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補助開拓者として奉仕する王国宣教 1982 | 7月
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かもしれません。公共の乗り物を待っている時とか学校に向かって歩いている時に会話を始めることもできます。くり返しになりますが,週末や晩は十分に用いることができるはずです。この夏休みには学齢期の他の伝道者たちと共に計画を立てて一緒に開拓奉仕をするよう,取り決められるかもしれません。
5 それで,野外奉仕に十分あずかるよう努力してください。できるだけ多くの人々に話せる時を活用してください。晩や週末や夏休み中は人々が家にいる絶好の時です。週中の昼間にも,ビジネス街や街路で人々に近付くことができます。わたしたちが野外奉仕に時間を費やす目的は,どこでも人々がいるところなら,そこで人々を見いだして話すことなのです。
6 いなかの区域で働く方々は,都会の区域で証言する人とは幾らか違った仕方で働くのが最善だと思われるかもしれません。もしあなたがこの夏に補助開拓者として名簿に載せてもらうことができるなら,計画を最終的にまとめて,申込書を書くのは今です。エホバがあなたの注意深い計画を祝福してくださいますように。
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楽しい休暇王国宣教 1982 | 7月
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楽しい休暇
1 あなたは休暇を楽しみにしておられるところですか。数日間の休暇でも,1週間のものでも,あるいはそれ以上のものでも,わたしたちみなは,休暇がもたらしてくれる通常の仕事からの気持ちのよい気分転換を楽しみにします。休暇は元気を回復する期間であり,またくつろぐ期間です。他の時には忙しくてできないことをするために時間をあてることから多くの満足を得ることもできます。神権的な活動を何か含めて計画を立てると休暇が最も楽しいものとなることに気づいている人が大勢います。
2 例えば,したいと思っていた読書や勉強ができないでいることに気づくことはありませんか。毎日一定の時間を取っておいて聖書や考慮したい他の出版物を読むようにする方々がいます。休暇中のくつろいだ雰囲気の中で,ただ読むだけでなく,多分家族として,読んだことを話し合うのが最も楽しいということに気づかれるかもしれません。
3 休暇中に何人かの親類を訪問するように計画しておられますか。もしその方々が真理に入っていなければ,休暇は,親族のきずなを新たにするだけでなく,あなたが会衆で行なっている事柄や大会で計画されていること,あなたが真理に関して楽しんでいることなど,あなたの関心事について話す良い機会ともなるでしょう。恐らくあなたの会話は,親類の方々が真理を認識する助けになることでしょう。もし関心が示されれば,聖書研究を始める良い機会にもなるかもしれません。ある方とは聖書だけを用いて研究するのが良いと思われるかもしれません。それをする助けとして「話し合いのための聖書の話題」から必要な聖句を得ることができますし,何かの出版物の中のふさわしい章の聖句を用いることもできます。これは親類の方々を助ける良い方法です。
4 休暇の際,地方にでかけたいと思っておられますか。休暇はいなかの区域で証言する機会となることに大勢の兄弟たちが気づきました。あなたも違った区域での奉仕を楽しまれることでしょう。
5 もし休暇で遠くに行くのであれば,その地の王国会館で兄弟たちに会うことを特に楽しまれるでしょう。あなたが滞在する地方の王国会館の所在が分からなければ,手紙か電話で協会に問い合わせることができます。そうすれば,集会の時間と場所を知らせてもらえます。
6 多くの方々は,休暇の最高潮として大会に出席することを考えておられるでしょう。大会の時に古い知人との面識を新たにしたり,新しい知人を作って,共に並んで働いたりするのは,どんなにか楽しいことでしょう。大会はわたしたちの霊的パラダイスの重要な部分ですから,わたしたちは是非出席して,予定されている喜びに満ちた聖書の知識を取り入れたいと思います。(ネヘミヤ 8:3,4,8)それで,休暇を計画する際,神権的な活動を含めるなら,賢明に使った時間を将来喜びをもって振り返ることができるでしょう。
