落されてしまつたのです。彼らはタルタロスの暗やみにいるため,神の詳細な目的は分りません。それで,ハルマゲドンはすぐに行われて,彼らが1000年間底のない坑に投げ入れられる時は近づいていると,考えたことでしよう。彼らは躍起になつて人間社会を破滅しようと努め,特に当時の人間社会に捕われていたヱホバの民を亡ぼそうと図つたのです。この世の神々であり,かつ見えざる支配者であつたサタンやその悪鬼共の政策は,『支配か亡びか』です。そして,特にヱホバの証者の亡びを念頭に置いているのです。―ペテロ後 2:4。黙示 12:17。

      38 今日のヱホバの民は,なぜ悪霊の攻撃にかたく対抗して立ち得ていますか。

      38 しかし,全能の神はこれを阻げられ,悪鬼共の無謀の計画をくつがえされました。1918年に悪鬼共を底の無い坑に入れたり,または第一次世界大戦の最高潮に,悪鬼共をして人間社会を亡ぼさせるのは,神の御目的ではなかつたのです。神は勝利の王イエス・キリストの天の戦争をハルマゲドンまで続けさせなかつたのです。ハルマゲドンの時に,サタンの目に見えない制度にも,見える制度にも『大きな患難』がふりかかつてきます。ヱホバはその『天の戦争』を中止せられて,悪鬼共を天からこの地に追い落されました。それは,天の戦争に敗れて卑しめられたサタンと悪鬼共を,ハルマゲドン前の『短い期間中』この地に存続せしめるためです。このように,神はサタンの世にのぞんだ『大いなる患難』を短くせられました。(マタイ 24:21,22)それは,悪鬼共の福利を図つたのではなく,神の『選民』たちのためだつたのです。かくして,神の『選民』は,この世の人間社会とともに亡びるのをまぬかれました。一方,ヱホバの証者は,ずつと間近かに接近した悪しき霊者共と絶えず戦うことになりました。しかし,現在にいたるまでヱホバの証者は『悪魔の策略に対抗して立ち』得てきています。―エペソ 6:11,新口。黙示 12:13-17。

      39 最近に悪魔と悪鬼共が卑しめられて以来,聖書の予言しているどんな状態がこの地上にひろまつていますか。

      39 ヱホバの証者は,「神の武具」を身につけて,「御霊の剣,すなわち神の言葉」を揮い,またあらゆる場合にも祈りと願いを神に捧げているため,しつかりと立ち続けており,悪鬼共がこの地上に力を集中している現在でも,なんの害をも受けずに存在しています。しかし,一般の人類は,いまハルマゲドンの亡びに向つて駆り立てられています。このことについて,ヨハネ黙示録 12章10-12節(新口)は,次のように叫んでいます。『われらの兄弟らを訴える者,夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は,投げ落された。兄弟たちは,小羊の血と彼らのあかしの言葉とによつて,彼にうち勝ち,死にいたるまでもその生命を惜しまなかつた。それゆえに,天とその中に住む者たちよ,大いに喜べ,しかし,地と海よ,おまえたちはわざわいである。悪魔が,自分の時が短いのを知り,激しい怒りをもつて,おまえたちのところに下つてきたからである。』悪魔の世に属する科学者たちは,原子爆弾,水素爆弾,そして大量殺人を図る恐ろしい武器を遂に発明しましたが,それは全く当然なことでしよう。核分裂の発見は,さかんに実用化されていますが,それは平和を図るためでなく,世界支配を握ろうとする戦争のためだつたのです。すべては悪鬼共の影響をうけているのです!

