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キリスト教国は神の教えを破る! その滅亡後はどうなるかものみの塔 1962 | 4月15日
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時までは,支配を続けることになっているからである。最後の敵として滅ぼされるのが,死である」。(コリント前 15:25,26,新口)死を滅ぼすということは,ハルマゲドンを生き残る者たちから死の処罰を取りのぞくだけでなく,死人をよみがえらすことでもあります。永遠の滅びに宣告されていない死人は,死の状態からよみがえらされ,キリストによる神の御国の下に,楽園の地上で永久に生きる機会をいただくでしょう。(テモテ後 4:1。使行 10:42,43; 24:15)記憶の墓からもどるすべての人々に対して,ハルマゲドン生存者はキリスト教を提供するでしょう。
62 どんないやしが行なわれますか。神の教えを破らぬ者たちは,地上でついにはどんな祝福をうけますか。
62 死人を復活させる奇跡の後に,霊的ないやしと肉体的ないやしという他の奇跡が行なわれて,人間は王なるキリストにより神の子として完全になります。そのとき神の教えをやぶらず,神に膝をかがめて神の御名を呼び,「『イエス・キリストは主である』と告白して,栄光を父なる神に帰する」人々は,新しい世の地的な楽園で永遠の生命という賜物をいただくでしょう。―ピリピ 2:9-11,新口。黙示 21:1-4。ヨハネ 3:16。
63 キリスト教国の滅亡の結果を恐れぬ私たちは,いま何をするべきですか。
63 神の教えを破ったキリスト教国は滅亡します。その後につづく結果について,私たちは恐れる必要がありますか。恐れる必要はありません。その後に生ずるものを考えるとき,私たちはキリスト教国から離れて,真のキリスト教を受け入れるべきです。私たちは誠実なクリスチャンとして生活し,偽善的な宗教の滅亡後に生ずる神の御国の貴重な祝福全部をよろこびのうちに期待するべきです。
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エホバを待ちのぞんで勇ましく伝道するものみの塔 1962 | 4月15日
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エホバを待ちのぞんで勇ましく伝道する
ハワイ
人口: 62万人
伝道者最高数: 1708人
比率: 363人に1人
危機に直面したこの世の人々は恐れと不安におびえていますが,エホバの「おり」の中に安らかに住まうエホバの「羊」は恐れていません。エホバの証者は,この苦難の時が昔の預言の成就であり,終りの時のしるしであることを知っています。それゆえにエホバの証者はハワイの島々で御国の音信を伝道しているのです。光を揚げる者とはなったエホバの証者は,大きな幸福を感じています。そして次の言葉を心に留めます。「狭い戸口からはいるように努めなさい」(ルカ 13:24,新口)。彼らが努めることによって,霊的な暗やみの中にいる人々は光の中に導かれます。ハワイからの次の経験はそのことを示しています。
84歳のある兄弟は年のために腰がまがっていますが,それでも宣教に精を出しています。韓国語を話すこの兄弟は,家から家に行っても余り多くの人と話すことができないので,毎日,街頭に立っています。その姿は大勢の人の目にとまって,忠実の模範となっています。この年老いた兄弟は,何を成し遂げましたか。毎月,平均336冊の雑誌を配布し,ある時は1か月間に570冊を配布しました。去る奉仕年度のあいだ1825時間を奉仕したその努力によって,大勢の人が祝福を受けました。
太平洋の上を飛ぶ飛行機の中で偶然の伝道をして親切を示したことが,良い実を生み出しました。乗客の一人の婦人が日本語の「目ざめよ!」を読んでいるのを見て,エホバの証者の乗務員の一人は,あなたもエホバの証者ですかと尋ねました。エホバの証者ではなくて,雑誌を読んでいるだけですという返事でしたが,この乗務員は真理の話をつづけました。目的地に着くまで,この兄弟の示した配慮と親切は,この婦人に感銘を与えました。
