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証しの業は王国の増加をもたらすものみの塔 1985 | 1月1日
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に模範を残されました。―ヨハネ 5:30; 6:38; 17:6,26; 18:37。
5 (イ)わたしたちは,イエスに関連したどんな特色について証しをしなければなりませんか。(ロ)この点において,どのようにわたしたちはイエスの足跡に従いますか。
5 イエス・キリストは新しい契約の仲介者であられ,この契約に入っている油そそがれたクリスチャンは王国を受け継ぐよう召されます。イエス・キリストは,エホバが人類を死から請け戻すために用いられる「命の主要な代理者」です。イエスは,神と人の敵がすべて従えられ,栄光に輝く楽園がこの地に回復される時まで『王として支配しなければなりません』。また,死者を墓から復活させて呼び戻す「神の子」であられます。(ヘブライ 9:15。使徒 3:15。詩編 110:1,2,5。コリント第一 15:25-28。ルカ 23:42,43。ヨハネ 5:25-29)したがって,エホバの証人としてわたしたちは,エホバのみ名を立証する点でみ子の果たす顕著な役割に関しても証しをします。この点においてわたしたちは,自らエホバの卓越した証人であられた主人,「忠実な証人」の足跡に従います。―啓示 1:5; 3:14。ヨハネ 18:37。ペテロ第一 2:21。
だれが証しの業を行なっているか
6 (イ)今日,だれだけが王国の証しを行なっていますか。(ロ)これらの人々が「より大きな業」を行なっているとなぜ言えますか。
6 今日,一致した一つの民が「地の最も遠い所にまで」証しを行なっています。それは,使徒ペテロが『神のみ名のための民』と語った人々,エホバと,キリスト・イエスによるその王国について証しを行なう人々です。このことに関し,イエスご自身弟子たちにこう言われました。「わたしに信仰を働かせる者は,その者もまたわたしの行なっている業をするでしょう。しかも,それより大きな業をするのです。わたしが父のもとに行くからです」。(ヨハネ 14:12)王イエス・キリストは,天におけるみ父の右にあって,これまで地上で行なわれたことがなかったほどの広範な証しの業をいま指導しておられます。イエスが預言された通り,「王国のこの良いたより(が),あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられ」,「それから終わりが来るのです」。―マタイ 24:14。
7 (イ)キリスト教世界の諸宗派が証しを行なえないのはなぜですか。(ロ)それとは対照的に,エホバの証人がその奉仕において熱心であるのはなぜですか。
7 「王国のこの良いたより」は,これまで人間にふれ告げられたもののうちで最も胸の躍るたよりです。それは,キリスト教世界の諸宗派が全く口をつぐんでいる,栄光ある良いたよりです。そのような諸宗派は将来に関する王国の希望を持っていません。彼らが証しの業を行なっていないのも当然です。歴史を通じて最も胸の躍る出来事,つまり人の子が王国の栄光のうちに到来し,その栄光あるみ座に座り,地の諸国民と民を裁くということに彼らは注意を払ってこなかったからです。その出来事こそ証しを行なうべきことなのです! したがって,エホバとそのキリストの証人たちは,み使いの指導のもとで,「地に住む者たちに,またあらゆる国民・部族・国語・民に喜ばしいおとずれとして……永遠の良いたより」をいま宣明しています。あなたはこの証しの業に熱心に参加していますか。―啓示 14:6,7。マタイ 25:31-33。
1984年における壮大な証しの業
8 (イ)1984奉仕年度の報告について喜ぶべきなのはなぜですか。(ロ)新しい弟子たちを引きつけるものは何ですか。