      40 神の小羊に従順に従う神の真の崇拝者たちは,いま地の近くの霊界に何が行われているのを見ますか。

      40 私たちは,霊媒術者の水晶球とか霊媒術に頼らず,むしろヨハネ黙示録に記されている予言的な象徴によつて,地に近い霊界でいま何が行われているかを知ります。サタンと悪鬼共は現在その霊界に閉じこめられているのです。彼らはヱホバの証者たちに対して勝利を得ることもできず,また証者たちを集めて山羊のごとくになし,ハルマゲドンの時に,全能の神に敵対して戦わせるなどということもできません。ヨハネ黙示録を書いたヨハネは,『見ていると,見よ,小羊(キリスト)がシオンの山に立つていた。また,十四万四千の人々が小羊と共におり,その額に小羊の名とその父の名とが書かれていた。』キリストと共に天的なシオンの山に立つ14万4000の霊の勝者の他に,ヨハネはすべての国や言語から来た『大いなる群衆』を見ました。彼らも神の霊的な宮で神に絶えず崇拝と奉仕を捧げているのです。―黙示 14:1; 7:9-15。新口。

      41 ヨハネの予見によると,サタンと地に活動を制限されている霊者たちによつて,いま誰が害をうけていますか。

      41 ヨハネの予見によると,また実際に現在ではどんな人々がサタンと悪しき霊者共によつて集められてその害をうけていますか。ヨハネは,次のように述べています『また見ると,龍の口から,獣の口から,偽予言者の口から,蛙のように見える三つの汚れた霊感の表現が出てきた。それらは,実際に悪鬼共によつて霊感された表現であつて,しるしを行うのである。そしてそれらは全地の王たちのところに行き,全能の神の大いなる日の戦争のために,かれらを集める。……彼らを,ヘブル語でハルマゲドンと言うところに集めた。』― 黙示 16:13-16,新世。

      42 ヱホバの証者は,神の与え給うどんないましめに従つているため,悪しき霊者共に対して確な保護を得て,彼らに打ち克ちますか。

      42 ヱホバの証者は,悪鬼に導かれている『全地の王たち』に従つておりません。またハルマゲドンのときには,彼らの戦列に加わりません。彼らは『小羊(イエス・キリスト)の行く所へは,どこへでもついて行く』のです。(黙示 14:4,新口)ハルマゲドンのとき,イエスはサタンの世のすべてに敵対します。イエスに従つて,イエスの側に立つとき,私たちは現在の『終りの時』でも,悪しき霊者共に打ち克つことができます。ハルマゲドンのときに,私たちは悪しき霊者共に対するイエスの勝利を目撃します。

      戦いを続けよ!

      43 私たちが,いまだかつてない程に良く注意を払い,戦い,そして祈らねばならないのは,なぜですか。

      43 ヱホバの証者は,悪しき霊に対して戦つていますが,その戦はまだ終つていません。敵である悪魔サタンは,世界支配者としての地位を保とうと努めています。悪魔とその悪鬼共は,世界支配者,すなわちエペソ書 6章12節で新世訳の訳出しているように,『この世の支配者』です。特に,キリスト前607年にエルサレムが亡んで神の模型的な神権政府が覆えされてからは,悪魔と悪鬼共はこの世を悪く支配してきました。ヱホバの証者は,キリストを通してなされる神の新しい世の支配という,別の支配の良いたよりを伝道するため,悪魔と悪鬼共はヱホバの証者に反対しています。ヱホバの証者は,いまだかつてない程に良く注意を払い,戦い,そして祈らねばなりません。

