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  • その15 ファシスト ― ナチスの迫害下の海外の活動
    ものみの塔 1956 | 2月1日
    • 聖書出版物が配布されました。しかも,この年には,実に1037名という多くの数の開拓者が働いています。全体戦争の状態にもかかわらず,増加はなおも続いて,1942年に毎月の奉仕に携わつたものは1万2436名にのぼり,うち1488名は全時間奉仕者です。イギリスの証者は統一のとれた強固な制度となり,霊的にも少しも遅れず,戦争中の長い暗黒時代の試煉を充分耐える程になつていました。

      しかしイギリスの活動も迫害のうちに推進されました。世界の他の国々のように,カトリックからの迫害を経験しましたが,その激しさは他とは比べものにならない程の激しさでした。数回に亘るカトリックーファシストからの攻撃は,1938年と1939年に,ロンドン,グラスゴウ,クリデバンク,オルデハム,ニューブリッヂ,チーネのヘブルン,フォルケストン,キャンバーレイ,レイセスター,ダウンデー,エボウ・バアーン及びノースウイッヒの各地でありました。あるときには,牧師の導く暴民は証者を攻撃し,あるときには集会をも邪魔しました。1940年には71件の攻撃事件が報ぜられております。1938年10月14日のロンドンの『カトリック・ヘラールド』は証者と判事ルサフォードに誹謗的な攻撃を加え,証者の活動は反政府的であるとの偽りの非難を浴びせました。しかし,『カトリック・ヘラールド』は,11月25日号の第1頁に,先の声明撤回を余儀なく発表し,その面目を失いました。

      1938年,9月10日11日,ロンドンは,ものみの塔協会最初の多都市大会の中心都市として注目を集めていました。ヱホバの証者の50の大会は,イギリス,スコットランド,アイルランド,カナダ,アメリカ合衆国,オーストラリヤで同時に開催されました。50の都市全部はラジオ電話の設備により,連絡されていました。ロンドンのローヤル・アルバァート・ホールから判事ルサフォードによつて話された,二つの主要なる話は,イギリスの島々の都市や海外の都市の聴衆により,明瞭にきくことができました。土曜日の1時間の話は,『地にみてよ』の題についての心打つものでした。日曜日(9月11日)の公開講演のとき,50の都市にあつた15万名はルサフォードの声そのままをききました。『事実を見よ』という演題の心躍る話で,カトリックファシストの世界征服競争の接近について民主主義国家の人々を警告しました。それは,じつに特筆すべき大会です。12ヵ月のち,世界第二次大戦が開始され,ナチスとファシストは,予言されていたとおりに,世界征覇に全力を傾注しはじめました。

      『事実を見よ』の公開講演のときには,サンドウィッチ式の看板が大会都市において大規模に使用されました。のちに小さい公共の集会所で色々の講演がレコードにより人々に聞かせる場合には,一列に並んだ伝道者たちが宣伝の看板を肩にかけて,通行ひんぱんな道路をねり歩き,集会宣伝のビラをくばりました。人々の目を見はらしたこの街頭伝道は『宣伝行進』として知られています。このようにして,『事実を見よ』の講演をおさめた冊子は,1200万冊も全世界で配布されています。まこと,力強い大戦前の証言運動です。(つづく)

  • 7歳の少年の伝道は実を結ぶ
    ものみの塔 1956 | 2月1日
    • 7歳の少年の伝道は実を結ぶ

      これはイタリーの田舎のある学校でおきたことです。ここに在学していたある若い伝道者は,先生が宗教の題についての作文を命ずると,いつもヱホバ神の真の崇拝について書いていました。ところが,時折,この少年は目に涙をためて帰宅します。その理由は先生が折角のその作文を破つて,さいてしまうからです。クリスマスの時機になつて,この若い伝道者も,クリスマスの詩を暗記するよう命ぜられました。しかしながら,仮の馬小屋も作り,教室で稽古しているとき,彼はきっぱりした態度で自分の参加しない理由をのべ,しかも,それを詩篇 115篇と出エヂプト記 20章からの引用をもつて証明しました。先生みづからも聖書をしらべ,この少年の語るところが真理であることに気付いて,驚嘆したのです。この不思儀な宗教について詳細を知りたかつた先生はその少年の両親をたずね,親たちも喜んで,先生の沢山の質問に答えました。先生はヱホバ神とその目的についての知識を学びつづけ,知識がすすむにつれて,人への恐れも克服できるようになりました。まもなく自分の立場を宣明し,ヱホバに献身し,洗礼をうけました。今日では,先生も,その妻も,子供も,ヱホバの証者の会衆の集会に出席しています。それのみでなく,この一家全部は家から家に良いたよりを熱心にのべ伝えて居ります。これは,7歳の少年の伝道により結ばれた実に外なりません。

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