ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 注意深い生活は人生の陥穴を避ける
    ものみの塔 1956 | 8月15日
    • いうことを彼らは認識します。『すべての人は,結婚を重んずべきである。また寝床を汚してはならない。神は,不品行な者や姦淫をする者をさばかれる。』― エペソ 5:5。コリント前 6:9,13。ヘブル 13:4,新口。

      結論

      27 心をよろこばすどんな機会が両親に与えられていますか。

      27 今日の両親は,神の標準にかなうと共に神の是認をうける仕方で子供を育てる,というすばらしい機会を持つています。これよりも大きな相続財産はありません。正しく子供を育てた両親にとつて,大人に生長した自分の子供たちが全能の神の奉仕に参加しているのを見るのは,恐らく最大の幸福でありましよう。

      28 若い奉仕者の一番大切に重んずる望み,もしくは目標は何ですか。新世社会内の彼の地位は何ですか。

      28 正しく教えられ,訓練されてこらしめを受けた年少者は,今日たしかに新世社会内にいることでしよう。彼らは,両親や,会衆やなかんずくヱホバとその従順にして忠実なる王なる御子キリスト,イエスに,たしかに誉を捧げる者たちです。若い奉仕者たちは,古い世の物質主義とか,地的な成功および欲望などに注意を惹きつけるあらゆる行や教えを避けます。それらは,敵のしかける陥穴以外の何ものでもありません。全く,独身であろうと結婚していようと,若い人々が一番大切に思んずる望みは,ブルックリンでのベテルの奉仕か,ものみの塔協会支部のベテル奉仕,あるいはギレアデ卒業生として外国の任命地かまたは他の任命地で全時間奉仕すること,それとも全時間の開拓者奉仕をすることでありましよう。ヱホバのクリスチャン奉仕者であることは,今日訓練されている年少者の持ついちばんすばらしい地位です。これは永遠の生命に導くものであり,これにより他の者たちも永遠の生命を受け,そして一番良いことは生ける神ヱホバの祝福を得ることができます。あなた方,今日の若い奉仕者よ,明日の円熟した忠実で忠節な僕になり,かつヱホバの新世社会の代表者になつて,ヱホバに讃美を捧げなさい!

  • その26 アジヤと太平洋地域での拡大
    ものみの塔 1956 | 8月15日
    • ヱホバの證者の近代歴史

      その26 アジヤと太平洋地域での拡大

      世界で最大の大陸であるアジヤは,尨大な土地を擁しています。この地域に住む12億7200万人の住民へのヱホバの証者の伝道成果は,どんなものでしょうか。伝道の進歩は遅々たるものでしたが,しかしたしかに進歩しています。アジヤは異教のはびこつている土地です。また,東洋文明の発祥地でもあり,モハメット教,ヒンヅー教,仏教,孔子の教えが根強い地盤を持つています。このために,多くの人々の心は,筆舌に尽しがたい複雑な入り乱れた状態になつています。アジヤの人々は,伝統と昔からの民俗習慣をよく守り,西洋の人々の目から見て,どんなに不合理であり,理くつに合わないものであろうとも,東洋の人々は,たしかめずに事実として受け入れる傾向があります。東洋の複雑な言語は,バベルにおいて,言葉が乱され,各言語がその困乱の状態から派生してきたかをよく物語つています。アジヤの人々は,より良い,簡単な新しい方法があつても,なかなか受け入れようとはしません。そして改宗を忌み嫌い,他人から授助をさしのべられるのを好みません。沢山の人々はなおかつ非現実の世界に住み,現実の生活の事実を直視しようとしません。偶像崇拝先祖崇拝がひろく行われ,(また罪という観念がない為に,道徳上の抑制する力が弱く)不道徳が甚しく,そのためアジヤ人の精神水準は極めて低く,動物と大差ない生活を送つているものも少くありません。サタンこそ,これらの尨大な大衆をかくも低い精神状態に追いやつている者です。しかしながら,これらの土地にも,ヱホバ神は,正直で謙遜な民を有しておられ,いま,ヱホバの証者により,集められつつあります。