8 この雑誌の20ページから23ページに載せられている,全世界のエホバの証人の1984奉仕年度の報告は,わたしたちの神エホバが,ご自分の謙遜な証人たちの努力をどのように豊かに祝福してくださったかを示しています。全部で203の国々が出ています。このうち172の国々では伝道者の増加が報告されています。そしてうれしいことに,これらの王国宣明者たちは,『主が彼らを,互いへの,そしてすべての人への愛において成長させ,そうです,満ちあふれさせてくださった』ことをも物語っています。(テサロニケ第一 3:12)エホバの民の間の愛ある一致は,王国の証言と相まって,大勢の新しい弟子たちを引きつけています。それらの人々に対し,イエスは,『あなた方は真理を知り,真理はあなた方を自由にするでしょう』と言っておられます。―ヨハネ 8:31,32。
9 (イ)あなたはどのように,この報告の作成に貢献するという特権にあずかっているかもしれませんか。(ロ)この報告の数字は,エホバとその民について何を示していますか。
9 このすばらしい奉仕報告はどのようにまとめられたのでしょうか。王国伝道者である一人一人の皆さんが毎月忠実に提出してくださった野外奉仕報告から出来上がったものです。あなたは,ご自分がこの壮大な報告にわずかであっても貢献していることに歓びを感じるのではありませんか。これらの数字は,エホバがご自分の証人たちにどのようにすばらしい仕方で『あふれんばかりの祝福を注ぎ出された』かを示しています。エホバはこの「ご自分のみ名のための民」を,愛ある奉仕の世界的な絆をもって結ばれました。―マラキ 3:10。詩編 56:10,11。コロサイ 3:14。
10 (イ)証人は自己犠牲的であるべきことを何が強調していますか。(ロ)聖書は,忠誠を保つ者たちとその報いについて何と述べていますか。
10 この証しの多くは,迫害や困難のもとで,そして多大の自己犠牲を払って成し遂げられました。これは当然予想できることです。というのは,ここで用いられている「証し」という語は,ギリシャ語のマルテュス,あるいはマルテュルの訳であり,この語から,死をもって証しを行なう人を意味する,英語の「マーター(殉教者)」という語が出ているからです。このことは,エホバの証人であるわたしたちが,いかなる状況のもとでも,必要とあらば死に至るまで自分を費やして忠誠を保つ決意を抱き,自己犠牲の態度を示すべきことを強調しています。―ルカ 9:23。ヨブ 2:3; 27:5; 31:6; 使徒 22:20; 啓示 2:10と比較してください。
忠誠を守る者たちは祝福される
11,12 (イ)エホバは,人の心を強めるどんな保証をわたしたちに与えておられますか。(ロ)神の民は,全体主義的な圧力に対し,どのように勝利を収めてきましたか。
11 エホバの『み名の民』は迫害のときに,サタンとその配下の悪霊の大軍の猛烈な攻撃に打ち勝つため,「普通を超えた……力」を必要としました。エホバはその力をお与えになり,ご自分の忠実な証人たちを救出され,繁栄させます。(コリント第二 4:7-9。イザヤ 54:17。エレミヤ 1:19)例えば,ドイツ・イタリア・日本が率いていた,第二次世界大戦の枢軸国の状況を考えてみましょう。悪魔は残虐な独裁政府を用い,神の天的な女のような組織が指導していた証しの業を流し去ろうとして,『自分の口から[迫害]の川を吐き出し』ました。しかし,サタンはこの企てに成功しましたか。全く成功しませんでした。エホバは,地の民主主義的な諸国家がその洪水を呑み込むように事を運ばれました。『邪悪な者たちは断ち滅ぼされ』,エホバの忠節な証人たちは今それらの国々で見事に繁栄しています。―啓示 12:15,16。詩編 37:28,29。
12 最近これら三つの国々で,ものみの塔協会は,異なった種類の洪水 ― エホバの証人や真理に飢え渇く他の人々を教化する膨大な数の聖書や関連した王国の出版物 ― を送り出すために,大きな工場を建てて設備を整えることが必要でした。今,ドイツ・イタリア・日本では,合計30万人以上の王国伝道者たちが人々の家に出掛けて行って証しを行なっています。そしてエホバは,世界の畑のどこにおいても,忠誠を保つ民を増加をもって祝福しておられます。―詩編 115:12-15と比較してください。
13 (イ)忠実な証人たちが1984年の年句に従って生きてきたことを,年間報告のどんなことが示していますか。(ロ)これはどのようにわたしたちを鼓舞するはずですか。
