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  • わたしは親の決めた結婚をしました
    目ざめよ! 1972 | 11月8日
    • その結婚を承諾しました。従順なインド娘にはそうすることが期待されていたからです。

      「相手方の家族は嫁資として,一定量の宝石を用意してほしいと言いました。母はそれを承諾しました。母が宝石を用意しなければならないことを知ったわたしは,働いて費用の不足を埋めさせてほしいと申し出ました。それで結婚式は6か月後に行なわれました。

      「その6か月のあいだ,わたしは,相手の男性はどんな人かしらと考えていました。その人については何ひとつ知ることができなかったのです。でも,わたしは夫となる人がのんだくれでないようにと,神にしばしば祈りました。わたしの父はそれまでわたしたちに祈ることを教えてくれていましたし,わたしは神がわたしの祈りに答えてくださることをほんとうに信じていました。結婚式の二日前に相手の男性とその家族が到着しました。

      母の結婚生活

      「その青年の家族は家の装飾の費用や,結婚式のためのインド音楽を含むひろう宴の出費すべてを負担してくれました。結婚式は教会で厳粛に行なわれ,それから盛大なひろう宴がありました。式が終わってからわたしたちが初めて話し合えたとき,夫は,式の手筈をどう思うか,またわたしが身に着けていた宝石が好きかどうかをわたしに尋ねました。わたしは,とてもすばらしいと思うと答えてから,すぐに,夫にどんな習慣があるかを聞きました。夫は,酒もたばこも飲まない,スポーツが好きだと答えました。わたしの心は喜びで満たされ,神を賛美しました。わたしはまた,夫が良い仕事についていて,品位ある生活ができるようにしてくれることを願っていました。しかし,夫の収入はそれほどでもありませんでした。でも,そのことを聞いてわたしはがっかりしませんでした。わたしに示してくれた親切と愛は,夫の収入よりも価値があるからです。

      「わたしの家で五日間滞在した後,わたしは荷物をまとめて夫の家に行き,夫の家族といっしょに住みました。夫の家には8人の子どもがおり,夫は一番年上でした。わたしのしゅうとめは夫の継母でした。わたしは掃除,料理,その他多くの家事をしなければなりませんでした。わたしはしゅうとめに従順でしたが,しゅうとめはわたしの仕事がいつも気に入らず,たえずあら捜しをしていました。そこでついにわたしたちは家を出てどこかよそに住むことにしました。母は,わたしの夫の兄弟姉妹のうち4人を引き取ってめんどうを見てほしいと言いました。夫とわたしは問題を話し合い,その責任を引き受けました。それは大きな問題でしたが,わたしは正規の教師でしたから,助力することができました。わたしは教職につきました。ふたり分合わせてもそれほどの収入はありませんでしたが,わたしたちは幸福でした。

      「わたしたちにはふたりのむす子とひとりの娘がありましたが,その子どもたちはわたしたちの結婚生活に大きな幸福をもたらしました。エホバの証人のひとりがわたしの家を訪れて,家庭聖書研究の取り決めを紹介してくれたとき,家族全員にさらに大きな幸福がもたらされました。その聖書研究は,わたしたちが家族の問題を敬けんな方法で解決する仕方を知る助けになり,わたしたちの生活を非常に豊かなものにしてくれました。また,異性と結婚に対する正しい態度を持つよう子どもを訓練するうえでも,たいへん大きな働きをしました。

      「それらエホバのクリスチャン証人と聖書を学んだとき,わたしたちは,彼らの信仰が西洋諸国の諸習慣を守ることを要求していないことを知りました。むしろ,その信仰は,明確に述べられた神のみことば聖書と対立するすべての習慣を捨てることを要求します。確かに,わたしたちが得た神のみことばの知識は,娘の結婚配偶者を選ぶ際に注意すべき事柄に対する,より深い理解を得させてくれました。なぜなら,エホバを愛し,エホバに仕え,エホバの原則および夫と妻に関するエホバの定めに導かれている青年は,娘をわたしたちのようにたいせつにすることを知っているからです。さらに,青年の両親が,最初に結婚を取り決めたエホバ神に信仰を置いている場合は,その両親と結婚の取り決めをしても,時おりあるように,欺かれたりだまされたりすることがないこともわたしたちは知っています。

