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生命を求める者たちに対するエホバの要求ものみの塔 1961 | 5月1日
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おられます。神は,人種,国籍,言語,教育あるいは職業にかかわりなく,すべての人々に御自分の要求を示されました。
21 人生におけるどんな目標は,平和と幸福そして永遠の生命という祝福をもたらしますか。
21 あなたは,いっしょうけんめい努力して大統領,政治家,弁護士,農夫,医者あるいは看護婦になれるかも知れません。しかし,あなたはいっそう高いものを,まったくいちばん高いものをあなたの目標にして,あなたの生命を永久という長い年までのばしたいとのぞみますか。エホバ神の要求を学び,キリスト・イエスに従う者として宣教に従事することにより,あなたはそうすることができます。幸福,平和,そして永遠の生命という祝福をのぞむ人は,みなエホバ神の要求にかなわねばなりません。そして,むかしの神のしもべたちとおなじく,証者になり奉仕者にならねばなりません。そのようにしてのみ,私たちは正義の新しい世でエホバ神から生命という大きな贈り物をいただき,永久に生きて神に仕えることができるのです。
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私たちの宣教の目的ものみの塔 1961 | 5月1日
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私たちの宣教の目的
「わたしは真理についてあかしをするために生れ,また,そのためにこの世にきたのである」。―ヨハネ 18:37,新口
1,2 (イ)エホバは過去において御自分のこころをなし遂げるために何を用いましたか。(ロ)この悪い世が終わる前に,エホバはどんな目的をたてていますか。まただれによって。
生ける神エホバが御自分の目的を成就しようとされるとき,彼がその目的を達成する手段にこまってしまうということは決してありません。無限の知恵を持たれるエホバは,おおくの力と被造物を用いて御自分の永遠の目的を達成せしめ,神の御心に一致する特定な仕事をさせます。むかし,神は燃える火の炎,暴風で波立つ海,大魚,野の獣,空の鳥,昆虫,御使たち,および人間を用いました。その全部は,こんどはその創造者たる神の目的をはたすために仕えました。―創世 19:1,24。ヨナ 1:4,17。列王紀下 2:24。民数紀 11:31-33。出エジプト 8:16,17。
2 今日,エホバの目的に従い,この悪い世が全く終わる時は急速に近づいています。しかし,エホバの永遠の新しい世を設立するために,サタン悪魔の支配するこの古い制度が終わる前に,エホバはもっとも緊急なもっとも重要なわざをする目的を立てられています。この緊急なわざをされるために,エホバ神は火やあらしを召しますか。彼は野の獣や空の鳥を召しますか。そのようなことはありません。この特別な特権は,天の御使たちにも与えられません。彼はこの仕事を,神を恐れる地上の人間,すなわち忠実な男や女および子供たちのために保留されました。彼らはこの悪い古い世を捨てて,神の奉仕者になるでしょう。―マタイ 24:14。
3 エホバの僕すべての第一の目的はいつも何でしたか。今日エホバが彼らの奉仕を祝福されているというどんな証拠がありますか。
3 エホバ神の証者であった最初の人間アベルの時から,エホバは御自分のしもべたちをつねに地上に有しておられました。彼らはちがったときにいろいろの奉仕の任命をうけました。しかし,彼らはみなひとつの主要な目的を共通に持っていました。それは,エホバの御名と目的を知らせることにより,エホバの御名の立証に参加することでした。それはこの地上におられたときのキリスト・イエスの目標でした。それは忠実な使徒たちの目標でした。それは,今日新しい世の社会をつくりあげる幾十万人というエホバの献身した奉仕者たちの目標です。エホバ神がこの新しい世の社会を地上につくられたのは,エホバ神の大いにして聖なる御名のためであります。そして,新しい世の社会の成員は,産出的な奉仕者であると証明しています。今日,ますます増加する善意者たちは,エホバの民のこの生命を救うわざに答え応じて,新しい世の社会と交わっています。そのことは,エホバが御自分の民の宣教を真実に祝福しているというたしかな証拠であります。―箴言 14:25。