13 しかし悪魔は,自分の時が短いことを知り,「神のおきてを守り行ない,イエスについての証しの業を持つ」人々に引き続き戦いをしかけています。(啓示 12:12,17)サタンの反対は,付表の中で「他の28の国々」として示される国において,とりわけ激しくなっています。これらの区域にいる証人たちは,『神の言葉を恐れずに語る勇気をいよいよ示す』という,1984年の年句に従って忠実に生きてきました。(フィリピ 1:14)そうした区域の伝道者は3.1%増加しましたが,これは本当にりっぱなことです。わたしたちは皆,彼らの手本に鼓舞され,『賛美の犠牲,すなわち,そのみ名を公に宣明する唇の実』をこれからも熱心にささげたいものです。―ヘブライ 13:15。
14 (イ)どんなことがわたしたちにとって「証しの機会」になるかもしれませんか。(ロ)どのような状況に面したときも,わたしたちは勇敢に証しを続けるべきですか。なぜですか。
14 世界情勢が悪化するにつれ,ある人々は迫害を受け,法廷に引き出されて投獄されることでしょう。イエスは終わりが到来する前に「起きるように定まった」事柄の中にこうした経験を含めて語られ,「それはあなた方にとって証しの機会となるのです」と付け加えられました。ですから,エホバの証人はどんな状況にあろうとも,神とキリストに関する証しを行ない続けなければなりません。多くの人は,家族の激しい反対,仲間の従業員や学友からの嘲笑,宣べ伝える区域で頻繁に発せられる非難の言葉などに遭っても,証しを行ない続けています。あなたは,試みとなる状況に遭っても,勇敢に証しを行なっていますか。そうであれば,あなたは,イエスが「あなた方は自らの忍耐によって自分の魂を獲得するのです」と言われた人々の一人となります。―ルカ 21:7,9-19。
王国の増加!
15 このページの表の中で顕著な点を幾つか挙げてください。
15 「王国の増加」― 1984年夏の地域大会の主題として何とふさわしいものだったのでしょう! 1984年は実にすばらしい増加の年だったからです。このページの表を少しご覧ください。この表は,203の国々で行なわれている証しの業を監督する,95のものみの塔協会の支部から寄せられた報告を基にしてまとめられました。
16 世界中から寄せられた,喜びに満ちた典型的な言葉の幾つかを挙げてください。
16 誌面の関係で,これらの支部事務所から年間報告と共に寄せられた喜びの手紙すべてを公表することはできませんが,世界各地からの幾つかの例をここに挙げましょう。
アラスカ: 230人のエホバの証人が32時間で美しい王国会館を建設するのを見るために,メトラカトラ村の人が全員やって来ました。王国会館は,その同じ週末の日曜日に献堂されました。
ホンジュラス: 3,663人という伝道者数はこれまでのわたしたちの新最高数でした。記念式の出席者は1万7,005人で,なすべき事がまだまだ残っています。
ブラジル: 16万927人の伝道者という新最高数が得られ,47万4,450人が記念式に出席しました。
タイ: 活発な開拓者精神があり,4月には全伝道者の22%がこの奉仕に携わりました。
パプアニューギニア: 補助開拓者の最高数は91%増加しました。記念式の出席者は1,000人以上増加して7,704人になりました。
オーストリア: 開拓者精神は広まっており,開拓者数が5か月連続して最高数を記録しています。伝道者新最高数は7回得られましたが,その最新のものは1万5,618人です。
ザンビア: 5万8,925人という新最高数に達しました。記念式の出席者は前年よりも11万447人も多い39万3,431人でした。
17 (イ)開拓者の分野はどのように拡大していますか。(ロ)どんな実際的な目標が勧められていますか。だれに対してですか。(ハ)伝道者新最高数は何人ですか。そのために,何が貢献したと思われますか。
