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  • 真理のみことばの土地
    ものみの塔 1968 | 12月15日
    • はモアブの丘陵と台地が横たわっています。地図にはネボ山やピスガも載っています。この高地に立ったモーセは,北から西,それから南と,その地を見渡し,さらに田園地帯のはるか向こうに地中海を望むことができました。そしてその大海を一望に収めたモーセは,「これは……その土地である」と語ったエホバのことばを耳にしたのです。

      25 地図を用いて,この土地の一般的な五つの地勢をもう一度述べなさい。

      25 これで約束の地の幾つかの大まかな特色がおわかりでしょう。これは,地中海の海岸線に沿う平野丘陵地帯あるいはシェフェラ,サマリヤの山岳地そしてエルサレムの位置するユダの山岳地,エリコを含むヨルダンの大渓谷,それにモアブの山地を含むヨルダン川東部の丘陵と台地などです。

      26 聖書に出てくる他の場所を地図で示しなさい。

      26 前に掲げた地図や他の地図を見れば,ケデロンの谷,ヒンノムの谷,アラバ,アルノン川,ヨルダン川,オリブ山,エスドラエロン平原,カルメル山,ヘルモン山そしてヤボク川などを含めて,聖書に述べられている数多くの地理上の特色がわかります。

      27 (イ)わたしたちにとって大切なのはどんな事実ですか。(ロ)これはなぜ重要な事柄ですか。(ハ)ある種の批評は今どのように敗北をこうむっていますか。

      27 わたしたちにとって重要なのは次の点です。つまり,すべてこれらの場所では,真理のことばの中で述べられている土地に関して,聖書を裏づける考古学上の発見が数多く行なわれているということです。これはなぜそれほど大切な事柄なのですか。その理由は,聖書に示されている土地でこれまでの何世紀もの間その存在が知られていたり,その所在が確証されたりした例は多数ありますが,反対に,聖書に述べられてはいても,今だに不明な場所も多数にのぼるという事実にあります。神のみことばを批判する人々は,それらの場所の所在が不明である以上,聖書の記録は真実ではなく,したがって聖書は信頼できないという見解を述べてきました。この点で,考古学上の証拠となる諸事実はきわめて大切なことを証明していると言わねばなりません。つまり神のみことばにしるされている色々の場所は決して存在しなかったと主張する人々の誤りを証明します。聖書の遺跡の所在地が不明であることを理由とする“懐疑主義的な批評”が特に18世紀以来台頭してきました。考古学の一権威者ウイリアム・フォックスウェル・アルブライトのことばを借りれば,「現代の高等批評家は,創世記の族長社会にかんする物語や,最初の五書中の他の本にしるされているモーセの律法に基づく慣行にかんする記述を信用しなかった…モーセを伝説的な人物と見た者もあった」のです。このような批評はかつて行なわれた“酷評”とされており,今では約束の地における近年の発掘調査に基づく多数の事実によって圧倒的な敗北をこうむっています。

      28,29 この土地は真理の探求者にとってどのように役だちますか。

      28 それで,その土地はわたしたちの前に横たわっており,そこを訪れることもできます。これが現状です。その地の外面的な地理上の特徴はわかりやすく,だれの目にもそれとわかるので,たまたまその地を訪れた人でさえ,そこが神のみことばに出てくる土地であるとわかるほどです。しかし,神のみことばを受け入れず,それを信じがたいものにさせようとする批評家は,聖書そのものによって初めて明らかにされてきた民族や土地を仮空の存在と見なしています。また,その理由で,聖書の記述は伝説にすぎず,信頼に値せず,確かな導きにすべきものではないと論じてきました。

      29 しかしそのような聖書批評の誤りは,考古学上の証拠となる諸事実によって明らかにされていることをすでに指摘しました。では聖書の真実さを確証するそれら考古学上の発見の幾つかを知るのは興味深いことではありませんか。次の記事でそれらの事柄を取り上げましょう。

  • 真理のみことばを裏づける土地と考古学
    ものみの塔 1968 | 12月15日
    • 真理のみことばを裏づける土地と考古学

      「あなたがたの神エホバがあなたがたに語られたことばはひとつも欠けることなくすべて果たされた。あなたがたはこのことを自分の心と魂のすべてをもって十分に知っている。それらはみなあなたがたに真実となった。ひとことも果たされないものはなかった」― ヨシュア 23:14,新世訳。

      1 エホバの贈り物である土地とみことばとは,だれに与えられたものですか。

      エホバ神がご自分の民イスラエルに与えられた約束の地は,イスラエル民族のみならずエホバを崇拝する人々すべてに与えられた貴重な贈り物である,神の真理のみことば聖書を裏づけ,確証します。神のみことばはその土地のことを述べ,一方その土地はみことばを裏づけ,とくに考古学上の正当な事実によって,悪質な聖書批評を敗退させています。それで,これらの事実の幾つかおよび考古学の分野の権威者がそれらに関して述べたことばに読者は興味を持たれるでしょう。その一,二の例は次のとおりです。

      2,3 悪質な聖書批評が考古学上の成果によって敗退していることを示す権威者の見解を述べなさい。

      2 「聖書にしるされている歴史が真実かどうかは疑わしいという考えが19世紀末から今世紀初頭にかけて一般に広められてきたが,この考えを是正するのに,聖書の考古学的研究が多大の貢献をしたのは確かに真実である」。これは,「聖書と考古学」の著者J・A・トムソンのことばです。