      1942年,ヱホバの証者の伝道の業は,この広大なアジヤの大陸で,殆んど行われておりません。その年に,406名の活潑な伝道者が報告していましたが,それは,殆んどインド又はその近辺の土地においてでした。戦争中,日本の伝道の業は禁止されていました。1947年の3月から5月まで,協会の会長は,書記と共に,極東,中東,近東方面の大規模の旅行を行い,アジヤの地にいる証者を訪問しました。これら各種の国々の訪問中に,宣教者の家の設立についての取極めがなされています。まず1947年には,僅か17名の宣教者が派遣されていましたが,1955年までに,186名の宣教者がアジヤの18の国々の各地で働いていますが,そのなかには,日本も含まれています。言葉は大きな障害ですが,宣教者は一生懸命に勉強し,その国の言葉で人々と話を交わせるように努めています。アジヤの活潑な伝道者数は,1942年には406名であつたのに,1955年には,4541名へと上昇しています。多大の困難と戦いながらも,強固な拠点は,レバノン,パレスチン,パキスタン,ビルマ,シャム,インド,韓国,中国の一部,最後に日本の各国に築かれて行きました。

      真のキリスト教という点から見ると,アジヤは,真に『暗黒』の大陸とも呼び得ることでしよう。次に初期の遅々たる進歩をかかげましよう。

      年度 国の数 奉仕者数 伝道時間

      1942 6 406 93,223

      1947 8 475 140,661

      1952 19 2274 504,301

      1955 18 4541 915,269

      今日,28万人について,僅か1名のヱホバの証者がいる割合になつています。この大陸で,良いたよりの伝道は,なんと強く要望されていることでしよう! しかし,いまでは強固な地盤が築かれ神の御言葉はますます人々の心に浸透していますから,霊的の闇にとらわれている莫大な群衆のうちから,更に数多くの人々は,真のキリスト教へと心をふり向けることでしょう。

      大平洋の島々

      全世界のヱホバの証者の拡大を順次に調べてきましたが,次は,太平洋の美しい島々やフィリッピン,オーストラリヤ,ニュージーランドの諸島を検討して見ます。この太平洋の広大な地域には,ポリネシヤ人,アジヤ人,西洋人から成る1億1千万にのぼる島民が住んでおります。ある面から見ると,それらの人々は,アジヤ大陸に住む人々と比較して,はるかに恵まれています。しかしアジヤ文明,思考,宗教は,これらの島々の住民に可成りの影響を与えてきました。幾世紀ものあいだこれらの島々は,西洋からの支配をうけ,民主的な考えが力を占めています。そのため,この地において,東西両洋の考えが合流して,思考は混合したものとなつています。人々の中の大部分の者は,良い教育を受けており,また1世紀以前から聖書も数ヵ国語に訳されて,配布されています。これはこの方面でのキリスト教の発展と拡大に大きな助けでした。人々は,毎日々々をあわただしく過しておらず,友好な態度をもつて,ヱホバの証者をよく迎えます。

      オーストラリヤの土地では,ものみの塔協会の支部事務所は,遙かむかしの1903年にすでに設立されており,時が経つにつれて,ニュージーランドやその他の諸島へと,伝道の業は発展して行きました。1942年と云えば,太平洋戦争は,まだ酣の頃でしたが,4275名の活潑な伝道者が伝道していました。エヌ・エッチ・ノア兄弟とエム・ヂー・ヘンシェル兄弟とは,1947年の2月の初めに,飛行機により,太平洋の主要な国々を訪問し,大会を開催したり,宣教者の家を設立する場所を決定したりして,大規模な拡大の基礎を築き上げました。同年,13名のギレアデ卒業の宣教者は,これらの島に到着し,教育の業を開始しています。1955年までに,宣教者の数は85名へと増加しました。1955年には,それらの土地の証者は,驚異的な3万8325名という数にまで達しています。

      『栄光をヱホバにかうぶらせ,その頌美をもろもろの島にて語りつげよ。』(イザヤ 42:12)このことは私たちの時代の1945年から,文字通りに成就しています。どうぞ,次の表を御覧下さい。

