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  • 緊急な仕事のために備える ―「地に平和」大会において
    ものみの塔 1970 | 5月1日
    • ホノルル最大の新聞サンデー・スターブルテン・アンド・アドバタイザーの呼び物記事担当者はこうしるしました。「当地で大会を開いたエホバの証人は他のどんなグループにもまして深い印象を人々に与えた。……清そで,清潔で,行儀がよく,礼儀正しかった。……白人や黒人,そして富裕な人からごく質素な人まであらゆる人がいた。……彼らはホノルル国際センターをちり一つなく清潔にし,他の人々が残したごみをさえ片づけた」。

      しかし,さらに特筆すべき点は,ハワイの若いエホバの証人たちがこの美しい島をすすんで離れ,外国の地で奉仕する宣教者になろうとしていることです。ハワイはアメリカ50州のうち最も多くの宣教者を生み出しているようです。

      大会に出席した人々は,この大会がハワイにおける最大の証言となり,エホバの名がホノルルおよびその周辺の人々の脳裏に深く刻み込まれたことを大いにうれしく感じました。

      太平洋諸島の人々も,御国のわざが大きく成長し,近い将来のより緊急な活動の備えがなされているのを見ています。次の数字はそれを示しています。

      証人の数 公開集会 受浸者数

      出席者数

      フィジー 403 1,621 77

      タヒチ 132 488 29

      ハワイ 2,980 15,443 314

      これら1969年の「地に平和」大会すべての大きな特徴は,あらゆる年齢のエホバの証人に対して非常に実際的な助言が与えられたことです。それは証人たちが,エホバの御国の奉仕にあってより大きな特権を受け入れる備えをするためでした。大会の演壇からなされた講演や劇の主題の中には,次のような考えさせるものがありました。「あなたは権威をどのように見ますか」「エホバの任命した人々を敬いなさい」「あなたは何のために生きていますか」「私の家を神の家とする」「得るすべてのものをもって理解を得なさい」「クリスチャンの家庭に世代の隔たりがあるのは当然のことですか」「あなたは何にたよりますか」「終わりの時代にあってどのように堅く立つか」。

      人種や皮膚の色の相違にかかわらず,大会に出席した人々すべては,エホバが全地にいるご自分の証人たちの宣教奉仕を導き,大いなるバビロンに対して,またハルマゲドンでなされるエホバの,全世界的なさばきの執行までに残された時の短い今,ご自分の証人たちに必要な備えをさせておられることを,いよいよ確信するようになりました。エホバはご自分に関する証の仕事を無限の力をもってささえておられるのです。これは大きな慰め,また力づけではありませんか。

  • どんな理由でエホバに奉仕しますか
    ものみの塔 1970 | 5月1日
    • どんな理由でエホバに奉仕しますか

      あなたはエホバへの奉仕を最近はじめられたかたですか。あなたはその奉仕を楽しんでおられますか。楽しんでおられるに違いありません。神の御心を行なっているという大きな満足感があり,高潔な活動に携わり,互いを真実に愛する人々と交わることは生活をほんとうに楽しいものとするからです。

      しかしあなたはエホバへの奉仕をずっと続けますか。それはどんな理由でエホバに奉仕するかに少なからず依存しています。もしエホバを真実に愛し,エホバのしてくださった事柄に対する感謝の心で奉仕しているなら,その奉仕をたゆまず続けてゆくのはむずかしいことではないでしょう。しかし,ある一定の年まで奉仕しようと考え,その時までに神が現在の邪悪な事物の体制を終わらせなければ奉仕をやめるというのであれば,明らかに誤った動機を持っていることになります。そして,エホバに奉仕する人はその奉仕から数多くの益を受け,その益を認識していることは大切ですが,受ける益だけを考えて奉仕している人は,苦難や迫害に直面するとき,奉仕をやめてしまうでしょう。

