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3イ ヘブライ語とギリシャ語の翻字新世界訳聖書 ― 参照資料付き
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ギリシャ語 ― 翻字の表
文字
名称
翻字および発音a
Α α
アルファ
アまたはア段(およびその長音)
Β β
ベータ
バ行
Γ γ
ガンマ
ガ行b
Δ δ
デルタ
ダ行
Ε ε
エプシロン
エまたはエ段
Ζ ζ
ゼータ
ザ行
Η η
エータ
エーまたはエー段
Θ θ
テータ
タ行
Ι ι
イオータ
イまたはイ段(およびその長音)
Κ κ
カッパ
カ行
Λ λ
ラムダ
ラ行
Μ μ
ミュー
マ行
Ν ν
ニュー
ナ行
Ξ ξ
クシー
ク+サ行
Ο ο
オミクロン
オまたはオ段
Π π
ピー
パ行
Ρ ρ
ロー
ラ行
Σ σ, ςc
シーグマ
サ行
Τ τ
ターウ
タ行
Υ υ
ユープシロン
ュ段(およびその長音),またはウd
Φ φ
フィー
ファ行
Χ χ
キー
カ行
Ψ ψ
プシー
プ+サ行
Ω ω
オーメガ
オーまたはオー段
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3ロ ヘブライ語の接頭辞と接尾辞新世界訳聖書 ― 参照資料付き
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3ロ ヘブライ語の接頭辞と接尾辞
ヘブライ語の特徴の一つに,接頭辞や接尾辞を付けて複合語を構成する方法があります。例えば,創世 1:26にベツァルメーヌー,「わたしたちの像に」という語が出て来ます。「像」を意味するヘブライ語の語頭に,「に」という意味の接頭辞「ベ」が,そして語尾に,「わたしたちの」という意味の接尾辞「(エ)ーヌー」が付いて,「わたしたちの像に」という一つの複合的な表現ができ上がっています。
この脚注資料の中で,ヘブライ語の基本語に付けられた様々な接頭辞(接続詞と冠詞を含む)や接尾辞を目にすることでしょう。この「参照資料付き聖書」の脚注資料によく出て来る接頭辞と接尾辞を次に挙げます。
ヘブライ語の接頭辞(ヘブライ語の基本語の語頭に付く短い語)
ハー,ハ,ヘ,ホ
= 定冠詞,あるいは疑問小詞
ウェ,ウー
= そして,しかし,また(接続語,連結語)
ベ,ヴェ
= ……に,で,によって,とともに,の中に
ケ
= ……のような,のとおりに,として,にしたがって
レ
= ……に,へ,の,に関して,に対して
メー
= ……から,の
ヘブライ語の接尾辞(ヘブライ語の基本語の語末に付く短い語)
単数形の語に付く場合
―(イ)aー
= わたしの
―(エ)カー
= あなた(男性)の
―(エ)ーク
= あなた(女性)の
―(オ)ー
= 彼の
―(ア)ーハ
= 彼女の
―(エ)ーヌー
= わたしたちの
―(エ)ケム
= あなた方(男性)の
―(エ)ケン
= あなた方(女性)の
―(ア)ーム
= 彼らの
―(ア)ーン
= 彼女らの
複数形の語に付く場合
―(ア)イ
= わたしの
―(エ)イカー
= あなた(男性)の
―(ア)イク
= あなた(女性)の
―(ア)ーウ
= 彼の
―(エ)イハー
= 彼女の
―(エ)ーヌー
= わたしたちの
―(エ)ーケム
= あなた方(男性)の
―(エ)ーケン
= あなた方(女性)の
―(エ)ーヘム
= 彼らの
―(エ)ーヘン
= 彼女らの
複数語尾
―(イ)ーム
= 男性の語の複数形(例,スースィーム,「[複数の]馬」)
―(オ)ート
= 女性の語の複数形
―(エ)ー,(ア)イ
= 男性の語の複数形で,ヘブライ語の連語形
両数語尾,一般に,対になっているものを表わす
―(ア)イム
例,スーサイム(su·sa'yim),「一対の馬」
方向を示す小詞
―(ア)ー
例,ネグバー,「南の方」(列王第一 7:25の脚注参照)
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