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    目ざめよ! 1984 | 9月22日
    • サンデー・テレグラフ紙は伝えている。この計画は非常な成功を見た。ところが,ミミズを返却する段になって,ミミズはすべて文字通り地下に潜ってしまった。ケルン市は農場から次のような最後通告を受け取った。我々の100万匹のミミズとその子孫(恐らくあと1,000万匹)をお返しいただくか,用いられたこの特殊なチリ原産のミミズに対する市場価格,4万ドイツマルク(約374万4,000円)をお支払いいただきたい。

      考えるための糧

      ● 一国が持つことのできる最も価値ある資産の一つ ― 子供たちの知能 ― が栄養不良により失われるかもしれない,と述べるのはボストン大学の学長,ジョン・R・シルバー博士である。同博士の話によると,栄養不良になった母親は胎児の脳細胞を損ない,栄養不良の幼児の脳は正常に発育しない。シルバーはこう言う。「栄養不良ゆえに知恵遅れとなる子供は,いつもどん底の貧乏生活を送ることになる。雇われることはまれで,幾度も解雇される。運が良ければ,福祉援助を頻繁に受けることになるが,運が悪ければ,何度も刑務所に入れられる」。

      十代の母親

      ● イタリアでは毎年初産を経験する年端のゆかない少女が1万人もいる,とコリエーレ・メディコ誌は述べている。これら十代の母親は大体どんな問題に直面するだろうか。「結婚することも,赤ん坊を認知することもできない16歳未満の母親は,自分の家族から勘当されることが多く,どこかの児童福祉団体に助けを求めなければならない」と,この医学誌は述べている。「18歳未満の妊娠した少女のうち,結婚する人は半数以下であり,“妊娠したためにやむなく行なう”このような結婚はほとんど例外なく長続きせず,困難が付きまとう」。

      女王の俸給

      ● 英国当局者によると,女王エリザベス2世とその家族の手当が3.78%引き上げられたが,これだけ上がれば何とか「王室の様式を大幅に後退させ」ずにすむという。この引き上げのため女王の年俸は395万ポンド(約13億2,000万円)となるが,前年の引き上げ率4.7%を下回ったため,「控え目な」ものとみなされている。英国の平均的な労働者の賃金上昇率は約7.5%,インフレ率は4.8%である。女王のこの引き上げられた手当の7割までが,「従僕から秘書に至る」王室関係者にあてがわれると言われる。

      神聖な上空

      ● エルサレム市上空の飛行は制限されるかもしれない,とフランスの日刊紙「ラ・クロワ」は述べている。「現代の信心深いイスラエル人は,エルサレム市の上空を飛ぶことは冒涜に値するのではあるまいか,という懸念を最近表明した」とその記事は述べている。ユダヤ人はその信仰により,神殿のある山の土を踏まないよう命じられており,「ラビのゴーレンによれば,その山の上空も聖域に属する」。その記事は飛行を禁じる別の理由として共同墓地を挙げている。「伝統によれば,“コハニム”― 祭司の家系にあるユダヤ人 ― は死体や墓に近づくことができない。そうしたものは彼らを汚すからである。そこでラビのゴーレンはこの禁令を敷衍し,共同墓地の上空も含めるようになった」。

      生物が戻る

      ● 4年前,セントヘレンズ山はその頂上の部分を約400㍍文字通り吹き飛ばした。1980年5月18日のこの火山の爆発により,380平方㌔以上の森林が姿を消し,27㌔も先の樹木がなぎ倒され,幾トンもの火山灰が空中に吹き上げられた。半径32㌔の死の輪の部分では,死亡した鳥,魚,動物は200万に及ぶとみなされている。いま科学者たちは,生物がこの地域に戻って来た速さに驚嘆している。植物の芽が出,ヘラジカやシカのような動物が現われた。小川や湖も自浄作用を行なっている。爆発の余波によって樹木の生長さえ刺激された,と米国森林局に属する生態学者,ジェリー・フランクリンは述べている。この人はニューヨーク・タイムズ紙の中で,「四,五年の間,樹木は発育できないだろうと思ったが,1年で驚くほどそれが回復した」とも言っている。

