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    ものみの塔 1957 | 3月15日
    • 19 西暦1914年以来,他の予言のどんないちじるしい成就がなされてきましたか。

      19 王キリスト・イエスは,サタンの世の終を証明する時代のしるしの一つは,次のようである,と約束されました,『この御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。』(マタイ 24:14,新口)1914年,王は地の正しい支配者として天の御座に即きました。御国は現に存在しているのです。王は,たしかに多くの仕事をしてサタンの古い世を取除くための準備をしなければなりません。最終の結末までは極く間近です。このことが起きる前に,『小さな群』と『大いなる群衆』を集め,そしてこの世にむかつてその終を警告することが肝要です。しかし,栄光に輝く御国の良いたよりは,全世界で伝道されるでしよう。1922年以来,「設立された御国の良いたより」は,全く特別な方法で宣伝えられてきました。本当に,34年以上ものあいだ,地の新しい王と御国は今までになく熱心に宣伝えられてきました。この音信は,64万2000人以上の奉仕者によつて160の国で伝道されています。この世は,その宣明を聞いており,言訳はありません。それで全世界にわたる予言の成就は,現在行われているのです。これはみなヱホバの『忠実にして慧い奴隷』級の指示の下に,その権限を受けて為されているのです。その大いなる業の上にヱホバの祝福は,今までにも,また今日でも注がれています。あなたはヱホバの恵みと祝福を欲しますか。そうならば,この忠実な級の示した導きと道に従い,そして前進して行きなさい。また,他の者たちに御国とその祝福を告げなさい。

  • 奉仕による祝福
    ものみの塔 1957 | 3月15日
    • 奉仕による祝福

      1 何の理由によつて,油注がれた残れる者は御国の事柄を100倍に増加しましたか。

      神の油注がれた忠実な残れる者たちが,どのように自分たちの特権を増して,多くの責任を得たかについては,読者は御存知のことでしよう。残れる者たちは,100倍以上も増加しました。また御国の事柄を勤勉に,熱心に,そして敬虔に用いた彼らは,ヱホバの援助を受けて奉仕に栄えました。ヱホバはその奉仕を成功させ,その業を栄えしめました。この忠実な管理者級は,神の是認のしるしを頂き,幸いです。幾年ものあいだ,宣教のために捧げられた勤勉で,熱心な,無私の奉仕を注意深く見てごらんなさい。あなたも同じ恵みと是認を頂く道を知ることができるでしよう。名誉なことでもありまた利益にもなることですが,あなたは一つの級が最高の神の是認を頂いている様を目のあたりに見ているのです。彼らは最高の神の御旨にかなつています。

      2 (イ)たつた一つだけの制度は,なぜ神の御名を宣明しましたか。(ロ)これは,世の終についての予言を,どのように成就していますか。

      2 真の神ヱホバの御名は,暗中に匿されていたところから高く揚げられました。ヱホバの御名は,冒瀆され,嘲笑され,そして非難をうけてきました。しかし,ヱホバの民は御名を高く揚げたのです。ヱホバの言葉は,次のように命じています,『その日なんじら言わん。ヱホバに感謝せよ。その御名を呼べ。その御業をもろもろの民の中に伝えよ。その御名のあがむべきことを語りつげよ。』(イザヤ 12:4)クリスチャンと称えるすべての宗教制度を考えてごらんなさい。その中のどれがヱホバの御名を宣伝えていますか。また御名ヱホバのあがむべきことを語つていますか。たつた一つしかないのです。不思議に聞えるかも知れませんが,ヱホバを崇めるこの宣教を行つている民は,ただヱホバの証者だけです。そして彼らは神の油注がれた残れる者の合法の行政機関,ものみの塔聖書冊子協会の指示の下に働いているのです。今日では,幾十万人というクリスチャンたちはヱホバの御名を呼んで救と保護を求めています。御名は,これらの人全部の心と思の正しい地位に置かれたのです。ずつと昔には彼らはその御名を知りまんでした。それで,奉仕者が『私はヱホバの証者のひとりです』と言つて家庭を訪問したなら,おそらく何のことか分らなかつたことでしよう。ヱホバは誰でしたか。なぜ証者を有しているのですか。今では,『ものみの塔』の読者は知つています。しかし,隣人の家に行く必要の無くなる日が来るでしよう。神の予言者は次のように述べているからです,『人おのおの其隣とその兄弟に教えて,汝ヱホバを知れとまた言わじ。そは少より大にいたるまでことごとく我を知るべければなり,とヱホバ言いたもう。我彼らの不義をゆるし,その罪をまた思わざるべし。』(エレミヤ 31:34)これはなんとすばらしい業だつたのでしよう! たしかにヱホバの故に非難を受けても,それはいつもヱホバを愛することなのです! 間もなくしてその御名は地と天に住むすべての者によつて高くあがめられるでしよう。他のものは存在しなくなつてしまうからです。ヱホバはこの業を栄えしめられ,一番豊かな祝福を与えました。それはあなたの欲するものですか。それでは,同じ模範に従い,同様なことをいたしなさい。唯一つ真の神なるヱホバの御名を伝道しなさい。ヱホバをあがめなさい。そうすればヱホバはあなたに栄誉を与えるでしよう。ヱホバを称えなさい。そうすれば,ヱホバはあなたを祝福するでしよう。これも又,この悪しき時代の終を特徴づける明白な予言の成就です。

