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  • 現代における同性愛者の“解放”
    目ざめよ! 1980 | 9月22日
    • ことを認めるのが最善です」という助言が載っています。ある親はひどくおこって,「この種の資料で堕落させられる若い学生は多いに違いない」と言ったということです。言い換えれば,同性愛は学び得るのと同様に防ぎ得るものだということです。

      事実を直視する

      同性愛には,しばしば背後に押しやられて表に出ないもう一つの面があります。それは同性愛者間の性病罹病率です。これはどれ程大きな問題でしょうか。

      英国の性病診療所には予想外に多くの同性愛者の患者が訪れます。ある保健官は,「それは彼らがほかの人々よりも多くの人と気まぐれに接触し,乱交にふけるからだと思う」と語りました。この事実が世界的な問題であることの証拠として,ニューヨークでは1977年に,伝染性梅毒患者の55%が男性の同性愛者の中から出ています。自由寄稿家の医学著述家,テリー・アラン・サンドホルザーは,「男の同性愛者の梅毒は大都市では報告された患者の推定50%,全国では約3分の1という高さである」と報告しています。性の“解放”に支払う代価としては確かに高価です。

      同性愛が日の目を見るようになったので,これに新しいイメージを与えようとする一致した努力がなされています。“セックス”にアクセントを置く“ホモセクシュアル”という語はよく思われていませんでした。その代わりによく使われるようになったのが“ゲイ”という語です。コンサイス・オックスフォード辞典によると,この語は,この意味で用いられるならば婉曲語となり,厳しい,あるいは直接的な語に代わる穏やかな語となります。時々用いられる“ホモフィリア”および“ホモファイル”という語についても同じことが言えます。

      もし同性愛の世界に入るつもりでいる人があるならば,その人はこの世界の性病に関する事実を直視するのが賢明でしょう。

      キリスト以前の聖書

      では一体聖書はわたしたちの助けになるのでしょうか。聖書は現代の生活や変化する道徳観と関係があるのでしょうか。聖書の権威を尊重している人はまだ少なくないので,聖書が述べていることを考慮してみましょう。

      モーセの律法にあいまいなところはありません。レビ記の中では同性愛を禁ずることが(また近親相姦と獣姦を禁ずることも同じ文脈の中で)二度にわたり,はっきり述べられています。「新英訳聖書」ではレビ記 18章22節がこう訳されています。「女と寝るように男と寝てはならない。それは忌むべき行為である」。リビング・バイブルはこの同じ節を,「同性愛は絶対に許されない。それは恐るべき罪だ」というふうに意訳しています。

      ではこれに違反した場合にはどんな罰が科されたでしょうか。リビング・バイブルはやはり,「同性愛にふける者も,二人とも死刑になる。自業自得だ」と意訳しています。(レビ 20:13)この節の字義訳によく用いられる「忌まわしい行為」という語をさらに練って,詳訳聖書はその代わりに「倒錯した,不自然な,嫌悪をもよおさせる,そして憎悪すべき」などの表現を用いています。

      この二つの聖句から,同性愛は約4,000年前からよく知られ,行なわれていたことがはっきりわかります。また真の崇拝が関係している限りエホバ神がそれに断固反対の立場をとられたことも明らかです。それは決して神に是認された生き方ではありませんでした。

      クリスチャン・ギリシャ語聖書の証言

      初期のクリスチャン会衆はこの重要な問題に関してどんな立場を取ったでしょうか。使徒パウロは同性愛について正直かつ率直に語りました。コリント第一 6章9-11節(新国際聖書)には,パウロの述べたことが次のように記されています。「あなた方は,よこしまな者が神の王国を受け継がないことを知らないのですか。欺かれてはなりません。不品行な者,偶像を礼拝する者,姦淫をする者,男娼[ギリシャ語: マラコス],同性愛の罪を犯す者[ギリシャ語: アルセノコイテス],盗む者,貪欲な者,大酒飲み,中傷する者,詐欺師はいずれも神の王国を受け継がないのです。あなたがたの中にはそういう者であった人たちもいます」。

      マラコスは“柔らかい”という語根から出ています。隠喩的に“男らしくない”ことを意味し,“この悪い意味においては”,W・E・バインの「新約聖書用語解説辞典」が指摘しているように,みだらな性習慣を指します。興味深いことに,マラキアは現代ギリシャ語で「自涜」を意味します。

      パウロはテモテに手紙を書いたとき,テモテ第一 1章10節で,再びアルセノコイテスを用いています。翻訳では当然訳語が異なってきます。例をあげると,「同性愛者<ホモセクシュアルズ>」(リビング・バイブル),「男色者<ソドマイツ>」(ジェームズ・モファット訳の新訳聖書),「性欲倒錯者<パーバーズ>」(「新英訳聖書」)などがあります。初期クリスチャンが男や女の同性愛者が行なうような倒錯行為を重大に考えていたことに疑問はありません。パウロがこの度はローマのクリスチャンたちにあてて書き送った手紙を最後に参照してみると,その理由がわかります。

      「このゆえに,神は彼らを恥ずべき肉欲に引き渡されました。彼らの女さえも自然な関係を不自然なものに変えました。同じように男も女との自然な関係を捨て,互いに対して情欲を燃やしました。男が他の男とみだらなことを行ない,その倒錯行為ゆえに当然の罰を身に受けました」― ローマ 1:26,27,「新国際聖書」。

      多くの論議を呼んだ英国国教会の報告「同性愛関係」はこれについて次のように述べています。「パウロが『不自然な』と言っているのは,神の創造パターンにおける人類にとって『不自然』だということである。すべての同性愛行為は神の創造計画からの逸脱であって,ある著述家の言葉を借りれば,『創造という背景の中に置くならば,すべての同性愛関係は不自然な関係である』」。

      その報告はこう結論しています。「証拠はすべて明らかに同性愛行為を断罪するもののように思われる。多くの人にとって,問題はこれで解決するだろう。この行為が神の不興を買うものであることを聖書がきわめて明らかに指摘しているので,これはどんな状況においても間違いであるに違いないと彼らは考えるであろう。特にクリスチャンにとってはそうである。聖書は人間生活の行為に関して権威ある導きを与える,霊感を受けた書物の集まりであることをクリスチャンは認めているからである」。

      聖書の述べるところはきわめて明確です。多くの人は同性愛者の生き方を正当化しようとしますが,それが間違いであることは聖書の事実が物語っています。人間の創造者は人間にとって最善のことをご存じだというのは,道理にかなっていないでしょうか。わたしたちは,命の源から神に喜ばれる生活の仕方を学ぶべきではないでしょうか。

      神の是認を受けるように身を処し,より幸福な生き方を選ぶよう,エホバの証人は長年にわたりかなりの数の同性愛者を援助する特権にあずかってきました。あなたもその援助を受けることができるのです。

  • “はびこり放題”の淋病
    目ざめよ! 1980 | 9月22日
    • “はびこり放題”の淋病

      ● 米国ニューヨーク市の衛生当局者は,若者たちの間で淋病がほとんど手に負えない状態になっていると述べている。ナッソー衛生局のトマス・アブルッゾ博士はこう語った。「性交をしたあと必ず医者に診てもらわなければならないようになる時は近い」。また同博士は,1979年にナッソー衛生局区内の高校生の間で淋病と妊娠が50%増加したと語った。若者の間の性行為の増加と性行為に対する若者たちの無とん着な態度がその原因だった。

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