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今はどれほど緊急な時ですかものみの塔 1979 | 1月1日
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18 (イ)どんなふるい分ける業が今進行しているように思えますか。(ロ)コリント第二 13章5節のパウロの勧めに十分注意すべきなのはなぜですか。
18 また,1914年に続く十年間油そそがれた残りの者をふるい分ける大きな業がありましたが,ちょうど同じように,「大群衆」に属することを自任するある人々をふるい分ける業が今日進行しているように思われます。使徒パウロの次の言葉はこの危機の時に住むわたしたちすべてに特に適切です。「自分が信仰にあるかどうかを絶えず試しなさい。自分自身がどんなものであるかを絶えず吟味しなさい」。(コリント第二 13:5)わたしたちはエホバに対する自分の献身を真に大切なものとみなしていますか。それはエホバに対して得た非常に親密な関係であり,イエスの犠牲に基づいて可能になったものです。今の時に特権としてあずかり得た仕事,その壮大な仕事においてみ父およびみ子と一つになり得たことを認識していますか。エホバ神,またわたしたちの隣人に対する純粋な愛に基づいて奉仕をしていますか。それとも,ハルマゲドンの戦いの際に“なんとか無事に助かること”,ただそのことがわたしたちの動機となってきましたか。「大群衆」に属する者であるなら,わたしたちは「大患難」に至るまで「昼も夜も」ずっと神への奉仕を続けるのではありませんか。あるいは,自分の警戒を怠り,快楽,不道徳,世の煩いなどによってサタンがわたしたちを圧倒するのを許してしまうでしょうか。
19 (イ)わたしたちは,み使いたちが今この時まで「風をしっかり押えて」きたことをなぜ喜べますか。(ロ)コリント第二 13章11節の言葉にしたがい,わたしたちは今日どのようにして神の組織の前進と歩調をそろえてゆくことができますか。
19 四人の使いは地の四方の風をいつまでも「しっかり押えて」いるわけではありません。わたしたちは,その使いたちが今この時までそうしてきたこと,それが幾百万の人々の救いに至ることを喜べます。しかし,時は急速に尽きてゆきます。わたしたちは活気を保ち,用心を怠らず,常に地上の神の組織と共に歩みを進めてゆくことが必要です。この危機の時代に,エホバのみ名を賛美する点で完全に一致和合した唯一の世界的兄弟関係の中に加わり得ていることは何という喜びでしょう。それと歩調をそろえてゆくために,わたしたちは自分の態度や見方を時おり調整してゆかねばならないかもしれません。しかし,それを謙遜に行なう態勢を常に整えていましょう。事の緊急性をわきまえて奉仕を続けるため,神の民すべてと分かち合う喜びを保つためです。パウロはこう諭します。「終わりに,兄弟たち,引き続き喜び,さらに調整を加えられ,慰めを受け,同じ考えを持ち,平和に生活してゆきなさい。そうすれば,愛と平和の神があなたがたと共にいてくださるでしょう」― コリント第二 13:11。
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『ずっと見張っていなさい』ものみの塔 1979 | 1月1日
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『ずっと見張っていなさい』
「ずっと見張っていて絶えず祈り,誘惑に陥らないようにしていなさい」― マタイ 26:41。
1,2 (イ)イエスが使徒たちに「ずっと見張っていなさい」と命じたのはどのような事のある時でしたか。(ロ)しかし使徒たちはそれにどのように応じましたか。
イエスはどのような時にこの言葉を語られましたか。それはイエスの地上の生涯の最大の危機の時,裏切られ,捕縛され,裁かれ,処刑されるその直前のことでした。それは人類史上最も重大な日となるはずでした。そのとき起きようとしていた事は全人類の救いにつながるのです。その日,イエスは自分の命を犠牲としてささげるはずでした。終わりまで忠実に奉仕し続けた子として,彼は自分の最期の言葉で,「成し遂げられた!」と父に報告することができるでしょう。―ヨハネ 19:30。
2 しかし,イエスの使徒たちは何をしていましたか。使徒たちは,自分の死を記念する催しを創始するその師と共にいてそれに加わったばかりでした。その深い意義を認識していなかったとはいえ,彼らはそれが非常に重大な時であることは知っていました。それなのに,イエスがゲッセマネ
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