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  • 「わたしはその者を終わりの日に復活させるでしょう」
    ものみの塔 1978 | 12月1日
    • のうちに命を』得ることに失敗したのです。―ヨハネ 6:66-71。

      24 (イ)どうしてイエスは天から下って来た「パン」でしたか。(ロ)父がおられるのでイエスはどのように生きましたか。そしてイエスを食べる人々はどうしてイエスのゆえに生きますか。

      24 しかし,イエスは,カペルナウムでのあの集まりにいたユダおよびそのほかのユダヤ人の聴衆に,彼らの父祖が荒野で命を支えるためにマナを食べたことを思い起こさせました。話を結ぶにあたってイエスは,「これは天から下って来たパンです。……このパンを食する者は永久に生きるのです」と言われました。(ヨハネ 6:58)イエスは天では神の「ことば」でしたが,神の定めの時に,『肉体となられました』。(ヨハネ 1:14)したがってイエスは,神の完全な,肉体を持った子でしたから,「天から下って来たパン」,対型的なマナでした。霊的イスラエル人bのための象徴的マナとして役立ったイエスの肉体は,「世の命のため」にも役立ちます。(ヨハネ 6:51)天に父がおられる故に,今日,イエス・キリストは再び天に住んでおられ,不滅です。なぜなら,この「生ける父」がイエスを霊の命に復活させられたからです。同様に,「終わりの日」の来る前に,対型的なマナ(キリストの「肉体」)を「食べる」弟子は,イエスが言われたように,「わたしによって生きるのです」。生きているイエスが,「終わりの日」に彼を復活させるからです。―ヨハネ 6:54,57,58。

      25 (イ)地上でキリストの犠牲を食べる人々は,天でもそうしますか。(ロ)彼らはどんな聖なる職について奉仕しますか。そのため,人類にはどんな益が及びますか。

      25 天では,『自分のうちに命を』持っているので,復活した霊的イスラエル人は,もはやイエスの肉を食べ,その血を飲む必要はありません。(ヨハネ 6:53)彼らは「神とキリストの祭司」として奉仕する特権を得ます。したがってキリストの贖罪の犠牲の永続的な益を人類に授けることができます。(啓示 20:6)天における彼らは永遠の命を有していますから,祭司職の後継者を必要としません。大祭司イエス・キリストのように,千年期全体にわたって,従属の祭司として続けて奉仕することができます。このようにして彼らは,地上の人類を完全な人間へと向上させる仕事に,キリストと共に携わります。

      完全な人間の命のための神の備え

      26 「大群衆」はいつから形成されていますか。彼らは子羊イエス・キリストの血に対してどんな必要を感じていますか。

      26 わたしたちが知っている通り,1930年代の半ばから,キリストの「ほかの羊」の「大群衆」が形成されてきました。(啓示 7:9,10。ヨハネ 10:16)彼らも,1,000年にわたるこの祭司職から益を受けます。「大群衆」の啓示的幻を得た使徒ヨハネは,彼らもまた子羊イエス・キリストの流された血の真価を認識していることを気づかされました。彼らは,それが清めの手段であることを認識しています。というのは,ヨハネは次のように告げられたからです。「これは大患難から出て来る者たちで,彼らは自分の長い衣を子羊の血で洗って白くした」。(啓示 7:14)この人々は,もし自分たちが汚れた衣を身につけたままでいるなら,神の聖なる神殿で,神に受け入れられる奉仕をすることができないのを知っています。―ゼカリヤ 3:3-10と比較してください。

      27 彼らは千年期中に復活は必要としませんが,どんな奉仕の益は必要ですか。

      27 「大群衆」は,記念の墓からの復活ではなく,「大患難」からの「救い」を,神と子羊イエス・キリストに帰します。彼らは守られてその「大患難」を生きたまま通過するのです。ですから,ヨハネ 6章54節で言われている人々とは違い,彼らは『終わりの日に復活させられる』必要はありません。しかし,千年期中の大祭司イエス・キリストと14万4,000人の従属の祭司たちの奉仕の益は必要です。

      28 贖われた,死んでいる人類にとってどんな「時」が近づきつつありますか。彼らの前にはどんな機会が置かれますか。

      28 今や驚くべき「時」が近づきつつあります。それは,エホバの共同審判者としてのイエス・キリストが,『記念の墓の中にいる者をみな』,贖われた者として出てくるように呼びかけられる「時」です。彼らはみな,好むと好まざるとにかかわらず,イエス・キリストの天の王国の地上の臣民にされます。そして彼らの前には,楽園の地上で完全な人間の命を得る機会が置かれます。―ヨハネ 5:28,29。

