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  • 宗教的な反対に打ち勝つ勇気
    ものみの塔 1962 | 3月1日
    • 神の言葉の真理を伝道し,人々をエホバ神の真の崇拝に導くことに過ぎません。しかしこのデメテリオは自分の商売が駄目になるのを望まず,仲間の職人にこう語りました,「諸君の見聞きしているように,あのパウロが,手で造られたものは神様ではないなどと言って,エペソばかりか,ほとんどアジア全体にわたって,大ぜいの人々を説きつけて誤らせた」。(使行 19:26,新口)この言葉はエペソの町に少なからぬ騒ぎをひき起こしました。暴動が始まり,大騒ぎとなって人々は『大いなるかな,エペソ人のアルテミス』と二時間ばかりも叫びつづけた」のです。「騒ぎがやんだ後,パウロは弟子たちを呼び集めて激励を与えた上,別れのあいさつを述べ,マケドニヤへ向かって出発した。そして,その地方をとおり,多くの言葉で人々を励ましたのち,ギリシャにきた」。―使行 19:34; 20:1,2,新口。

      18 偶像崇拝の間違いを暴露することはなぜ必要ですか。

      18 アサの時代,またパウロの時代と同じことが今日に至るまで存在しています。真理と正義を求める迷信深い人々に,間違った崇拝である偶像崇拝のことを気づかせることが必要です。そうするとき,人々は間違った宗教から離れることができます。

      19 宗教的な反対に面してそれに打ち勝つ勇気はどこから得られますか。

      19 パウロのようなクリスチャンの監督は知らない人々に良いたよりを語る特権を認識していますが,同時に忠実なクリスチャン自身が正しい道に励みつづけるように,多くの言葉で励ますことも必要です。迫害にあっても忠実だったパウロの手本は,神に本当の献身をしたクリスチャンにとって,たとえばパウロが彼らのもとを去ってもそのわざをつづけるように励ますものでした。人々が偶像崇拝をやめてエホバの真の崇拝者と交わるのを見るのは心強いことです。しかしこれらの人々がかつて属していた宗教組織の怒りを買うことを覚悟しなければなりません。自分の信ずる事柄に信仰を持つ人は試練にあたることができます。しかし同じ心と精神を持つ神の民の会衆と定期的に交わるならば,いっそうの勇気をもって試練に立ちむかうことができます。

      励まし合う

      20 監督も激励を必要としていますか。聖書は何を示していますか。

      20 会衆をクリスチャンの円熟に導こうとして援助を与える監督にも援助が必要です。あなたはそれを考えたことがありますか。会衆内でいちばん謙遜な柔和な人,あまり目立たない人が監督にとって励ましとなり,その信仰を強めることもしばしばあるのです。その人が集会に出席していること,その人と話し合うことが監督を助け,神の会衆内の他の人々を助けることになります。パウロはコリント人への手紙の中でコリントの会衆のために勇気づけられたと述べています。そしてテトスが「あなたがた一同によって安心させられた」ことを語っています。テトスは初期教会の監督として重要な地位を占めていました。しかもテトスは自分の奉仕した人々によって強められ励まされたのです。テトスはすべての人の従順を見たのでこの会衆を愛しました。テトスが訪問に成功したことは,異邦人への使徒であり,日々「諸教会の心配ごと」に心を用いたパウロにどんな影響を与えましたか。パウロはそのことを次のように語っています,「われ凡ての事に汝らにつきて心強きを喜ぶ」。(コリント後 7:13,新口; 7:16)パウロは会衆の信仰によって強められ,勇気づけられました。

      21 獄につながれたパウロの経験は,クリスチャンの兄弟に対してどのように勇気を与えましたか。

      21 一方ではローマで獄につながれたパウロのゆるがない忠実を見て,兄弟たちは励まされました。「すなわち,わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが,兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり,そして兄弟たちのうち多くの者は,わたしの入獄によって主にある確信を得,恐れることなく,ますます勇敢に,神の言を語るようになった」。(ピリピ 1:13,14,新口)義のために入獄したパウロの正しい手本はクリスチャン会衆に益を与えました。パウロが全世界の会衆に手紙を書き送ったこと,しかも獄の中からそうしたことはキリストの追随者となったすべての人を励まし,恐れを持たずに進む力を与えました。ローマ帝国の色々な地方で彼らの身にふりかかった事柄をものともせず,兄弟たちが雄々しく神の言葉を語っているのを見てパウロは喜び,幸福でした。同じことは今日でも真実です。