この婦人が家に戻ってから間もなく,別の証者の訪問を受けて聖書研究が直ちに始められ,婦人はその晩,書籍研究に出席しました。かなりの年配のうえ,日本語で勉強しなければならなかったため,進歩はやや遅いようでしたが,この柔和な人は英語の集会にも出席し,また別の島で開かれた「一致した崇拝者の地域大会」にも出席して認識を示しました。
カトリックの人が断然多い地区で,巡回の僕と一緒に働いていたある姉妹は,聖書の話を聞いてくれる人にほとんど会いませんでした。ところが驚いたことに一軒の家の主婦は,聖書の勉強をしたいとすぐに言って二人を中に招じいれました。
そして次のような話をしました。「私は病院から退院したばかりです。私の病室には死ぬばかりの婦人がいました。私は死の床についている人と同室して不快な気持ちを持ちましたが,一方ではその人の幸福そうな様子と快活さを見て驚かずにはいられませんでした。その婦人は,自分が住むことのできる楽園のことを何時も話していました。私に英語の聖書を貸してくれたうえ,自分の韓国語の聖書から沢山の句を私に説明したのです。それは私の聞いたことのない事ばかりでした。私の義理の姉は,カトリック修道院の院長をしていますが,私はこんなにすばらしい事を聞いたことがなかったのです。私は聖書を勉強したかったのに,個人教授の謝礼を出すことができなかったことを彼女に語りました。彼女は神の言葉は価なしで学ぶことができると答え,私の退院した日,是非エホバの証者と連絡して家庭聖書研究をとりきめてもらいなさいとすすめました。そしてエホバの証者は無料で聖書を教えると言いました。二日前,私はこの婦人の亡くなったことを新聞で知りました。彼女の幸福で恐れを知らなかった様子が,私には忘れられません。たしかに彼女は神を愛して神を信頼していたに違いありません。それで私も聖書を学びたいのです」。
どんな時にも証者はできるものです。この忠実な姉妹は死ぬ前に,もう一人の人に生命の道を示すことができました。
一致した崇拝者の地域大会において,兄弟たちは新しい出版物を受け取り,大いに喜びました。ハワイの兄弟たちは,1963年にホノルルで開かれるエホバの証者の国際大会に大きな熱意を持ち,世界各地からの兄弟をこの大会に迎えることを待ち望んでいます。
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大胆な証言でカトリック神父の反対を克服ものみの塔 1962 | 4月15日
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大胆な証言でカトリック神父の反対を克服
グァムの一婦人に「楽園」の本が配布されました。この婦人は「ものみの塔」と「目ざめよ!」を読んだことがありました。その結果,聖書研究が始まりました。彼女は正確な知識を取りつづけて,まじめな態度を示したので,反対気味の家族の者たちも幾分興味を持つようになりました。カトリックの神父は,その婦人の15歳の娘に質問されたとき,娘は年が若いから,そのような事柄は理解できないと答えました。この婦人は,偽りの教理を教える学校に子供を行かせたくなかったので,子供たちを公立学校に転校させました。ある日,彼女の夫が牧師と会ったところ,牧師は,奥さんがしばらくのあいだ教会に出席されていないと彼に告げました。彼は帰宅すると,牧師と会ったことを彼女に話しました。彼の妻は,牧師が家に来ることを待たず,彼女の方から牧師に会いに行きました。牧師との会話の中で,彼女は牧師に,38年間,カトリック教会に通ったが,彼女の家に来て聖書を教えてくれるような人はひとりもいなかったと告げました。神父は,彼女を援助すると申し出ましたが,彼女は「けっこうです。もうエホバの証者の援助を受けていますから」とことわりました。すると神父は,グァム島は「処女マリヤ」の所有地であると彼女に告げました。しかし,グァム島はエホバ神の所有されるものであり,聖書研究を通してそのことを知ったと,彼女は神父に告げました。この婦人は毎週2度研究しており,いまでは奉仕に参加して,その知識を他の人々に分け与えています。彼女の家族はみなグァムで行なわれた一致した崇拝者の大会に出席しました。―1962年のエホバの証者の年鑑(英文)より
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