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  • 憎しみがこれほどはびこっているのはなぜか
    目ざめよ! 1984 | 9月22日
    • ない人々の失意,絶望感,苦もんなどを見ると,心痛を覚え,『なぜだろうか。憎しみがこれほどはびこっているのはなぜだろうか。憎しみをなくすことはできないものだろうか。この世界から憎しみが完全になくなることがあるのだろうか』という疑問がわくかもしれません。

  • 憎しみの犠牲者に差し伸べられている希望!
    目ざめよ! 1984 | 9月22日
    • 憎しみの犠牲者に差し伸べられている希望!

      憎しみが全世界からぬぐい去られる時は必ず到来します。しかし,それがどのようにして可能になるのかを調べる前に,(1)憎しみを引き起こすものは何か,また(2)憎しみを除き去るためにはどうしたらよいかを知らなければなりません。

      もちろん,“憎む”とか“嫌う”とかいう言葉はしばしば無造作に使われます。幼い子供は顔をしかめて,「肝油なんて大嫌いだ!」と言って騒ぎます。それも,仕方のないことだと思えるかもしれません。しかし,ここで今考慮しているのは,その種の憎しみではありません。

      憎しみを引き起こす今日の争いや心痛は,非常に激しい,しかもしばしば悪意に満ちた敵対行為や敵意です。それはある民族に対する積年の恨みであることもあります。この種の憎しみは焼き尽くす火のようなものになります。制御されなければそれが破壊的なものになり得ることは,だれもが知り過ぎるほど知っています。

      憎しみを引き起こすのは何か

      一つの点として,年若い人々に歴史を教える方法によっては,ある国民や民族に対する人々の見方全体がゆがめられることがあります。家庭での影響も一役買っていることが認められています。別の人種や民族についての偏見に満ちた言葉を無視することは子供たちにはとてもできません。あるアイルランド人が英国人に対して抱いている見方,およびある英国人がアイルランド人に対して抱いている見方を見ればよく分かるはずです。

      宣伝家もやはり一役買っています。老若を問わずどんな人の考え方も自分の聞く事柄の影響を受けるものです。例えば,政治宣伝に耳を傾けていると,ある民族を憎むようになるかもしれません。それは,人の思考を操る巧妙な人々のせいでその民族を誤った型にはめて見るようになるからです。これは戦時中によく見られることです。この点に関して,J・A・C・ブラウンは「説得の技術」という本の中で,「戦争宣伝の場合のように,別のグループに対する……強い憎しみの感情をかき立てようとしているにすぎないことがかなりある」と書いています。そのような宣伝にはどの程度の効果があるでしょうか。ブラウンは,それが「敵に対する誇張された憎しみに結びつくだけでなく,自分たちも残虐な振る舞いをした場合に自らの罪悪感を和らげる」と述べています。

      ほかにも憎しみの原因を幾つか思い出せるでしょう。しかし,読者も他の心ある人々と同様,これほど多くの苦しみを引き起こしている元凶をなくすためにはどうすればよいかということのほうにはるかに大きな関心を抱いておられるでしょう。では,そのことについて考えてみましょう。

      どうすればよいのか

      当然のことながら,一人の人間が世界を変えることはできません。しかし,宗教は様々な種類の憎しみをなくす面で優れた影響力となるように思えるかもしれません。では,その点について少し考えてみてください。宗教的な偏狭はしばしば憎しみを助長してきたのではありませんか。少なくとも,世界の諸宗教は人類社会の上に垂れ込めているこの暗い影をぬぐい去ることに大して成功してはいません。レバノンや北アイルランドで異なった宗旨の党派が戦い合っていることを考えてみるとよいでしょう。興味深い

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