17 報告は,忠実な宣教者と開拓者が,新しい区域へも古い区域へも率先して証しを携えて行き続けていることを示しています。開拓者数が増加しているのを見るのは実に大きな励ましです。4月に報告された補助開拓者の合計数は爆発的に増え,49%増加して32万3,644人の新最高数になりました。これらの人々のうち,正規開拓者の隊伍へと進歩する特権にあずかった人々は少なくありません。さらに,若い王国伝道者たちの中で,開拓奉仕を目標とし,高校の後半の時期にその目標のための実際的な準備を行なう人も大勢います。その全体的な結果は,開拓者のすばらしい増加に表われています。こうしたことのおかげで,わたしたちの会衆内に熱心の霊が築き上げられ,それが全世界で,1983年の最高数に比べ7.2%の増加に当たる284万2,531人の伝道者という新最高数が得られたことに貢献したと考えて差し支えありません。この前進の波にあずかっていることにあなたは歓びを覚えませんか。
18 (イ)1984年には他のどんな大きな増加が見られましたか。(ロ)記念式の報告は,どのような拡大の可能性を示していますか。この雑誌の読者はどのようにこたえ応ずることができますか。
18 1984年に喜びに満ちた証しが行なわれたことは,雑誌や他の文書の配布数が増えていること,報告された野外奉仕時間の記録的な数字,関心ある人への再訪問やそうした人たちとの家庭聖書研究の数が目立って増えていることにも表われています。わたしたちはこの熱心な奉仕からさらに多くの実が生み出されることを期待します。そして,なお一層大規模な取り入れを行なう大きな可能性があります。このことは,昨年の4月15日に行なわれた主の夕食の顕著な出席者数にも示されています。世界中のエホバの証人の会衆で,合計741万6,974人の人々が出席しました。そのうち9,081人がパンとぶどう酒にあずかることにより,主の「小さな群れ」の一員であることを示しました。この雑誌の読者すべてが,前途に横たわる壮大な証しの業と取り入れの業にあずかる余地を設けるため,霊的に絶えず成長を続けてゆけますように。―エフェソス 4:15; フィリピ 1:9-11と比較してください。
19 わたしたちは何に関してエホバに感謝できますか。将来に関してわたしたちはどんな祈りをしますか。
19 確かにわたしたちは,現代の「み名のための民」,エホバの証人について,次のモーセの言葉を繰り返すことができます。「あなた方の神エホバはあなた方を殖やされたため,あなた方は今日,数が多くて天の星のようになっている」。(申命記 1:10)主権者なる主エホバが,引き続き王国の証しの業を繁栄させてくださり,より一層の増加をもたらしてくださるようにわたしたちは祈ります。
どのように言いますか ―
□ エホバの証人が『イエスの証人』でもなければならないのはなぜですか
□ 1984年にどんな壮大な証しの業が行なわれましたか
□ エホバが忠実な証人たちを祝福しておられることを何が示していますか
□ 1984年の報告は,どのような点でわたしたちを鼓舞するはずですか
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世界中に見られる王国の増加ものみの塔 1985 | 1月1日
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王国宣明者の報告
世界中に見られる王国の増加
預言者イザヤは,現代における王国の関心事の拡大を的確に予告し,「[キリストの]政事と平和とはましくわわりて窮りなし」と述べました。(イザヤ 9:7,日本聖書協会文語訳聖書)エホバの証人が良いたよりを宣べ伝えている200余りの国々から寄せられた報告は,行なわれた業の上にエホバの祝福があったことを物語っています。世界の各地から寄せられた報告の一部を紹介しましょう。
□ アフリカ: セネガル支部は,「今奉仕年度もやはりエホバの豊かな祝福がありました」と述べています。1951年に業が開始されたモーリシャス島では,エホバの証人の数は1964年に100人に達し,1984年には679人に達しました。ガーナからの報告によると,同国におけるエホバの証人は1938年の30人から現在の2万5,755人に増加しました! アフリカでは開拓奉仕も非常に順調です。シエラレオネのある開拓者は全時間奉仕を行なっている理由を次のように語りました。「大学に行くと,終わりが来る前にエホバとそのみ子イエス・キリストについての正確な知識を得るよう,心の正直な人々を助けるのに使える貴重な時間を浪費することになるので,わたしは開拓者になるほうを選びました」。