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    目ざめよ! 1974 | 7月8日
    • カリウムが必要です

      カリウムはこれまでに知られる金属類の中でも特に軽いものの一つです。また,非常に柔らかく,ナイフで切ることもできます。人体に含まれるカリウムの量は体を構成する物質のわずか0.3%ほどにすぎませんが,それでも鉄や銅など他の基本鉱物質に比べるとかなりの比率になるため,“マクロ・ミネラル”と呼ばれています。

      ある量のカリウムを毎日摂取することが必要です。このカリウムは人体内の細胞が生きてゆくために不可欠なものですが,他の鉱物質と異なり体内に蓄積されないからです。細胞内のカリウムの量が少なくなると,細胞外液中のナトリウムが細胞内に浸透すると言われています。こうした状態になると,細胞内の酸とアルカリの平衡が崩れ,中毒状態が生じます。そのために死亡することもあります。

      カリウムが必須であるのは,たん白質や炭水化物を活用する面でカリウムが非常に重要な役割を果たしているためでもあります。カリウムは筋肉の正常な機能のためにもきわめて重要であり,休むことを知らない筋肉,つまり心臓については特にそうです。

      カリウムが十分でないと,筋肉が弱ったり,反射作用が鈍ったり,背痛や頭痛がしたり,便秘を起こしたり,不眠症になったりすることがあります。心臓の発作は言うに及ばず,物事に感動しなくなるとか,冷淡になるとか,ふさぎ込むとか,あるいは精神が錯乱するとかいった状態は,カリウム不足が原因で生じる場合があります。事実,専門家は,カリウムの欠乏状態がかつて考えられたよりずっと多く見うけられると語っています。

      カリウムが欠乏しないようにするために,幾つか用心すべき点があります。まず第一に,カリウムをほとんど,あるいは全く含んでいない食物だけを取るようなことを避けるべきです。大部分を精白した粉や白砂糖で作った食品のように,高度に精製された食べ物はそうした部類に入ります。

      しかしさらに大切なことは,カリウムの“略奪者”として知られる食品の使用を控えめにすることです。食塩として知られる塩化ナトリウムは最も一般的なカリウム泥棒です。食塩は確かに必要なものですが,適度に取ることが賢明です。カリウムの別の“略奪者”は甘草です。

      またある種の薬剤も体のカリウムを奪い取る働きをします。その中には排尿促進剤として知られる,腎臓の働きを助けるある種の薬や,療法上投与されるコーチゾンのようなある種のホルモンなどがあります。

      ほとんどすべての食物にある程度のカリウムが含まれてはいますが,十分な量のカリウムを摂取するために,カリウムを豊富に含んだ食物を取りたいと思うことでしょう。牛肉,羊肉,レバー,シチメンチョウの肉などの肉類や,タラなどの海産物もカリウムを豊富に含んでいます。

      カリウムに富んでいるとされる野菜には,ビート,ニンジン,セロリ,ブロッコリ,カリフラワー,ジャガイモ,ホウレン草などがあります。いちばん楽しくカリウムを取り入れる方法は,アンズ,バナナ,オレンジ,モモ,干しスモモ,干したイチジクの実などの果物を食べることです。木の実はいずれもカリウムに富んでいます。骨粉,醸造酵母,糖みつ,ヒマワリの種子,麦芽などの補足食品も見のがさないでください。

      カリウムは必要な物質ですから,それを十分取れるように注意することにはそれだけの価値があります。

  • 理論と行動
    目ざめよ! 1974 | 7月8日
    • 理論と行動

      ● 「交差する流れ」と題する出版物の中で,カトリック司祭フェリペ・ベリマンは,ラテン・アメリカにおけるカトリックの理論と一般民衆が実際に行なっている事がらとの間には大きな違いがある,と論じている。「ラテン・アメリカにおける一般民衆のカトリック主義」という記事の中で,同司祭はこう指摘している。

      「しかし,ラテン・アメリカの一般民衆が公式の(つまりトレント宗教会議で定められた)カトリック主義を受け入れたことはなかった。彼らは,トレント宗教会議的な神学理論と牧会職が意図するような意味での救いの仲だちとして同教会を受け入れたことはない。……司祭はあることを行なっていると考えているが,民衆のほうは何か別のことを行なっている。何百年にもわたって民衆の“無知”に対して関心が払われ,民衆を“改宗させ”て教会で結婚式を挙げさせ,ミサに出席させ,聖ざん式にあずからせようとする企てがなされてきた。しかし概して,こうした企ては民衆の間であまり成功を見ていない」。

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