-
支部の手紙王国宣教 1979 | 2月
-
-
支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
今年は1879年7月に「ものみの塔」誌が発行されてから100年目に当たります。この記念すべき年にこの雑誌を用いて王国の宣明を行なえるのは何という大きな特権でしょう。過去100年間,この雑誌は王国の真理を実に大々的に証しし続けてきたのです。その結果,今では真理を愛する幾百万もの人々が王国の側に不動の立場を取るようになっています。
「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌のためにより優れた,上質の用紙が用いられるようになるだけでなく,これから雑誌はもっと一般の方々の関心に強く訴えるものとなります。こうした変更がなされているのはただ一つの理由,つまり,わたしたちがもっと多く雑誌を用いることにより人々に王国の真理を宣べ伝えてゆくためです。それで1979年中,わたしたちはあらゆる努力を払って雑誌の配布に力を注ぎ,予約を提供し雑誌を強調してゆきたいと思います。そして関心を示す方々を巧みに,忍耐強く再訪問し,研究を見いだしてゆく点でも努力を払っていきましょう。
11月中王国ニュースの配布があり日本中で大変優れた奉仕がなされました。伝道者数は10月に比べ約800人も増加して4万6,842人に達しました。正規開拓6,043人も補助開拓6,430人も最高数でした。開拓者の合計は1万3,489人で全伝道者の29パーセントに当たります。奉仕時間や家庭聖書研究においても新最高数が得られました。わたしたちすべての努力をエホバが祝福してくださったことを本当に感謝することができます。
この2月と3月,わたしたちは待望の新しい書籍「わたしの聖書物語の本」を野外で用いることができるのは何という喜びでしょう。野外で活発にこの本を用いて奉仕することに加え,子供を持っている大勢の親せきや友人,知人にもこの本を是非勧めたいと思うことでしょう。2月は月が短いので是非最初の週からみなで定期的に奉仕するよう努力いたしましょう。
温かいクリスチャン愛と共に,
日本支部の兄弟
-
-
エホバに似るものとなるよう努める王国宣教 1979 | 2月
-
-
エホバに似るものとなるよう努める
1 エホバは人々を愛しておられます。エホバはこのことを霊的な面でも物質面でも示されました。わたしたちには今日,物質面で楽しみを与えるものがたくさんありますが,アダムがエデンの園にいた遠い昔にエホバが希望の音信や良いたよりを備えてくださっていたという事実を見逃したくありません。神の愛に見倣おうとすることはすべて感謝の心を持つ被造物の願いではありませんか。
神の示しておられる愛
2 神が人々を愛しておられる証拠は至る所にあり,物質の創造物それ自体にも見られます。人間の健康や楽しみや福祉を図って何と細心の注意を払って造られているのでしょう。神の愛の最大の表われは忠実なみ子イエスという贈り物でした。(ヨハネ 3:16)しかしながら,もし神が聖書と,その音信をわたしたちに伝達する手段とを備えてくださらなかったとしたら,わたしたちはどうなっていたことでしょう。聖書は人生の諸問題に対する答えを与え,将来の希望を差し伸べています。わたしたちがこれらすべてを,そしてさらに多くのものを持っているのは,神が人々を愛しておられるからにほかなりません。
わたしたちは神に見倣うことができる
3 愛という資質をわたしたち身分の低い,不完全な被造物が見倣うことができるのですか。そうです,できるのです。パウロはこう言っています。「それゆえ,愛される子どもとして,神を見倣う者となりなさい。そして……愛のうちに歩んでゆきなさい」― エフェソス 5:1,2。
4 あなたは人々に対する心からの愛をとぎれることなく示し,奉仕において自分が不活発になったり不定期になることなく,神について一生懸命語る努力をしますか。まだ良いたよりの伝道によって多くの人が見いだされ,救いにいたるエホバの道を教えられるでしょう。時にこれは,わたしたちの時間や精力をいくらか余分に費やすことを意味するかもしれませんが,報いは大きいのです。
5 使徒パウロは良いたよりを宣べ伝えることが自分にとって苦しみや自己犠牲を意味するものであったにもかかわらず,良いたよりを他の人々に伝えるために喜んで自分を用いました。彼はこう言っています。「なんでも益になることをあなたがたに話し,また公にも家から家にもあなたがたを教えることを差し控えたりしませんでした。むしろ……徹底的に証しをしたのです。……自分の行程と,主イエスから受けた奉仕の務め,すなわち神の過分のご親切に関する良いたよりについて徹底的に証しすることとを全うできさえすれば,わたしは自分の魂を少しも惜しいとは思いません」― 使徒 20:20,21,24。
6 兄弟たちの多くは今日この同じ熱意と信仰を表わし示しており,エホバのみ手から多くの祝福を受けています。この事物の体制の最高潮の前の,胸をおどらせるこの時代に,エホバの愛を豊かに受けるのは何という喜びでしょう。自分自身を最大限に他の人々に与えてゆくことによりエホバに似るものとなるようあらゆる努力を払いましょう。
-
-
2月と3月に主な提供となる新しい出版物王国宣教 1979 | 2月
-
-
2月と3月に主な提供となる新しい出版物
1 「勝利の信仰」国際大会において,非常にきれいな新しい出版物,「わたしの聖書物語の本」が英語で発表された時,出席者のすべてが感じた事は「この本が日本語で入手できたらなあ」ということでした。エホバはわたしたちの必要をよくご存じであり,わたしたちはこの本を入手することができたのです。そればかりか,この2月と3月の間,わたしたちはこの本を野外の提供物として用いることができるのです。「夢のようだ」と思われるかもしれません。
2 この本には,聖書とは一体どんな本なのかを読者に知ってもらう116の生き生きした物語が含まれていますが,わたしたちはこの心をそそる出版物を入手する機会をできるだけ多くの人に差し伸べたいと思い,大きな熱意を抱いてこの時を期待していたのです。区域で人々に話をする際,「わたしの聖書物語の本」をまず最初に提供してください。この本の内容は年配の方にも若い方にも興味を引くものですが,子供や孫がいないという年配の人々に会うかもしれません。もしそうであれば「平和と安全」などポケット版の書籍を提供した方がよいかもしれません。あるいは聖書を持っておらず,「聖書物語の本」と共に聖書も読みたいという方がおられるかもしれません。それで直面するそれぞれの状況に合わせていただきたいと思います。
「わたしの聖書物語の本」についての感想
3 この新しい本が大会で英語で発表された時,講演者が次のように言うのを聞いてどれ程わたしたちの心はおどったことでしょう。「わたしたちの愛ある天の父とみ子はみなさん会衆内の親たちが持っている責任をご存じです。おふたかたはみなさんを助けたいと望んでおられるのです。忠実で思慮深い奴隷を通し,この新しい出版物が特に子供たちのために発表されました。それは『わたしの聖書物語の本』と題するものです」。その時以来この新しい出版物に対する感謝の言葉が数多く協会に寄せられています。それらの幾つかを聞くならば,2月と3月中,野外奉仕でこの新しい本をわたしたちが用いる時,熱意を高められるでしょう。
4 一長老はこう述べました。「これ程生き生きと若い人々の視覚に訴える本を協会がここに出版したというのは本当に胸をおどらせます。ほとんど毎ページに色刷りのすばらしいさし絵がでているこのすてきな出版物は,わたしたちの教えに新たな深みを加えるものです。わたしたちの子供は今では学校やテレビで視覚を通して学んでいるのですから,視覚に訴えるこのすばらしい助けから子供たちが益を受けられるのは本当に幸いです」。
5 ある子供たちは大会が終わる前に本の全部
-