      年度 国の数 奉仕者数 伝道時間

      1942 3 4,275 701,037

      1947 6 7,385 1,390,228

      1952 12 26,690 3,590,037

      1955 19 38,325 5,421,019

      いま力強い伝道が太平洋に行われ,幾千というヱホバの『他の羊』は,『ベウラ』の地にある神権の新世社会に集められつつあります。1955年には2800名の島民について1名のヱホバの証者がおりました。新しい世の光はこれらの遠隔の地にまで達しています。ヱホバの正しい羊飼は,ほんの1点の場所をも見逃しません。沢山の宣教奉仕者がこの楽しい良いたよりの伝道に参加すればする程,ヱホバの輝しい御名の宣明時間は,ますます増加することでしょう。

      ここに掲載されている表を見れば,全地でのヱホバの証者の伝道の拡大の状態がよく分ります。これは,1955年度分までの報告を含んでいます。

      全世界の報告

      年度 国の数 奉仕者数 伝道時間

      1942 54 115,240 28,464,352

      1947 86 207,552 43,842,305

      1952 127 456,265 68,703,699

      1955 158 642,929 85,832,250

      これらの数字は,『御国のこの良いたよりは,すべての国民に対して証しをするために,全世界に伝道されるであろう。それから全き終りが来るのである。』というイエスの御命令が,どれ程,大規模に果たされたかをよく物語つています。(マタイ 24:14,新世)今日の全世界では24億の人口がありますから,3732名について1名のヱホバの証者が奉仕していることになります。イエスの御言葉,『収穫は多いが,働き人は少ない』はまことに真実です。今後も全地で御国の業が拡大される見込みは,非常に大きなものです。ヱホバの御慈悲により,もう少しの時が許され,現在の時代のより多くの人々が真のキリスト教の思考の光に照らされるよう望んでいます。

      このような全地のクリスチャン活動には,組織と計画が必要です。幾百万冊という聖書は配布されなければなりません。その他の幾百万冊という聖書の出版物や教科書は,書かれ印刷され,または100余の異つた言語に訳されねばなりません。このような仕事は,給料をうけとる働き人によつて為されているのではなく,ヱホバ神へ全く献身している奉仕者により自発的に奉仕されています。多額の金銭も寄附され,また幾百万という伝道時間は,全世界的の規模をもつ,この教育の仕事についやされています。しかもこれは,皆,無私の動機をもつて行われているのです。ものみの塔の全地の活動を指導している本部は,ニューヨーク,ブルックリンにあり,そこからの指示は78の支部事務所を通して伝達されています。ベテルで働いている人(全時間の自発奉仕者)により奉仕されている印刷工場は,次の場所に設置されています,即ち,ブルックリン,ドイツのビースバーデン,スイスのベルン,スヱーデンのヂャコブスパーク,南アフリカのヱランドスフォンティン,オーストラリヤのシドニー,カナダのトロント,イギリスのロンドン等です。小規模の印刷は始んどの支部事務所で行われています。全世界の各地にあるベテルの事務所と工場では,証者たちが全時間の奉仕をしており,ブルックリンの本部の他に78の支部があつて,そこには合計1101名が働いております。

      ギレアデを卒業した外国宣教者の数は,1814名に上り,それに加えて,1万5197名の多数の開拓者や,特別開拓者が各地で奉仕しています。それらの全時間奉仕者により,伝道運動に多大の貢献が為されてきました。伝道方法は全世界で全く同一です。いまでは41ヵ国語に訳され,毎号230万冊の発行部数をもつ『ものみの塔』は,一致した霊的糧の供給という役割を果しています。これにより,全世界の証者の思考,献身,活動は,全く統一されたものとなり,現在でもその状態は維持されています。

      すでにヱホバの証者は一つの清い言葉,聖書の真理という言葉を語つています。ヱホバ神からの人類に対する啓示は,最も偉大な書,聖書のうちに集められ,保存されてきました。ヱホバは人種偏見を持つておられる神では決してありません。神は,正義を愛する凡ての人々に御言葉という宝を与えられておられます。聖書は万人の心に訴え,凡ての偽りの思考をくつがえす力を持つものです。ヱホバの証者はいつも熱心に研究し続けて,人々に理路整然と説明し,証拠を示して,伝統的な誤ちの思考から人々をとき放ちます。宣教者は多くの時間をかけて,任命された国の言語を勉強し,その国の人々と話しができるように努めています。これらの愛の努力により,最高至上者,ヱホバに対する,全地の証者の讃美の声は,ますます高らかに歌われています。