      「たとえば,すぐれた資格を持つある青年の親はむす子の結婚を取り決めました。その青年は高等教育を受けた,見聞の広い人でした。年ごろになったとき,彼は両親に,聡明で教育のある女性を配偶者にほしいとたのみました。彼の両親は青年のためにそのような女性を見つけました。彼女の顔は生き生きとして明るく,頭脳明せきで,自分たちのむす子の『知性とつり合う』可能性を約束していました。結婚式の当日,結婚指輪の代わりにつける,「マンガル・スドラ」という金の鎖を花嫁の首にかけようとして花嫁の顔おおいを上げたとき,青年は,生気のない,あばたのある,予期していたよりもずっとふけた顔をそこに発見しました。その女性は,約束の女性の姉だったのです。青年は騒ぎたてずにそのまま結婚式をすませましたが,以来彼は,全くふつり合いな女性と,失望と落胆の生活を送っています。彼は村じゅうの同情の的となっています。

      「さて,わたしは結婚して25年になりますが,申し分のない幸福な結婚生活だったと思います。娘の結婚を取り決めることに娘が同意してくれたとき,わたしたちはうれしく思いました。わたしたちは娘に全くふさわしいと思う人を見つけました。あの子は良い娘でしたから,良い妻になることと思います」。

      わたしの結婚

      母の話から,両親が経験者であることがおわかりでしょう。両親の助言から,わたしは,大きくなるにつれて自分のふるまいに気をつけることがどんなにたいせつかを理解しました。他の人びとのいるところでは,いつなんどき,だれに観察されているかわかりません。ふるまいがよくなければ,どこかのりっぱな人がむす子の配偶者として自分を選んでくれることを期待できるでしょうか。もしそのような人に選ばれないとすれば,良い結婚ができなかったことを嘆きながら,その後の人生を送ることになるでしょう。

      さて結婚式は終わりました。わたしたちは大ぜいの人にいとまごいをして,ひろう宴の前に少し休憩を取るため,車に乗りました。その時初めてわたしたちはふたことみこと,ことばをかわしました。わたしは夫が,想像し予期していたよりもずっとよい人であることを知ってほんとうに感激しました。夫はわたしにとても親切です。夫がその最初の機会にこう話してくれたとき,わたしの心は喜びと愛であふれました。「もしぼくがまちがったことをしたら,きみはぼくを正さなくてはいけない。また,きみがまちがったことをするときにはいつでも,ぼくがきみを正す。ぼくたちはいつも互いに理解し合っていなくてはいけない」。夫はまた,聖書研究をいっしょにすることによって霊的に互いに助け合うことについても話しました。

      わたしはすばらしい配偶者との結婚生活を始めて,今とても幸福です。また,非常な注意を払ってほんとうにりっぱな夫をわたしに得させてくれた愛のある両親ばかりでなく,エホバ神にも心から感謝しています。―寄稿

  • いつも青いのはなぜか
    目ざめよ! 1972 | 11月8日
    • いつも青いのはなぜか

      ● 海がいつも青く見えるのはなぜだろうか。それは水中に漂う微少な粒子が太陽光線を散乱させるからである。青い光線は波長が短いため,他のより長い波長の光線より,いっそう良く散乱する。これは空がなぜ青いかという理由と基本的には同じことである。確かに,ある水域では浮遊する微植物が黄色味を加え,水を緑色にすることがある。また大きな川の河口付近などでは,水の中に漂う沈殿が水を茶色っぽくすることがある。

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