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  • ウルグアイの選挙とカトリック教会
    目ざめよ! 1972 | 9月8日
    • で技術共進会が催された。移動救急班は無料の医療相談を行ない,街頭で人々の血圧の検査を行なった。フレンテの候補者たちを支援するため大々的な街頭集会が開かれた。同党の選挙戦の宣伝広告,宣伝カー,無数のちらし広告,集会その他の宣伝方法は,他の政党の選挙運動を色あせさせるかに見えた。

      傍観者たちはいぶかった。最近の何年来の窮境にいや気のさしているウルグアイの人々が身をひるがえしてカトリックと左翼の共同戦線に好意を示すようなことがありうるだろうか。フレンテ・アンプリオを支持するテロリストたちは,必要とあらば力づくでも勝利を獲得する決意であると言明している以上,選挙は平和裏に行なわれるだろうかと。

      投票日は問題の解決ををたらしたか

      ついに投票日が来た。1971年11月28日,日曜日は明るい晴れた朝を迎えた。しかし,緊張した空気がみなぎっていた。初めて罰則を伴う強制投票が実施されたため,記録的な人出が予想された。

      票読みが始まるとすぐ,従来の2大政党が過半数の票を獲得していることがわかった。得票の最終集計によれば,コロラド党がブランコ党をからくも押えて勝った。得票数は次のとおりである。

      コロラド党 68万0,440票

      ブランコ党 66万7,860票

      フレンテ・アンプリオ 30万3,178票

      ジュアン・M・ボーダベリー新大統領は1972年3月1日に就任した。

      就任式の二,三日後,燃料費が2倍に上がり,ついで各地の物価が全般的に高くなった。中には200%も高くなった商品もあり,労働者のストライキその他不穏な事態が再び現われはじめた。

      次いで4月12日,水曜日,15人のテロリストはプンタ・カッレタス刑務所からの劇的な脱出に成功し,下水道を通って逃げた。4月14日,金曜日,テロリストと警官との一連の衝突があり,12人が死亡した。

      翌日,ウルグアイ議会は事態を「内戦状態」とみなし,個人の行動の自由を制限することを承認した。転覆活動を押え,治安妨害罪の囚人を監視するため,さらに大きな権限が軍部に与えられた。テロリストと軍隊の間の戦闘は依然続いており,そのために今なお建物が破壊されたり,人命が奪われたりしている。今回の選挙によってウルグアイの問題が解決されなかったことは明らかである。

      カトリック教会もひどい打撃を受けた。政治問題に関して教会の成員間で示された不一致はきわめて明らかであり,そのためますます多くの誠実な人々が教会を見捨てている。

      ウルグアイばかりでなく,不穏で危険な事態の見られるあらゆる土地で変革が大いに必要とされているのは明らかである。そうした変革をもたらす方法については人間の意見は一致してはいないものの,決して誤ることのない神のみことば聖書は,そうした変革がウルグアイだけでなく全人類にどのようにして確実にもたらされるかを示している。その徹底的な変革の時は今やまさに迫っている。その時あなたはだれの側にいるであろうか。

  • 虫の,どろぼうよけ
    目ざめよ! 1972 | 9月8日
    • 虫の,どろぼうよけ

      ● こおろぎは,どろぼうよけになることがある。こおろぎをたくさん入れた小さなかごをいくつか家のまわりに置いておくのだ。家人はその鳴き声に慣れるから,こおろぎが一晩中鳴いても安眠を妨害されることはない。ところが,どろぼうが家に侵入すると,こおろぎは,いっせいに鳴きやんでしまう。そのように突然静かになることが,どろぼうよけになるらしい。というのは,音が急にしなくなって静かになると,その変化で家人が目をさますからである。

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