      では,わたしたちはなぜエホバに奉仕すべきですか。エホバに奉仕することには三つの基本的な理由があると言えるでしょう。それら三つの理由は,容易には切れない三重のきずなとなります。―伝道 4:12。

      賢明なこと

      エホバに奉仕するのは賢明なことです。なぜそう言えますか。まず第一に,命がなければ何をも楽しむことができず,エホバが備えてくださる命,すなわち永遠の命を受けるかいなかは,エホバへの奉仕にかかっているからです。賢明な人は生きることを願います。事実,エホバはわたしたちに生への愛着を付与されました。命を受けるためには,エホバを愛し,その教えに心を傾け,エホバにつき従わねばなりません。確かに,『罪の払う価は死』ですが,神に奉仕する者への『神の賜物は我らの主キリスト・イエスにありて受くる永遠の命』です。―ロマ 6:23。申命 30:19,20。

      エホバに奉仕するのが賢明であるのは,それによって多くの束縛から解かれるからでもあります。エホバに奉仕するためには,人はイエス・キリストの弟子とならねばなりません。そしてイエス・キリストはご自分の弟子たちに自由を約束されました。(ヨハネ 8:31,32)エホバ神への献身の生活を送る者は,利己的な野望,人間に対する恐れ,偽りの宗教の束縛,また「もろもろの悪しき事の根」となる金銭に対する愛着などから解放されます。また罪の束縛からも解かれます。つまり,肉のからだの欲望のままに行動して罪の支配下に生活することがもはやないのです。―テモテ前 6:9,10。ロマ 6:12-20。ヘブル 13:6。

      エホバ神への奉仕が賢明であるのは,それがわたしたちの安全,また身の守りとなるからでもあります。箴言の筆者は適切にも述べました。「エホバの名はかたきやぐらのごとし,義者はこれに走りいりて救を得」。そして,使徒ヨハネが述べたとおり,『全世界はサタンの配下に』ありますから,サタンから自分を守る唯一の道はエホバに奉仕することです。そうです,エホバ神に奉仕していないのなら,実際には悪魔に奉仕していることになります。自分の最大の敵に奉仕するのは愚かなことではありませんか。―箴言 18:10。ヨハネ第一 5:19。コリント後 4:4。

      「人を富ませるものはエホバの祝福である。彼がそれとともに苦しみを加えることはない」ということばは真実です。(箴言 10:22,新)エホバに奉仕する人は,精神的にも身体的にも自分の福祉に役だつ生活の仕方を学びます。(テモテ前 4:8)また,エホバが定められた真実で正しい原則にひたすら従うクリスチャン兄弟姉妹の大家族の中にはいります。イエスが約束されたとおり,イエスに従うためにすべてを犠牲にする人は,兄弟,姉妹,母親などの面で,この時代において百倍のものを受けます。―マルコ 10:28-30。

      さらに,賢明な人は幸福の価値を知っており,エホバへの奉仕は人に最大の幸福をもたらすのです。なぜですか。「与ふるは受くるよりも幸福」であり,今日,神に奉仕するとは,主として自分の時間と力をすすんで与え,他の人々に神の御国について語ることだからです。―使行 20:35。マタイ 24:14。

      なすべき正しいこと

      エホバに奉仕すべきさらに強力な理由は,それが人の行なうべき正しい事柄であるという点です。わたしたちはエホバ神に奉仕すべき務めを負っています。どうしてですか。まず第一に,エホバは宇宙の主権を持つ支配者であられるからです。エホバはいっさいの物事に対する正当な権威を所有しておられます。エホバはご自分の創造物に,あることを命じ,またあることを禁ずる権利をお持ちです。預言者エレミヤはそのことをこう言い表わしました。「地上の人間の道は人間が決めるものでないことを,わたしはよく知っています。自分の歩みを定めることさえ,歩く人に属していないのです」。そのうえ人の目に見えないものをも含め万物の創造者であられるエホバは,ご自分の全創造物の所有者でもあられます。地上の創造物は,神の所有物である地球の住人です。「われらを造りたまへるものはエホバにましませば我らは[エホバ]のものなり」。それゆえわたしたちが,自分の利己的な目的ではなく,エホバのお目的に仕えるのはほんとうに正しいことです。―エレミヤ 10:23,新。詩 100:3[新]。

