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偏見は克服できる!目ざめよ! 1985 | 2月8日
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人々が快活に振る舞う傾向の強い国の出身であれば,人々が遠慮勝ちな態度を示す国へ移り住んだ場合,自らを幾らか調整するほうがよいでしょう。聖書はいみじくも,「おのおの自分の益ではなく,他の人の益を求めてゆきなさい」と述べています。(コリント第一 10:23,24,31-33)偏見の根本にあるのは大抵の場合,利己心と不寛容であることを忘れてはなりません。
偏見が克服される!
このように聖書には,個々の人が偏見を克服し,また偏見に対処するのに役立つ実際的な助言が満ちています。しかし,敬虔なクリスチャンにとってさえ,それを実践するのは必ずしも容易ではありません。少し前に,エホバの証人の大会の休憩時間中に起きた出来事について考えてみましょう。食物を載せたトレイを持って歩いていた女性がいすにつまずき,飲み物を別の婦人の脚の上にこぼし,すっかりぬらしてしまいました。一つの事実を除けばこれは大したことでないように思えたかもしれません。その事実とは,一方の女性が黒人で,もう一方が白人だったということです。
そのあとに続いた短い,しかし怒りを含んだやり合いは,うっ積した人種的な敵意を明らかにするものでした。普通なら,謝って済ますことなどとてもできないような状況でした。事の成り行きを見ていた一人の人の助けを得て,この二人の女性は自分たちがクリスチャンであることを思い起こさせられました。二人は人種偏見が間違っていることを知っており,互いに平和な関係にならなければ,神の恵みのもとにはとどまれないことを承知していました。(ヨハネ第一 4:20)この二人の婦人が涙ながらに抱き合い,互いに謝罪し合うのを見るのは確かに感動的でした。さらに大切なこととして,二人はその出来事を忘れ,古くからの友人であるかのように話し合っていました。
このように,偏った見方を除き去る面でエホバの証人にはかなりの進歩が見られます。ご自分で確かめてみてください。神の言葉には確かに力があるという事実,偏見をも克服するに足るだけの力があるという事実の生きた証拠となる文字通り幾百万ものエホバの証人がいるのです。
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教会の壁画の修繕費請求書目ざめよ! 1985 | 2月8日
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教会の壁画の修繕費請求書
幾世紀も昔のこと,英国南部のテルスコムにある教会は,その教会内の壁画を修繕させました。例によって,その壁画は幾つかの非聖書的な偽りの教理を取り上げたものでした。しかし,教会の当局者に提出された古代の請求書はなかなか興味深いものです。それには成し終えられた仕事の明細が書いてあります。
「天を修繕し,星を調整し,大祭司の僕を洗ってそのほほに紅を入れ,地獄の炎を鮮やかにし,悪魔に新しいしっぽをつけ,地獄に落ちた者たちに少し手を加え,十戒を修正するための費用」。
これは締めて幾らだったでしょうか。何と5,520円に相当する額でした!
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傷をいやすはち蜜目ざめよ! 1985 | 2月8日
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傷をいやすはち蜜
JAMA(「アメリカ医師会ジャーナル」)誌の編集者が英国諸島のロンドン市チェルシーのロバート・ブロムフィールド博士から受け取った手紙には,はち蜜についての次のような珍しい報告が記されていました。「私は勤務先の,事故および救急部門で過去数か月間天然の純粋はち蜜を使ってきたが,二,三日に一度傷口に塗って乾いた包帯で巻くようにすると,はち蜜はこれまでに私が使ったほかのいかなる外用薬よりもよく,潰瘍ややけどの治癒を促進する」。
ブロムフィールド博士はさらにこう述べています。「はち蜜は切り傷やすり傷も含め,他のいかなる外傷にもすぐつけることができる。私はすべての医師に,非常に安価で重宝な,消毒および治療薬としてはち蜜を推奨できる。しかも,おいしい味までついている!」
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