      3 「聖書でしばしば言及されているパレスチナの土地や町々は,再び日の光に照らされることになった。それらの遺跡は,聖書にしるされているとおりの姿を現わし,また聖書に示されている地点に寸分たがわず横たわっている」。これはウェルナー・ケラーが自著「歴史としての聖書」の序言で述べた見解です。彼はさらにこう続けています。「『やはり聖書は正しい!』 わたしの脳裏にたえずひらめいたのはこのことばだった」。

      4 聖書以外に大洪水を裏づける証拠がありますか。

      4 大洪水つまりノアの洪水にかんする聖書の記録が疑問視されたのをご存じですか。一部の聖書批評家はそれを嘲笑し,それによって神とキリスト・イエスとを汚し,自分たちの考えをうまく人々に受け入れさせて,人々の心を傷つけました。しかし考古学上の発掘調査の結果は,創世記 7章の大洪水に関する聖書の記録の正しさを確証しています。考古学上の証拠は,「塔の頂を天にいたらしめん」と述べた聖書の記述の正しさを証明しています。―創世 11:3,4。

      5 今日確認された遺跡で,ここに列挙されているものを,地図の上で指摘しなさい。

      5 創世記 10章および11章に述べられている土地で,その所在が考古学上の報告により確認されたものの中には,カラ,エレク,カルデヤのウル,ハランなどの諸都市があります。また創世記 11章中の人物では,ペレグ,セルグ,ナホル,テラ,ハランなどの名前があります。これらの人名はマリ王宮の遺跡から出土した楔状文字の碑文の中で言及されています。シケムの遺跡やベエルシバの井戸の遺跡も同じように確認されています。

      6 エリコにかんして確証された事実を述べなさい。当誌に掲げられた地図の上でその場所を示しなさい。

      6 ヨルダンの大渓谷の西側に位置する古代都市エリコの崩壊を述べたヨシュア記 6章20,24節によれば,エリコの城壁は奇跡によってくずれ落ち,ヨシュアの率いるヘブル人の手で町は滅びました。この聖書の記録を確証する考古学上の証拠が得られなかった時期には,この点は盛んに非難されました。しかし今はもはや非難できません。考古学は,その町の崩壊にかんする聖書の記録を確証しているからです。エリコの発掘は1930年に始まりました。発掘者はその町にめぐらされた二重の城壁が地震あるいは何かほかの目に見えない力で倒されたかのように傾斜地に倒壊していることを知りました。二重の城壁の上部をつなぐたる木の上には民家が建てられており,城壁の一部はくずれずに立っていました。聖書に述べられているその大災害の時,ラハブの家は城壁のその部分にあって守られたと考えられます。大火の生じたことを示す証拠も発見されました。町は焼け落ちたのです。それは普通の火災ではありません。というのは灰の層が異常に厚く徹底的に滅ぼすため,燃えるものはことごとく集めて,燃やされたように見えます。そして町は略奪にあわずその後何百年間にわたって実質的な再建も行なわれず,聖書によれば,アハブ王の時代になって初めて再建されました。今日でもその大渓谷の地域を訪れ古代都市エリコの遺跡の発掘現場に足を運び,聖書の記録を確証するこの考古学的な事実を直接見ることができます。

      7 注目に値する他の多くの遺跡がここに列挙されています。その各々について説明し,大きな地図を使ってその場所を述べなさい。

      7 エリコの遺跡の場合と同様,ヨシュアの率いるイスラエル民族の手に落ちた別の町ハゾルが,ヨシュアによって滅ぼされた証拠も,考古学上の発掘で明らかにされました。イスラエル民族が実際にカナンの地にはいったことを示す証拠としては,聖書の記録以外にネフトアの石碑があります。(ヨシュア 15:9)考古学者の発掘した遺跡には次のようなものがあげられます。ベテルの遺跡(士師 1:22-25),ペリシテ人の諸都市の遺跡(エレミヤ 25:17-20),ギベアの遺跡(サムエル前 10:20-26),ミクマシの遺跡(サムエル前 13:5,23),ダビデがゴリアテと戦って勝利を得た土地(サムエル前 17:2,3),ベテシャンおよびアシタロテの家の遺跡(サムエル前 31:10),エズレルの平地の北方にあるメギドと広大な馬屋の跡(列王上 9:15),エジオンゲベルとその精銅所および造船所跡(列王上 9:26),ゲバルの遺跡(エゼキエル 27:9),ミズパのとりで(列王上 15:16,22)そして象げその他の高価な装飾を施したサマリヤ王宮跡(列王上 22:39)などです。

      8 メシャ王にかんする聖書の記録を説明しなさい。

      8 真理のみことばの本,聖書は列王紀略下 1章1節でこう述べています。「アハブの死しのちモアブ,イスラエルにそむけり」。このことは同じ列王紀略下 3章4,5節で次のように確証されています。「モアブの王メシアは羊をもつ者にして十万のこひつじと十万の牡羊の毛とをイスラエルの王に納めをりしがアハブの死しのちモブアの王はイスラエル

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