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彼らに援助の手を差し伸べる王国宣教 1982 | 7月
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彼らに援助の手を差し伸べる
1 わたしたちの多くは,友人や家族の成員から援助の手を差し伸べてもらった時のことをはっきりと覚えています。困っていた時にその人たちのしてくれたことにわたしたちは感謝しています。仲間のクリスチャンたちに援助の手を差し伸べることは,わたしたちが果たすよう求められている一つの義務です。―ヨハネ第三 5-8。
2 不活発になった人々を助けるために集中的な努力が払われてゆくということを2月に知ったのは喜びでした。これに関連して8月1日号の「ものみの塔」に『あなたがたの魂の牧者のもとに帰りなさい』と題する記事があります。もしあなたが不活発な人を訪問するよう取り決められているなら,是非その記事を一緒に読むことを提案してください。それから,奉仕監督の指示に従って,その人との定期的な研究を司会するよう依頼されるかもしれません。しかしそれらの研究をどのように司会してゆくべきでしょうか。
その研究の目的
3 不活発な人との聖書研究を司会する主な目的は,その人が霊的な力を再び得るように助けることです。わたしたちは,エホバがその人に対する愛ある関心から,ご自分の組織を通してこの付加的な援助を取り決めてくださったということを認識するようにその人を助けたいと思います。その人自身のエホバとの関係が強化される場合にのみ,長く続く成果が得られたと言えるでしょう。これが成し遂げられれば,そのことはエホバの組織に対する認識をその人が新たにすることで明らかになるでしょう。
4 この特別な計画に入ってわたしたちが共に研究する人々は,エホバの証人としてバプテスマを受けた人々です。ほとんどの場合,「真理」の本を用いて研究が司会されることはないでしょう。その人々も聖書の基本的な教理は知っているのです。
5 あなたが援助するように依頼された人を助けるのにどの本が最善かについて,長老たちはあなたと話し合うでしょう。エホバの組織に対するその人の認識を高める必要があるかもしれません。長老たちは,そうした必要とされている助けや励ましを与えるものとして,「あなたの王国が来ますように」や別の本を用いるように提案するかもしれません。
研究を司会する
6 あなたは,ご自分がまったく初めて聖書研究を司会した時のことを思い出せるに違いありません。研究のためによく準備する必要を感じました。それ以来どれほど多く研究を司会してきたとしても,前もって徹底的に準備するならより良い研究司会ができることをご存じでしょう。(箴 25:11)このことは,不活発な兄弟や姉妹との研究司会に関して特に真実と言えます。パウロは仲間の奉仕者であるテトスに,「あらゆる良い業に備えを」することを引き続きクリスチャンたちに思い出させるよう勧めました。(テトス 3:1)このことは,それらの割当てを果たすために,思いや気持ちの上で準備することを示唆しています。
7 イエスがしばしば示されたように,質問は効果的に教える際に特に役立ちます。(ルカ 10:36)印刷されている質問を用いる際,わたしたちは教えたいと思いますし,単に出版物から読んだ答えで満足したいとは思いません。考えを刺激し,その人が思っていることを自分の言葉で言うように付加的な質問をするのが適切かもしれません。誘導する質問や,見解を知る質問はこれをする上できわめて効果的です。
8 不活発になっている兄弟たちのうち,このような聖書研究で真の援助を受け,もう一度王国の音信を遠く,広く伝える業にわたしたちと共にあずかる人たちを見ることは何という祝福でしょう。特にわたしたちが個人としても助けることができた場合は,その人々の霊的な進歩を喜べるでしょう。迷い出た1匹の羊を見つけた人が感じたように,わたしたちも感じることができますように。イエスはこのように言われました。「うまくそれを見つけるなら,あなたがたにはっきり言いますが,その人は迷い出なかった九十九匹のこと以上にその羊のことを喜ぶのです」― マタイ 18:12-14。
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