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世界展望目ざめよ! 1983 | 6月8日
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ハンス・H・ニューマンの書いた手紙の中で述べられているものであり,ニューイングランド医学ジャーナル誌に発表された。「飛行機に乗る人は知っているように,飛行機が下降する時機内の幼児はかわいそうな声を出して大声で泣く」と同医師は書いている。「医師は,飛行機が上昇する時にも,そして特に,下降する時にも,赤ちゃんが一番好きな飲み物を何でもよいからほ乳びんで飲ませるよう母親に勧めるべきである」。彼の説明によると,問題は気圧が変化することにあるので,「何度も物を飲み込むと両方の鼓膜にかかる圧力を平均に保つことがやさしくなる」。同医師の観察によると,空の旅をする幼児の耳が普通の人よりも痛むのは,幼児のエウスタキー管が大人よりも狭く,彼らの鼻がしばしば詰まるためである。
どうして風邪をひくか,どのように風邪を治すか
● ファミリーサークル誌によると,風邪をひいた人と握手をすると風邪をひく一つの原因になる。加えて,風邪をひいた人が以前に触れた物に触ると,やはり風邪をひく可能性がある。なぜだろうか。研究の結果によると,風邪を生じさせるウイルスによって汚染された乾いた物の表面は,3時間たつまで感染の媒体となる。風邪の予防のためには,手を定期的に洗うことである。ファミリーサークル誌の提案によると,うっ血やせきを引き起こす風邪をひいてしまったなら,レモン1個に蜂蜜を混ぜ合わせ,それに約0.1㍑の水を加えて飲むと楽になる。せきには冷たいレモンジュースを,うっ血には温かいレモンジュースを飲むこと。
● サイエンス・フィチャーズ・フロム・イスラエル誌によると,熱気を吹きかけることによって風邪を治す装置をリノテルムと呼ぶ。ワイズマン科学研究所のアロン・エルシャルミ教授とその同僚たちは,ウイルスが高温下では生きられないという原理に基づいてこの医療器具を開発した。リノテルムは,摂氏42度の水蒸気を鼻孔に吹き込んで風邪のウイルスを弱め,それが増殖できなくなるようにし,風邪の徴候をなくしてしまうのである。報告によると,「治療を受けて1日たってからの検査の結果,患者のうち72%の人たちが風邪の苦痛から解放されていた」。この治療を受けた900人の患者の中には,わずか30分の噴霧を受けただけで完全に楽になった人たちもいた。またリノテルムはアレルギーの症状を治す力のあることをも証明した。
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死 ― どこに通じる戸口?目ざめよ! 1983 | 6月8日
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死 ― どこに通じる戸口?
人は死ぬとどうなるのでしょうか。死は別の命へ通じる戸口を開くのでしょうか。
「今ある命がすべてですか」と題する本に記されている信頼の置ける答えをお読みください。「死者はあなたの助けを必要としていますか」,「死者と話すことができますか」といった章は啓発的なものだとお感じになるでしょう。わずか300円のご寄付で,192ページのこの本をお求めになれます。郵送料は発行者が負担いたします。
寄付として300円分の切手を同封します。堅表紙の本,「今ある命がすべてですか」を送ってください。
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