4 エホバは御自分の奉仕者をどのように見なされますか。どのようにして彼らは光を反映させていますか。
4 エホバが,その高い御位から御自分の奉仕者たちをどのように見なされるかについての私たちの認識をたすけるために,ペテロは次のように書きました,「あなたがたは……神につける民である。それによって,暗やみから,驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを,あなたがたが語り伝えるためである」。(ペテロ前 2:9,新口)神の御国の良いたよりのこの光を遠く広く照りかがやかすことはクリスチャン奉仕であります。その目的は,「エホバの御名を呼び求める者はみな救われる」ためです。―ロマ 10:13,新世。
エホバの立証は最重要なこと
5,6 (イ)生命の主な敵はだれですか。(ロ)偽りの宗教の羊飼たちは,どのようにして人々を暗やみにとじこめ,この世と友好関係にはいるようすすめていますか。
5 幾世紀にもわたって,神の敵対者サタンはこのすばらしい光を消して,地上の人々を暗やみに閉じこめようと努力してきました。約6000年のむかし,エデンの園でその野心的な生物がエホバ神の正しい主権に挑戦したとき,彼は悪い仕方によって全人類をその創造者に敵対させようとしました。彼はこのことを行なうために,数多くの悪い計画を使用しました。これらの計画の中でももっとも効果的なものは,偽りの宗教で,その羊飼たちは先頭に立って指導しました。これらの宗教指導者たちは自ら神の奉仕者と唱え,そのような口実で生計を立てています。しかし,事実の示すところ,彼らはエホバの御名に誉をもたらさず,かえってその御名をかくして,冒とくし,彼らの現代訳聖書からその御名を取りのぞきました。むかしの不正直な商人たちは,ぶどう酒に水を割って,その量をまして多くの収入を得ました。それと同じように,牧師たちは,偽りの宗教的な商人になり,神の御言葉をうすめて不純物をまぜ合わせています。彼らはわずかな聖書の真理に,たくさんの人間の言伝え,異教の教理および科学的な哲学をまぜ合わせました。彼らは神の御言葉の代りに,異教の煉獄や三位一体,異教の地獄や不滅の魂というものをごちゃまぜにしています。そして,この宗教的な混ぜものを給しながら,彼らは自分たちの群れから物質的な援助をうけます。
6 これらの宗教指導者たちは,またこの悪い古い世と友になるよう人々にすすめています。40年以上ものあいだ彼らは国際連盟とその後継者である国際連合を支持してきました。彼らはキリスト・イエスの名前を口さきではいくたびとなく言います。しかし,彼らは神によって御座につけられた王キリスト・イエスに従おうとしません。むしろ,彼らは自分たちの候補者を支持して官職につくよう投票し,彼らが成功するようにと神に祈ります。彼らはヤコブの述べた神の警告をまったく無視しています,「不貞のやからよ。世を友とするのは,神への敵対であることを,知らないか」。(ヤコブ 4:4,新口)イエスは,当時および今日の偽りの羊飼たちを非難しました。彼は預言者イザヤによって述べられた神の言葉を引用しました。「この民は,口さきではわたしを敬うが,その心はわたしから遠く離れている」。(マタイ 15:8,新口)牧師たちの悪い指導のために,今日の崇拝の形式は,使徒パウロがアテネの町に行ったときよりもずっと悪いものです。そのときアテネの人々は,たくさんの神々を信じていましたが,真の神エホバを知っていませんでした。―使行 17:23。
7 人々はどのような偽りの神々を崇拝していますか。だれが真の神を知るようになりますか。
7 今日,私たちのまわりでは,人々はどんな代用の神々を崇拝し仕えていますか。人間の指導者,戦争,物質主義があります。しかし,この世にとっては真の神エホバは,知られざる神です。しかし,つねにこのような状態であるわけではありません。エホバの述べられている目的によると,すべての人はエホバを知るでしょ
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