      22,23 (イ)今日,真のクリスチャンは兄弟が迫害されるとき,どのようにふるまいますか。(ロ)迫害に面することについて,ペテロはどんな助言を与えましたか。

      22 良いたよりを語ったためにクリスチャンが刑務所に入れられたとき,あるいはヒトラーのような人間また政府に救いを帰するのを拒絶して強制収容所に入れられたとき,更には聖書を隣人に伝道して,しかも国の法律が神の御国を他の人に語ることを禁じているために迫害され,苦しめられるときに,神の民は勇気のある信仰を全世界の前に表わします。終りの時における神の御国の良いたよりの伝道をやめさせようと悪魔の組織をあげての反対を悪魔の制度がおこしても,それは彼らを自滅させるでしょう。神の忠実な僕に加えられる迫害や苦しみがどんなに大きくても,神の言葉の光は輝きます。この事は初期クリスチャンの場合と同じく今日のクリスチャンの間でも変わりません。エホバのクリスチャン証者,またおびえきったこの世から離れることを望む人々に対して,ペテロは次の助言を与えました。

      23 「しかし,万一義のために苦しむようなことがあっても,あなたがたはさいわいである。彼らを恐れたり,心を乱したりしてはならない。ただ,心の中でキリストを主とあがめなさい。また,あなたがたのうちにある望みについて説明を求める人々は,いつでも弁明のできる用意をしていなさい。しかし,やさしく,慎み深く,明らかな良心をもって,弁明しなさい」。―ペテロ前 3:14-16,新口。

      24,25 (イ)エホバの御心を行なうために献身した人々の生活は,なぜ世の恐れに支配されませんか。また何のゆえに世に勝つ者となれますか。(ロ)ローマの兄弟たちはどのようにパウロを勇気づけましたか。またそうすることによってイエスへの愛をあらわしましたか。

      24 今日私たちは全世界が,恐れすなわち自滅の恐れにおののく時代に生活しています。諸国家はなぜ恐れているのですか。それは愛のないためです。イエスは言われました,「わたしがあなたがたを愛したように,あなたがたも互に愛し合いなさい」。(ヨハネ 15:12,新口)エホバの御心を行なうために献身した人々の中にこの愛が見られます。その人々は義のために苦しみを受け,しかも柔和な気持ちを失いません。しかし今日の諸国家あるいは色々な国の人々の間には,いったい愛というものがありますか。愛を見出したいならばイエスや初期クリスチャンのしたように,世から離れることが必要です。イエスは言われました,「わたしが世のものでないように,彼らも世のものではありません」。(ヨハネ 17:16,新口)恐れにみちた世でこの立場をとるには勇気が必要です。しかしイエスが言われたように,それは可能です,「あなたがたは,この世ではなやみがある。しかし,勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。(ヨハネ 16:33,新口)献身したクリスチャンであるなら,あなたもそうすることができます。多くの人は勝ちました。そしてたとえ時には事態が暗いものに見えても,兄弟たちはあなたを援助します。パウロが捕われてローマに行く途中,会衆は出てきてパウロを迎えました。使徒行伝 28章14,15節(新口)は次のことを記録しています。「兄弟たちは,わたしたちのことを聞いて,アピオ・ポロおよびトレス・タベルネまで出迎えてくれた。パウロは彼らに会って,神に感謝し勇み立った」。

      25 ローマの兄弟たちは会ったことのない人を迎えるために出てきました。しかし,これはとらわれの身となった兄弟でした。彼らは一度もパウロに会ったことがありませんでしたが,イエスの次の言葉を覚えていました。「あなたがたは,わたしが…旅人であったときに宿を貸し,裸であったときに着せ,病気のときに見舞い,獄にいたときに尋ねてくれたからである」。(マタイ 25:35,36,新口)ローマの献身したクリスチャンには,使徒たち,マリヤとマルタその他大勢の人のようにイエスに仕え,パレスチナでイエスのために働く機会がありませんでした。しかしイエスは言われました,「あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは,すなわち,わたしにしたのである」。パウロのために何かするのはイエスに対してするのと同じでした。パウロを出迎えに出たことからだけ見ても,忠実な兄弟に対して会衆の抱いた愛と信頼がうかがわれます。そして会衆のこの行いはパウロを勇気づけました。―マタイ 25:40,新口。