      耳の聞こえない人のための“聴導犬”

      ● 米国では過去7年間に2,000頭以上の生きた補聴器 ― 公認の聴導犬 ― が耳の不自由な人々を助けてきた。聴力に障害のある飼い主が日常生活の種々の問題を克服するよう助けるために,犬は4か月にわたる特別訓練を受ける。赤ん坊の泣き声,呼び鈴,電話,目覚し時計,煙探知器など,家の中の種々の音に反応し,同時に飼い主のどんな特殊な必要にもこたえるように訓練される。犬はどのようにして,耳の聴こえない主人と意思の疎通を図るのだろうか。それは,目の接触,身体言語,触覚などについて訓練される。

      膚に書く落書き

      ● 入れ墨と言えば従来専門家の領分であった。ところが今日では,男の子ばかりか女の子も含め,英国の学校に通う若者で顔にまで露骨に入れ墨をする人が増えている。彼らは墨汁かボールペン,そしてピンを用いる。このようにすると永久に容姿を損なうことになりかねない。入れ墨を除くことは極めて難しく,痛みを伴う。また除去しても後にひどい傷が残ることになりかねない。加えて,スコットランドのラナークシャー保健局はこう警告している。「衛生にあまり注意を払わない場合,入れ墨をする人は血清肝炎,梅毒,らい病,結核,および他の数種の病気にかかる大きな危険を冒すことになる」。

      イタリアの万引き

      ● ガゼッタ・デル・スド誌によると,イタリアにおける商店の万引き被害額は1,600億リラ(約240億円)に上っている。イタリアの商店やデパートをうろつく推定50万人の万引きのうち捕まるのはどれくらいだろうか。その記事は,4万6,000人にすぎない,と述べている。これらの泥棒の過半数,58%は女性である。

      子供の回復力

      ● 子供の時期に苦しみを経験しても必ずしも大人になってから問題を抱え込むことにはならない,と最近の研究データは示唆している。アレクサンダー・トマス博士とステラ・チェス博士は「アメリカ精神医学ジャーナル」の誌上で,「感情的な衝撃を受けた子供は破滅に定められているわけではなく,親の初期の過ちも取り返しのつかないものではない」と述べている。この新しい研究が示すところによると,虐待され,冷淡にされ,あるいは遺棄されたりして子供のころに心理的な傷を受けた人の中には感情面に欠陥のある大人になる人もいるようだが,すべてがすべてそうなるわけではない。ある研究は,家庭内で助けが得られないと,回復力を持つ子供たちがそれを友人や教師や僧職者に求めることを発見した。

      中国で離婚が増加

      ● 中国は3年間で最高の離婚率 ― 37万組 ― を記録した,と英文読売が述べている。上海<シャンハイ>社会科学アカデミーにある上海市社会学協会が961件を調査したところ,離婚の主要な理由としては,不貞,性格の不一致,経済問題,性生活の問題,ノイローゼ,利己的な態度などのあることが判明した。二つの傾向が際立っている。一つには,不貞の結果としての離婚が「過去2年間で3倍になった」と,その記事は述べている。そして,「もう一つは,30歳未満の人々の離婚が増加していることである。伝統的な道徳律にしばられていた老齢の人でさえ,もはや離婚に対する拒否反応を示さない」と説明している。

  • 真の平和と安全 ― どこから得られるか
    目ざめよ! 1984 | 9月22日
    • 真の平和と安全 ― どこから得られるか

      これは,胸を躍らせるような192ページの堅表紙の本の印象的な主題です。この本は多数の言語で2,500万冊以上出版されました。真の平和と安全がどのようにして間もなく実現するかが,この本の感動的な主題です。ご自分用に早速お申し込みください。わずか400円のご寄付でお求めになれます。

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