      29 そのとき「大群衆」と復活した人類は,何を飲みまた食べますか。そして「大群衆」はどんな特別の機会を持ちますか。

      29 そのとき,キリストの臣民は何を飲まねばならないでしょうか。また何を食べるでしょうか。使徒ヨハネに与えられた啓示の示すところによると,そのときには,エホバ神と子羊イエス・キリストのみ座の下から,「命の水の川」が流れ出ます。その「川」の両側には「命の木」があって,月ごとに実を結びます。その木の葉は諸国民をいやすためのものです。神が供給してくださるこれらのものを「大群衆」,および死から復活した人々は飲みまた食べるのです。(啓示 22:1-3)感謝の念を持つ従順な人々は,イエス・キリストを通してエホバが示されるこの過分のご親切をすべて,余すところなく活用して,自分たちの復活を「命の復活」とするのです。キリストの「ほかの羊」の,復活を経験しない「大群衆」はそのとき,死んで地のちりにもどることなく生き続ける機会を持ちます。

  • 読者からの質問
    ものみの塔 1978 | 12月1日
    • 読者からの質問

      ● 将来神が地上に人間をよみがえらせる時,人々は生前とほぼ同じ年齢,同じ外見のままよみがえらされるのでしょうか。

      聖書はこの点につきとりたてて何も述べていませんが,物の道理や聖書に明示されていることからすると,そう言えます。

      霊的な復活について,聖書は植物の種の例えを用い,「神は,ご自分の喜びとなるとおりにそれに体を与え」ると述べています。神はふさわしく必要とされるものをお与えになります。(コリント第一 15:35-44)地的な復活についても同じことを期待できます。

      聖書の復活に関する過去の記録は,よみがえらされた人間の年齢や外見が著しく変わったとは言っていません。シュネムの男の子が死んでエリシャによって復活させられた時,少年は命を引き取ったときと同じ年齢,同じ外見で戻ってきました。(列王下 4:32-37)イエスがラザロを復活させた時のことも考えてください。ラザロは死後四日を過ぎており,その体は腐りはじめていたのです。ラザロは全く異なった様で,つまり肉の部分が腐敗した状態で息を吹き返したのですか。いいえ,ラザロは生前とほぼ同じように見えました。もしそうでなかったなら,宗教上の敵対者たちはその事実を用いて,イエスの評判を落とさせたに違いありません。―ヨハネ 11:32-47。

      さらにわたしたちが知る通り,エホバは秩序と親切と憐れみの神です。このことからすると,片足がないままで,あるいはゆゆしい病気の,ひどく醜いいまわの際の状態のまま,神が人間をよみがえらせるとは考えられません。(ヤコブ 1:17。ルカ 11:13)しかしこのことは人が,“はつらつとした状態”で復活してこなければならないという意味ではありません。もしある人が75歳の時に心臓麻痺で死んだなら,神は同じ病気にむしばまれた体ではなく,血液を送り続ける心臓の備わった体でその人を復活させることがおできになるのではありませんか。そして,イエスの犠牲の価値を含むエホバの備えのいやしの力が働くとき,その人は完全に向かって進歩できるでしょう。―啓示 22:1,2,17。

      しかし復活した人の状態をあれこれ考え過ぎるのは必ずしも有益なことでも望ましいことでもありません。神は聖書の中に,ご自分が行なおうとしておられる事そのものについて詳細な情報を含めることもできました。エホバがそうなさらなかったのは,神がそれを今のわたしたちにとって重要な知識とはみなされないからです。神はご自分の力によって行なったいくつかの復活の記録を聖書中にとどめられました。そして聖書の中に「義者と不義者との復活」があるという保証の言葉を明示されました。(使徒 24:15。ヨハネ 5:28,29)それでエホバは,神の言葉と約束に対する信仰を増し加えることをわたしたちにゆだねられたのです。もしわたしたち自身が信仰を働かせて新しい秩序に生き残るなら,わたしたちは神が復活に関する克服しがたい問題が起きないように取り計らってくださることを確信できます。わたしたちは死者のうちからよみがえらされる人々を迎え,それを見分けて援助する喜びを味わうことでしょう。

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