      (つづく)

  • 韓国における神権的な進歩
    ものみの塔 1956 | 8月15日
    • 韓国における神権的な進歩

      人口 2200万

      伝道者の最高数 1949年: 16名 1955年: 1407名

      韓国にいるヱホバの証者は,曾つてない程に多くの収穫を得ました。天の窓を開いて,容れるところのないまでに,ヱホバは祝福を注がれました。全世界のすべてのヱホバの証者に祝福は注がれましたが,他の羊を集める業は,すばらしい成果を収めています。長期間に亘つた苦しい戦争も終つて,いま韓国は再建の途上にあります。しかし,私たちはまだ古い世に住んでおり,悪魔はその悪しき制度を用いてあらゆることを為し,ヱホバの制度に来る人々の心を欺いて,至上主権者より引き離そうとしています。どんな妨害を受けようとも,業は目ざましい発展をとげ,すべてはヱホバの御名を立証しています。支部の僕は,韓国の業についての興味深い報告を送つてきました。

      韓国では,以前巡回大会が開催できなかつたものが,今年に5つの巡回大会が開催されました。制度の指示に従う訓練,ということを強調した協会の大会プログラムは,極めて時機に適つたものであり,本当に有益なものでありました。韓国の兄弟たちは,大会を円滑に運営するための多くの責任を立派に成しとげました。また,従来の6ヵ月毎ではなしに,4ヵ月毎に兄弟たちに奉仕をするという協会からの指示をうけ,そして孤立した地区にいる兄弟たちに特別な奉仕をするという指示をうけてから,韓国には二つの巡回区がつくられました。孤立した群に特別な注意を払つた結果,その良い結果はすぐに表われ,又この取極めにより,巡回区制度はぐんと引き締められるようになりました。

      地味な証言方法である家から家へ,店から店への証言を行つて,文書と雑誌を配布することに強調を置いたため,殆ど100パーセントの兄弟たちは,家から家の伝道者です。韓国では,いつも文書が不足するので,兄弟たちは聖書を用いつつ3分から8分までの聖書の話を極めて巧みに行います。兄弟たちは英語が分りませんが,しかし800冊以上の『すべての事を確めよ』(英文)という本は奉仕に用いられています。どのように? 見出しと,副見出しを訳してから,それを欄外のところに書き記しておき,そして英語で書かれている聖書の名前もどうにかして知るようにしているのです。

      この活動を見て,ヱホバの証者の御国宣明に反対する愚か者たちは,非常な憤りを感じています。証者の業についての官憲当局の調査は,再三再四行われています。大きな勢力を持つ偽りの宗教家たちは,ヱホバの証者に偽りの非難を投げかけているため,官憲当局はいつもその非難を真に受けてしまい,非難にそそのかされているのです。彼らの反対は,昨年の冬に最高潮に達しました。韓国外務省は,韓国に来る8人のギレアデ宣教者への許可済の旅券を取り消してしまつたのです。政府の高位についている一兄弟の手助けもあつて,書類による証拠が官憲当局に提出され,無責任な宗教指導者たちの非難は,全く嘘いつわりのものである,と曝露されました。それで,宣教者たちは無事に入国することができたのです。

      ギレアデで訓練を受けた宣教者たちは,会衆に力強い励ましを与えました。このことは,特に京城地区について云えます。150万人の都市で,伝道区域の問題はあり得ない,と思われるかもしれません。しかし,実際には,区域はきわめて小さいものです。家は長屋になつていて,しかも大抵の場合,10人から15人ぐらいの人が,小さな家に住んでいるからです。現在,京城には7つの会衆があり,4つの御国会館は,たがいに徒歩20分の距離に位置しています。区域によつては,月に1回ずつ伝道されるところがあります。いまの京城の人で,625名のヱホバの証者のことを知らない人は,先ず居りません。でも,ほんの二,三ヵ月前,ヱホバの証者と云つても,誰一人知つている人はいなかつたのです。しかし,今では知らない人は,先ずいないのです。

      映画『躍進する新しい世の社会』は,奉仕年度の初めに入手されました。政府の許可を示す標題を映画のフィルムにつけることができたため,何処であつても

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする