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    目ざめよ! 1982 | 6月22日
    • の消費者団体の雑誌は,この豆自動車には欠点がないわけではないと述べている。安全性に欠け,馬力が弱く,事故に対する抵抗力がほとんどないので,3,750㌦(約82万5,000円)という価格はあまり買い得ではないと言われている。

      司教になるために

      ● 中国の一新聞によると,新しくカトリックの司教に選ばれた太原<タイユワン>のある中国人は,教会の儀式の中で,政権を取っている党に対する忠誠を誓うよう求められた。この人は聖書の上に手を置き,祭壇の前にひざまずいて,「中国共産党と人民政府の指導に固く付き従い,社会主義の道を歩み,憲法……および政府が布告するあらゆる法律と布告に敬意を払う」ことを誓った,とこの報告は述べている。

      『本当のクリスチャン』

      ● 米国ワシントン州ポート・アンジェレスのデーリー・ニューズ紙のコラムニストであるジャック・キャディは最近自分の担当するコラムに,エホバの証人の訪問を受けた後に客人と交わした会話を書き記した。その時にはエホバの証人たちを招じ入れることができなかったため,このコラムニストは,「私は次善の策を取り,1週間後に会う約束をした」と述べた。エホバの証人がその場を立ち去ってから次のようなことがあった,とキャディは書いている。

      「友人はこう尋ねた。『ありとあらゆる宗教を調べつくした君ほどの人が,なぜよりによってこんな人々を擁護するのかね』。『キリストだ,これらの人々は本当の意味で根源的なクリスチャンなのだ』と私は言った。『ほかの人たちは違うのだろうか』。『違う,ほかの人たちの大半は違う』。それから私は,キリストが兵士たちに対し『殺してはならない』と言ったことを友人に指摘した。キリストはただの一般市民にではなく,兵士たちに話していた。証人たちはこのことを真剣に受け止めているが,他の宗教は事実上この点に全く無とんちゃくだ。ほとんどどの宗教も,“必要性”や“聖戦”について語る。

      「エホバの証人は,人の命を奪うことを自分たちに求める政府あるいは軍部の何らかの計画に加わるよりも,むしろ幾度も刑務所に送り込まれてきた。そのグループの男たちは,せきたてられるように軍隊に志願した他の大勢の男たちより多くの非難と暴力を身に受けた。……この国の国民が本当のクリスチャンであったなら,軍備競争などはなくなっていたであろう。……私は友人たちにこのような結論を話した。『だから,いわゆるクリスチャンの多くは,二束三文の偽クリスチャンの集まりなのだ』。友人たちはこの意見に同意してくれた。……私はこれらのエホバの証人たちの訪問を楽しみにしている。恐らく何かを学ぶことができるだろう」。

      「自由のいしずえ」

      ● ニュージーランド,ワンガヌイ市のワンガヌイ・クロニクル紙の最近の社説は,エホバの証人が宗教上の理由から輸血を拒むことについて論評して,こう述べた。「せんじ詰めてみれば,どんな宗教団体も望む通りに聖書を解釈して構わないはずだ。それこそ信教の自由の意味するところである。……[エホバの証人たち]は,自分自身や自分の子供たちが手術台の上で死ぬかもしれないという見込みを受け入れる際,他の人ほど苦しまないわけではない。ところが彼らは,理解したところに従い,神のご意志にのっとって生きていることを確かに知っているので,その危険を何とも思わない。そしてそれは,彼らの特権であるだけでなく,民主主義における信教の自由のいしずえである」。

      空港の歳入

      ● 主要な空港では,普通,駐車場に車を置くと料金を取られる。駐車料金から得られる歳入は,空港の収入全体の中でかなりの割合を占めている。例えば,ダラス-フォートワース地域空港の場合,駐車する車から1年間に1,700万㌦近く(約37億4,000万円)の収入があり,同空港の全歳入のほぼ4分の1に相当する。それは,航空会社が着陸料として支払っている1,900万㌦(約41億8,000万円)に近い額である。ロサンゼルス国際空港では,駐車料金が全歳入の18%近くを占めており,シカゴのオーヘア国際空港では約17%を占めている。そしてニューヨークの“3大空港”であるケネディ,ラガーディア,ニューアークの各空港の場合,駐車料金は全歳入の約12%になっている。

      カモにご用心

      ● PCB(ポリ塩化ビフェニール)という化合物の汚染のため,ニューヨーク州のハンターたちは,射止めたカモを多量に食べてはならないと保健省から警告された。動物実験で発ガン性が見られたこの化学汚染物質の濃度は,カモの体内で国が定めた最大許容量を超えていた。保健省は,一月に3度以上カモを食卓に載せないようにと提案した。さらに肉に風味を加えるためこの鳥に詰め物をして焼く場合には,詰めた物は捨てるべきである。それが汚染物質を吸収し,熱を加えてもそれらは破壊されないからである。汚染物質は,産業公害の結果として水系に入り込む。同様の警告はモンタナ州当局から発せられているが,これは,塩化含水炭素の別の汚染物質であるエンドリンに汚染されたカモに関するものである。

      発明者の嘆き

      ● “テレビの父”と呼ばれることもあるロシア生まれの米国人技師ウラジミール・ズウォーリキンは,自分は決してテレビを見ないと述べている。ズウォーリキンは,1923年,34歳の時に,初めてテレビの特許を取った。92歳の誕生日を迎え,この人はテレビという媒体の技術面の進歩についてこのように述べた。「技術はすばらしい。色は私の予想を越えたものである」。では内容はどうだろうか。「私だったら自分の子供がこういうもののそばに寄ることさえ許さないだろう。テレビがやっていることは恐ろしい」とズウォーリキンは語った。

      無害と報告されたVDT

      ● ワードプロセッサとホームコンピューターが普及するにつれ,避けられないのは,こうした装置を用いて長時間働いた場合,オペレーターは,有害な放射線にさらされることはないかという疑問である。最近,カナダ医師会ジャーナル誌は,10年間にわたる研究の結果,テレビ端末器(VDT)から発せられるX線は,テレビに吸収され,放出されないことが判明したという報告をしている。したがって,その報告の主張によると,VDTを用いて仕事をしても,白黒テレビを見る時と同じほど害がなく,オペレーターは有害な放射線を浴びることもない。目と筋肉の緊張に関しこの報告は,「同じ場所にとどまり,目をいつも使っていなければならない」ほかの機械相手の仕事よりもストレスが多いことはないはずだと述べている。

      屋内の空気汚染

      ● ニューヨーク・タイムズ紙によると,米国マサチューセッツ大学で開かれた屋内の空気汚染に関する会議の席で,屋内の空気の最も有害な汚染物質として,「燃焼の結果出る様々なガス,小さな粒子,放射性の気体」そして「たばこの煙」が列挙された。その会議の席で行なわれた報告の一つは,料理にガスを用いる家庭の子供たちは,電気コンロを用いる家庭の子供たちより,「せきやたんがかなりひんぱんに出る」と述べている。そうした家庭の子供の呼吸の能力や肺の健康度が比較的低いという報告もあった。同様に,英国教育協議会は,親がたばこを吸う家庭の子供たちは,気管支炎や他の呼吸器系の病気にかかりやすいと発表している。この問題は,省エネルギーのため家を閉め切ることの多い冬の月々に,重大な問題となる。

  • 「あなたの王国が来ますように」― どこに来るのですか
    目ざめよ! 1982 | 6月22日
    • 「あなたの王国が来ますように」― どこに来るのですか

      イエスが祈り求めるように教えられた王国とは何でしょうか。単なる天国の状態のことですか。それとも人の心の中にある状態ですか。あるいは臣民がおり,法律を備えた文字通りの政府ですか。

      その答えは,あなたの生活に大きな相違をもたらすことがあり,また実際に大きな相違をもたらすでしょう。

      ですから,「あなたの王国が来ますように」という新しい書籍をお求めになってください。そしてその本と聖書をあわせて用い,神の王国とはそもそもどんなものなのか,その王国がどんな大変化をもたらすかについて学んでください。

      色刷りのさし絵が付いた「あなたの王国が来ますように」と題する192ページの本のために,寄付として400円分の切手を同封します。(郵送料発行者負担で送ってください。)

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