      加えて,エホバ神はわたしたちにまず最初に命を与えられただけでなく,太陽や雨など,命を保つに必要なものすべてをも与えておられます。アレオパゴス,つまりマルスの丘に集ったギリシアの哲学者たちへの話の中で,使徒パウロはそのことを,「わたしたちは神によって生き,動き,存在している」と語りました。―使行 17:28,新。詩 36:9。マタイ 5:45。

      エホバ神に奉仕するのは,エホバに当然ささげるべきものをささげることにほかなりません。それできわめて適切にも,イエスは,「神のものは神に返しなさい」と言われました。(マルコ 12:17,新)神はわたしたちに命を与え,同時に知的,感情的,また身体的な力また能力を与えてくださいました。わたしたちは神に奉仕することにより,これらに対して神にお返しすべきです。それ以外の方法はありません。自分の心と魂と思いをつくして神を愛し,自分自身のように隣人を愛するという二つの大きな戒めを実行するならば,わたしたちは神のご要求にかなうことになるのです。(マタイ 22:37-39)それで,当然になすべき正しいことであるがゆえに,わたしたちはエホバ神に奉仕すべきです。わたしたちにはエホバに奉仕する務めがあるのです。これは三重のきずなの第二のものと言えるでしょう。

      愛すべきこと

      しかし,エホバに奉仕する最大の理由は,それが愛すべきことだからです。つまり,エホバがわたしたちのためにしてくださったことだけでなく,エホバの持たれる属性に対する愛と感謝のゆえに奉仕すべきです。

      エホバ神は人間が仕えることのできる主人の中では,最も賢く,最も公正で,最も愛のあるかたです。古代のイスラエルにおいては身を売られてしもべとなる者がいましたが,普通以上にやさしく,愛と思いやりのある主人に恵まれたしもべの中には,自分の奉公の期間が終わったのちにも,その主人に引きつづき仕えたいと考える者がいました。その場合には,心のやさしい主人に対する愛情のゆえに終身のしもべとなることを願い出ることができました。エホバ神はそのような愛と思いやりのあるやさしい主人ですから,エホバによって生を受けた者すべては,エホバへの愛のゆえに,永遠にそのしもべであることを願うべきでしょう。―申命 15:12-17。

      そうです,ただ愛と感謝のゆえにわたしたちはエホバ神に奉仕すべきです。エホバはすべての良い賜物と完全な賜り物の与え主であられます。(ヤコブ 1:17)エホバご自身は愛であられ,原則にのっとった無私の愛を体現しておられるかたです。(ヨハネ第一 4:8)人類の世に深い愛をいだかれたエホバは,ご自分のひとり子を地上につかわし,御子が世の罪を除く神の小羊として人類のために死ぬことを定められました。一使徒はこうしるしています。「愛とは,わたしたちが神を愛してきたことではなく,神がわたしたちを愛し,わたしたちの罪のためのなだめの犠牲と[なって死ぬため],ご自分の御子をつかわされたことである」。―ヨハネ第一 4:10,新。ヨハネ 1:29; 3:16。

      エホバ神への愛にとどまらず,仲間の人間に対する愛のゆえにも,わたしたちはエホバへの奉仕を願うべきです。わたしたちが自分の隣人のためにできる最大の善は,その人がエホバ神とイエス・キリストに関する知識を取り入れるように助けることです。なぜ? イエスご自身が言われたとおり,『唯一のまことの神と,神のつかわされたイエス・キリストとの知識を取り入れること,これは永遠の命を意味(する)』からです。そして,永遠の命の見込みにまさるどんな祝福を人は望めるでしょうか。―ヨハネ 17:3。