      44 いまの時代は,どのような点で大洪水前のノアの時代のようですか。

      44 イエスは,人の目に見えない御国に御自分の臨在される時について,次のように確かに言われています,『丁度ノアの時代のように人の子の臨在も同じようである。』(マタイ 24:37,新世)大洪水の来る以前のノアの日には,神の不従順な霊者たちがいました。彼らは霊媒術の助けなしに人間の形に姿を現わし,人間の娘と結婚してネピリムという異常児を産みました。ネピリムは,非常な巨人であつて人類を堕落させるとともに,地を暴逆で充たしました。(創世 6:1-4,11,12)人の子の臨在されている時代が,大洪水前のノアの時代と同じようである。といつても,悪鬼共が昔のように人の形に表われて人間社会に問題を生ぜしめるというわけではありません。また,悪鬼共が人の形に表われて,今日の人間の娘と結婚し,そしてハルマゲドンで亡される新しいネピリムをつくり出すというわけでもありません。悪鬼共は,いまや『獄につながれた霊者』であつて,人の形に表われることは,神によつて禁ぜられています。しかし,悪鬼たちは自分の目的をなしとげるために,人の形に表われる必要はないのです。悪鬼は,霊媒術を行う霊媒の女に憑くことができます。(ペテロ前 3:18-20)1914年に御国が設立されてから,すでに40年以上経つています。そして,悪しき霊者たちは人間の形に表われなくても支配力を行使し得ることを示してきました。彼らは霊媒術をひろめ,人類を堕落させ,地を暴逆で充たし,この世に属するあらゆる政治制度の支配者たちをして全能の神とキリストに敵対せしめ,そしてハルマゲドンにおける最終の戦に追い立てています。悪しき霊者たちは,首尾よく全地を誘わしてきましたが,ヱホバの証者の新世社会を惑わすことはできません。

      45,46 現在の勝利と最終の勝利は,御国を伝道する神の新世社会の者たちにどのような結果をもたらしますか。

      45 ヱホバの証者は,宗教宣伝や政治宣伝,またこの世に属する人間支配者の政治や運動の影響をうけません。また,この世と提携して,この世の一部になることを拒みます。彼らは,キリストを通してヱホバ神に全く献身しており,この世からは分かれています。象徴的な龍と,その政治的な獣と,そして偽りの予言者の口から出る悪鬼の霊感の表現は,ヱホバの証者によつてはつきり曝露されています。ヱホバの証者は,龍である悪魔の手立てに注意するよう他の人々に警告しています。そして,悪しき霊者の力からの真の自由を得させる強力な音信,『御国のこの良いたより』を伝道しています。良いたよりが宣明されるにつれて,悪しき霊者の見えざる支配は確実に押し除けられて行きました。そして,いま幾十万という人々は,ヱホバの御霊の注がれている新しい世の社会に集まつています。私たちは新しい世の社会でかたく立ち,霊の武器を身につけて神権的な戦をなし,かつ神に祈ります。そして,主の力と主の大能の勢威の中に絶えず勝ち続けます。

      46 最終の勝利は,いまや目前に迫りました! ノアの日と同じように,私たちは最終の勝利を得るでしよう。その時,ヱホバの日は夜の盗人のごとく突然に来て,この世はハルマゲドンで亡びに打ち棄てられます。霊媒術や悪霊の存在は,ことごとくなくなると共に,新しい世の社会に属する私たちは,勝利の王イエス・キリストと一緒に,神の宇宙的主権下にある正義で悪鬼のいない新しい世に入ります。―ペテロ後 3:10-14。

  • その22B 会衆の宣教学校
    ものみの塔 1956 | 6月1日
    • ヱホバの證者の近代歴史

      その22B 会衆の宣教学校

      ギレアデのものみの塔聖書学校は,1943年2月に開始されてから,順調にすすみ,いまや協会は,新しい教育計画の第3段階に入る準備が整つていました。これは,新しい画期的なものでした。ヱホバの証者の会衆をさらに組織して,ヱホバの証者の各人が更に効果的な伝道者になるように訓練し,地方会衆の教育計画を実行する時機が熟してきていました。すなわち,すべの会衆に神権学校が設けられたのです。最初には,英語を話す国々で,この宣教学校が開始され,つぎに,他の国々においても,教科書が翻訳され次第,その新しい計画を始めるようにすすめられました。この大規模な教育計画を1943年に開始するにあたつて,最初の教科書は作成されました。それは『神権宣教の課程』(英文)という題で,52の課から成りたち,毎週一つの課を終了するようになつていました。この96ページの本は,新しく始められた会衆の神権学校の司会方法につき詳しい指示をのせているものです。

      新しい計画を実行に移す

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