      3 なぜ報復の日を宣伝えねばなりませんか。そして,宣伝える者にはどんな結果が生じますか。

      3 私たちはいまこの悪しき組織制度の終,すなわち,ヱホバの目的によればあらゆる不義の亡される時にいるのです。いまはヱホバの怒の日であり,報復の日です。しかし,ヱホバは警告を与えずに亡すようなことをしません。神は暗闇にまぎれて,狡猾にも背後から短刀を突きさすようなことをしません。ヱホバはこう命じています,『ヱホバのめぐみの年とわれらの神の刑罰の日とを告しめ。』(イザヤ 61:2)予言的な言葉を語つたペテロは,次のように述べました,『今の天と地とは,同じ御言葉によつて保存され,不信仰な人々がさばかれ,亡ぼさるべき日に火で焼かれる時まで,そのまま保たれているのである。』(ペテロ後 3:7,新口)またこうも書かれています,『ひとりの力強い御使が,大きなひきうすのような石を持ち上げ,それを海に投げこんで言つた,「大いなる都バビロンは,このように激しく打ち倒され,そして全く姿を消してしまう。」』(黙示 18:21,新口)ヱホバの証者は,神の報復の日を宣伝えている故に,全国民から憎まれています。しかし,彼らは恐れを感ぜず,勇敢にも命ぜられたすべての言葉を語りつづけてきました。彼らは,世界全体と地上にいるすべての支配者たちに,また人間の目には見えない悪霊共や,悪鬼共の長なるゴグ,すわち大敵対者サタンに対しても神の裁きを宣伝えました。

      4 保護は与えられましたか。そしてまだ約束されていますか。

      4 この業は忠実になされてきました。そして現在でもなされており,ハルマゲドンまでなされるでしよう。すべての事は,『忠実にして慧い奴隷』級の指示と導きの下になされました。危険をともなうこの業をするとき,ヱホバは私たちを保護します。従順で確信を持つときに救は与えられます。ヱホバの祝福は,ヱホバを恐れる人から離れないでしよう。あなたもヱホバの祝福を欲しますか。もしそうなら,ヱホバの側に真直ぐ来て,古い世を離れ,悪しき友を避け,そしてヱホバの御業に信仰を持つ幸福なヱホバの奴隷に参加しなさい。心からヱホバに依頼みなさい。そうするなら,ヱホバの祝福を頂くことができます。この世は亡びに定められています。いま警告を受入れて,この世から逃げなさい。ロトの妻を思い出しなさい。次の約束に信頼を置いて安全でありなさい,『至上者のもとなる陰れたるところに住まうその人は,全能者の蔭にやどらん。』― 詩 91:1,2。

      5 (イ)マタイ伝 6章10節は,どのように成就されていますか。(ロ)私たちはどのように神権主義ですか。

      5 ヱホバ神は大いなる神権者です。キリスト・イエスは,力と権威において次の地位を持たれています。それから,最高の神の御意を行う霊者たちです。神の御意だけが天で行われているのです。神権者の規則は天における律法である故,それは神権主義です。いま地上におけるヱホバの民は,ヱホバの御意を行うことだけに献身しており,神の御言葉は彼らの律法です。神は,愛する御子を通し,御霊により聖なる御使たちを用いることにより御意を指示せられます。そして,『忠実にして慧い奴隷』級をして御自分の目的を遂行せしめます。油注がれた残れる者とその忠実な友にとつては,今はヱホバ神の御意をするのみです。現在,個人的な目的をするのでなく,ただ神の目的だけをいたしなさい!『みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように。』(マタイ 6:10,新口)これは,主イエスが弟子たちに教えた祈であつて,今日それはヱホバの選ばれた民には成就された事実です。聖書の規則は,神の制度の規則です。また,私たちは聖書に述べられている原則にしたがつて働きます。私たちはヱホバの御考え,道,そして目的に従うのであつて,自分自身の考え,道,そして目的には従いません。それは純粋な神権主義です。それですから,私たちの群の中には平和があるのです。これも又,予言の別の成就です。ヱホバは,すべてのことを聖書に合わせようとする御自分の民の心からの努力を祝福しました。もしこのことを見て,あなたも平和や,繁栄や,ヱホバの祝福を欲するなら,生活をヱホバ神の御意に従わせ,そして神権的な規則に服従しなさい。また,ヱホバの清くして幸福な制度内にあつて,監督の権威を有している人々を認めなさい。

      6 (イ)過去の時代の忠実な者たちは,現代を待ち望みましたか。(ロ)この事実は,私たちの中に何を生ぜしめますか。

      6 幾千年にもわたつてヱホバの予言者や神の聖徒たちは,私たちのいま生活しているこの時代の来ることを祈り求め,また待ち望んでいたのです。ヱホバはそれを約束し,それが必らず来る,と述べられました。ヱホバの忠実な者たちは,

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