最近南アフリカで開かれた大会では,明らかな一致が見られました。その土地にあるものみの塔の支部は次のように述べています。「今年はこの国で初めて,各人種混合の全体的な規模の大会が開かれました。さまざまな人種の人々343人がバプテスマを受けたことは,多くの人種から成るこの国でエホバの羊が一致していることを示す顕著な例となりました」。ジンバブエでは,その国のある政治家が真理を受け入れ,党へ辞表を提出しました。「このことは大きな騒ぎを引き起こし,ある公開集会の席上で,訪問中の役人に意見が求められました。その兄弟をどうすべきか尋ねられた時その役人は,『何もすることなどない。世界中どこへ行ってもこれが彼らのやり方なのだ。もし党員としてとどまるとすれば,彼は本当のエホバの証人ではない』と言いました」。
□ アジアと太平洋地域: 日本における全時間開拓奉仕の精神は際立っており,5月には全伝道者の40%が全時間奉仕を行ないました。フィリピン支部によると,毎月200人近い新しい開拓者が名簿に載せられました。オーストラリアも,「今年は開拓者精神が本当に際立っていました」と述べています。インドには新しい支部の施設ができ,また6,506名という伝道者の新最高数を得ました。14の大会が開かれ,初めて土地の言葉で行なわれた大会が七つありました。出席者は9,000人を超え,246人がバプテスマを受けました。この広大な国で増加が見られるのはうれしいことです。韓国でも拡大は極めて明白です。1982年に献堂された新しい支部は今ではもう手狭になってしまいました。それで床面積を2倍にするための建築がまた行なわれています。この国では正規開拓者が56%増加しました。西サモアには,サモア諸島の人々の必要により良くこたえるために支部が新しく設置されました。ですからアジアと太平洋地域におけるエホバの「畑」でも,収穫の業は進められています。
□ ヨーロッパ: ヨーロッパにおいても王国の増加は顕著です。ポルトガルからは次のような報告が寄せられました。「どこの土地でも関心が『爆発的』に高まっています。最高数に達するが早いか次の月にはそれをしのぐ数字が出ます」。ベルギーからは,「至る所で拡大が見られます」という感想が寄せられました。ドイツのゼルターズでは,世界で2番目に大きい支部の建物群が献堂され,エホバの証人の統治体は一人の成員を除いて全員が献堂式に参加しました。ある兄弟は感動して次のように書いています。「60年にわたる奉仕 ― そのうちの20年は,2度迫害に見舞われて刑務所で過ごした ― のあと,霊的パラダイスの中でこのようなすばらしい霊的宴にあずかれることをわたしたちがどう感じたか,ご想像いただけるでしょうか」。
□ アメリカ大陸: カナダでも8万939人が奉仕を報告し,増加の顕著な年でした。カナダ支部は次のような感想を述べました。「腐敗してゆく世界の圧力や誘惑が強まっているにもかかわらず……すばらしい増加が続いていて,大きな励みになっています。これは,ローマ世界の退廃した終末期に初期キリスト教が目覚ましく発展したことに似ています。(テモテ第二 3:1-5)」。中央アメリカにあるベリーズからの報告によると,昨年行なわれた特筆すべき事柄の一つは,「同国の南部にあるマヤ族のインディオの村まで伝道旅行に出かけた」ことでした。「それらの辺ぴな村(12村)まで行くには,ジャングルの中の小道を113マイル(180㌔)ほど歩かなければなりません」。12人の兄弟たちがリュックサックやブリーフケース,6ボルトのスライド映写機,オートバイのバッテリーなどを携えて出かけました。兄弟たちは全世界で行なわれているエホバの王国の業のスライドを見せました。それまで1度もスライドを見たことのなかったある人は,スライドのことを,「明るい光で壁に映る大きな絵」というふうに表現しました。メキシコにおける伝道者は,1931年の81人から1984年の最高数15万1,807人にまで増加(16%の増加)し,昨年の記念式には69万5,769人が出席しました。米国の伝道者の数は,69万830人というすばらしい新最高数に達しました。
世界中で王国の増加は続いています。
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