      26 今日の私たちは宗教的な反対にもかかわらず,どのように勇気を保ち,心を何時も強くすることができますか。

      26 あなたには勇気が必要ですか。では集まり合いましょう。「ある人たちがいつもしているように,集会をやめることはしないで互に励まし,かの日が近づいているのを見て,ますます,そうしようではないか」。(ヘブル 10:25,新口)今日,自分の霊的な必要を自覚する何千人という人々はこの悪の世から離れ去り,エホバの証者と共に真理を求めています。あらゆる種類の宗教の人々また宗教と結びつきを持たないと言う人々がこのことをしています。なぜですか。その人々は生命を愛しており,エホバの証者は聖書を学ぶからです。それによって人々は生命の与え主である神への信仰を強めます。これら何千人の人々が献身した神の民の会衆と共に神の言葉を学ぶとき,信仰を強めます。そして信仰からは今の時代に必要なもの ― 勇気と力が生まれます。そのとき世の人々の抱く恐れを持つことはありません。エホバの活発な証者はハルマゲドンの戦いにおけるこの組織制度の滅びを待っているからです。それを待つあいだ,彼らは人類の唯一の希望であるエホバの御国を宣明します。たとえ国々と世の大多数の人が慰めを与えるこの音信を受け入れず,神の言葉を伝道したがためにエホバの証者の多くが迫害され投獄されたとえ殺されても,彼らは詩篇を書いたダビデの力強い言葉を思いおこします。「すべてヱホバを俟望むものよ雄々しかれ,なんぢら心をかたうせよ」。―詩 31:24。

  • 楽園の本は人々が真理を得るのを助ける
    ものみの塔 1962 | 3月1日
    • 楽園の本は人々が真理を得るのを助ける

      引退した伝道者は目ざめる

      テキサス州でのこと。ふたりのエホバの証者が戸別伝道をしていた時,ひとりの引退した牧師に会いました。その人は,メソジスト派の牧師を3年間,浸礼派の牧師を2年した人でした。数回訪問したあと彼は「ものみの塔」と「目ざめよ!」を予約しました。少しのちになって「失楽園から復楽園まで」という本を求めました。「真の信仰とわざからの脱落」の章は特に彼を動かし,サタンの制度に対して理解の目を開かせました。また,エホバの制度のこともはっきり理解し,ヒューストンで行なわれた地域大会でエホバに献身しました。その人はいま70歳ですが,もう「引退」どころではなく,御国の良いおとずれを活発に伝道しており,開拓者になることさえ希望しています。

      拾い出して読む

      これはカリフォルニア州でのこと。ある男が近所の婦人のガレージの掃除を手伝っていたところ,くず入れの中に他の物と一緒に「楽園」の本があるのを見つけました。きれいな表紙の本だったので読みたく思い,いただいてもよいですかと婦人に尋ねました。彼はそれを読みはじめて朝の3時まで読みつづけ,みな読んでしまいました。同じ日にエホバの証者をさがしたかったのですが,どこをどうさがしてよいか分かりませんでした。ところが3日後,ひとりのエホバの証者がその人の家を訪れました。それから彼は家で聖書の研究をし,集会にも出席するようになり,サンフランシスコの地域大会で洗礼を受けました。

      交替で読む

      ミルウォーキーで地域大会が開かれていたときのこと,ひとりのエホバの証者は戸別伝道で,最近病院に入院した男の人に会いました。その人が証者に話したところによると,同室の患者が「楽園」の本を読んでいるということでした。彼は,私にも読ませて下さいと頼んだのですが,相手はもう夢中になって夜おそくまで読みつづけます。そこで,自分も楽園の本が読めるように,少し早く寝ておいて,相手が寝ている間に読むようにしていたと証者に話しました。そして,その本をもう1冊手に入れることはできませんかと証者にたずねました。その日の午後,証者が本をもっていったとき彼はこう言いました,「なんだったら来ていただいて結構なんですが,あなたたちも忙しい人ですからね。わざわざ来ていただくのは気の毒ですから,私が七つになる息子と一緒に勉強しましょう」。

      学校で

      テキサス州でのこと。教師は,一つのクラスの生徒に,1冊の本についての口頭レポートを明日まで用意してくるように告げました。エホバの証者であるひとりの少女は,家に帰って,「楽園」の本に関するレポートを作りました。翌日クラスでそれを発表しました。発表をしながらこの若い証者は,「楽園」の本の美しいさし絵をクラスに見せました。ほかの生徒の報告は5分か10分ですみましたが,この証者は45分間かかりました。それというのも,たくさんの質問をされたので,それに答えるのに時間がかかったわけです。そのあとで教師と10人のクラスメートが「楽園」の本をもってきてくださいと頼みました。つぎの週証者は,それらのクラスメートのひとりと聖書研究をはじめました。

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