      確かに,エホバ神に奉仕するのは賢明なことです。それは現在と将来における数多くの報いをもたらすからです。エホバに奉仕するさらにすぐれた理由は,それが正しいことであるからです。そしてエホバに奉仕する理由のうち最善のものは,愛のゆえに,つまりエホバの属性,およびエホバがわたしたちのためにこれまでに行なわれた事柄,またこれから行なわれる事柄に対する愛のこもった感謝のゆえに奉仕することです。これら三つの基本的な理由は,わたしたちがエホバに仕え,現在の事物の体制に残された時間の長短にかかわらずエホバに奉仕しつづけるという面で,確かに三重のきずなとなります。

  • 『すべての国の人々を弟子とする』
    ものみの塔 1970 | 5月1日
    • 『すべての国の人々を弟子とする』

      エホバの証人の1970年度年鑑より

      韓国

      人口: 31,139,000人

      伝道者最高数: 10,610人

      比率: 2,935人に1人

      韓国での1969奉仕年度はまたたくまに過ぎ,活動に満ちあふれた年でした。それぞれの増加は著しく,2,226人がバプテスマを受け,連続22回の伝道者最高数が得られました。再び活発になった人のほうが,不活発になった人より多かったため,伝道者の減少はありませんでした。23,796人に上る記念式出席者数や4月に報告された14,818件の家庭聖書研究最高数からもわかるとおり,今ままで以上に増加する可能性があります。

      ここ韓国の兄弟たちが宣教に巧みになり,エホバの組織が備えた宣教の道具を活用するのを見るのはうれしいことです。ひとりの特別開拓者が数か月おきに訪問して雑誌を勧めるたびに断わる婦人がいました。しかし,その婦人がわずかながら関心をもっていることに気づいたその伝道者は,雑誌をそばに置き,婦人と「御国の良いたより」の小冊子を数節研究することに首尾よく成功しました。伝道者は後日,その続きを研究するために再び訪問し,家の婦人がそれと気づかないうちに,週に2回の聖書研究が始まっていました。やがて「真理」の本の研究にはいり,伝道者が集会に出席することを勧めたところ,婦人はそれに応じました。そして,「真理」の本の各章の結論に述べられている事柄を実行し,義理の母親からもらった仏像を捨てたのです。先祖崇拝を行なうことを拒絶したため家族から激しい反対を受けましたが,4か月間それに耐え,他の人に伝道するまでになりました。

      この「良いたより」の小冊子がもたらした,もう一つの成果を見てください。バプテスマを受けようとしているひとりの伝道者は巡回大会において経験を話し,小冊子を手に入れて読み,もよりの御国会館の住所を知るために支部事務所を尋ねる気になったいきさつを説明しました。近くに住んでいる兄弟との聖書研究が取り決められたのち,その人は週2回研究することを望み,また,初めから,一度も欠かさず集会に出席しました。そして,8週間たたないうちに友人に伝道しはじめ,今では自分の弟に聖書を教えています。彼は,その小冊子を手に入れたときの喜び,またそれによって自分の人生がいかに変化したかについて語りました。

      もし伝道者自身が今の時代の緊急さを認識しているなら,関心ある人はそれに気づくものです。江陵の一姉妹は,伝道の時に関心を示した婦人を再び訪問しました。1回目の再訪問にもかかわらずその婦人は熱心に姉妹の話をきき,夢中になって話をするので,姉妹は家族の夕食の準備をすっかり忘れてしまうほどでした。聖書研究が始まり,婦人は週に3回研究することを望みました。研究を2回しただけで集会に出席しはじめ,4か月目には伝道を開始し,5か月目には他の人との聖書研究を司会していました。そして,必要な研究を終えて資格を得ると,すぐにバプテスマを受けたのです。今では開拓者になることを計画しています。

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