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インド1978 エホバの証人の年鑑
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の監督は,交替する司会者と永続的な調整者を持つ支部委員が行なうことになりました。この取決めは,特に一層重い仕事の荷を負い,起こり得る問題を扱う上で進歩的な方法であると考えられました。それによって,監督する責任がもっと土地の兄弟たちに委ねられました。また,支部委員を構成している人々は,野外の活動との接触が増えるので,野外の問題をより広く把握することができます。
神とともに行なう将来の業のための基礎
この世代のうちに起こるすばらしい出来事を切に期待して,インド,ネパール,バングラデシュのエホバの証人は,エホバの目に見える組織から離れないことによって前途の試練に備えています。一番最近の伝道者最高数は4,687人で,1976年4月14日に行なわれたキリストの死の記念式には1万1,204人が出席しました。インドで,イエスの油そそがれた追随者であることを表明した真のクリスチャンはわずか11人でした。
インドは,広大な土地と多くの人口を有する国ではありますが,エホバの設立された王国に関する証言を受けています。特に1912年以来,聖書の真理はインドにあふれている大勢の人々に宣明されてきました。聖書や他のキリスト教の文書を多数配布したり,宣伝カーを使った公開講演,蓄音機の業,戸別に証言をすること,再訪問および家庭聖書研究などの方法を用いて,人々に真理を伝える努力が大いになされました。非常に厳しい気候条件,病気に冒される危険,その他の苦難があるにもかかわらず,聖書の救いの音信を聞く機会は大勢の人々に与えられました。そして,数千人の人々が好意的に答え応じたのは喜ばしいことです。
インドでは,神権組織が,異なる言語地域に散在する孤立した伝道者の群れから,密接に結び合って一致したクリスチャンの福音宣明者の一団へとしだいに成長しました。偽りの宗教に原因する無関心,時々狂信者が起こす騒動,ふたつの世界戦争中の禁令,政治闘争その他の問題があったにもかかわらず,組織はそのように成長したのです。こうした状況にあって,エホバは常にわたしたちとともにいてくださいました。わたしたちはエホバの証人として,『神とともに働いて』いることを深く感謝しています。―コリント第二 6:1。
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リベリア1978 エホバの証人の年鑑
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リベリア
「自由に対する愛がわたしたちをここへ連れて来た」。この言葉は,大西洋を横断して1822年4月25日にアフリカの西海岸の小さなプロビデンス諸島に上陸した移民が語ったものです。アメリカ植民地協会の後援を受け
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