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今日,神の音信に耳を傾けない者は,災いに陥るものみの塔 1967 | 3月1日
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ほどまさった仕事は,かつて人間に与えられたことがありません。その仕事をとらえなさい! イエスが,「わたしに従ってきなさい」と言われた時,「父を葬りに行かせてください」と答えた人のようになってはなりません。イエスは彼にこう告げられました。「その死人を葬ることは,死人に任せておくがよい。あなたは,出て行って神の国を告げひろめなさい」。さらにほかの人は言いました。「主よ,従ってまいりますが,まず家の者に別れを言いに行かせてください」。イエスは彼に向かって,「手をすきにかけてから,うしろを見る者は,神の国にふさわしくないものである」と語りました。その後,「主は別に〔70人〕を選び,行こうとしておられたすべての町や村へ,ふたりずつ先におつかわしになった。そのとき,彼らに言われた,『収穫は多いが,働き人が少ない。だから,収穫の主に願って,その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。さあ,行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは,小羊をおおかみの中に送るようなものである』」。(ルカ 9:59-62; 10:1-3)イエスに従い,収穫の主によって遣わされたそれら70人の弟子たちのような人々に喜んでなりたいとあなたは思いませんか。イエスに従うための時間はまだ残されています。
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収穫のために遣わされた人々の報告ものみの塔 1967 | 3月1日
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収穫のために遣わされた人々の報告
1 収穫の時がたとえ終わりに近づこうとも,エホバの証人は何を行ない続けていますか。
収穫の時はますます終わりに近づいていますが,まだ残されている時間を用いて私たちは熱心に働かねばなりません。全世界のエホバの証人は,1966奉仕年度中勤勉に働きました。あらゆる国,民族,国語の男女を弟子とするために,幾百万もの時間を費やして伝道し,よい結果を得ました。家庭聖書研究である期間,時には二,三年にわたって真理を研究し,この「終りの日」にエホバが達成されているすばらしいわざを遂に理解した人々は,エホバの証人が行なっている仕事に喜んで参加しています。それらの人々は,主であるイエス・キリストの下で働く刈り入れ人になりたいという自分たちの心からの願いを公に表わしました。
2 昨年中に何人の人々が浸礼を受けましたか。彼らは今何をしていますか。
2 昨奉仕年度中エホバの証人が伝道した199の国々で,5万8904人の男女がエホバの御心を行なうために自分をささげ,その献身を水の浸礼によって象徴しました。1966年にエホバに献身した人々の数が,その前年よりも5489人少ないのは事実ですが,5万8904人の人々が生涯の大きな一歩を踏み出したことを思えば,これは本当にすばらしいことです。これからこれらの人々もまた,奉仕者として家から家に行き,イエスが行なわれたとおりに,天国は近づいたと語りつつ伝道してゆくのです。彼らはまた,この悪魔的な世の滅びについて警告し,イエス・キリストの支配する来たるべき新しい秩序に関する知らせをも伝えます。キリストの犠牲の価値を通して与えられる永遠の命について他の人々に真理を今教えることは,彼らにとって何という特権でしょう。これらの新しいクリスチャン奉仕者が他の多くの刈り入れ人たちに今加わっているゆえ,柔和と正義を求める人々を集める大規模な最後のわざはさらに進められてゆくでしょう。ノアは自分の家族を箱舟の中に集めて,救われたのです。あなたは救われたいと願っていますか。
3 (イ)エホバの証人の宣教活動に関して,どんな興味深い質問が出されていますか。(ロ)「手をすきにかけた」人々のうちのある者はどんな重大な結果に直面していますか。
3 あなたは,この良いたよりを伝道するために時間と精力をささげて働いた100万人以上のエホバのクリスチャン証人の一人でしたか。昨年,奉仕に費やされた1億7066万4897時間のうちの何時間を,あなたは,家から家に行きまた人々の家庭で聖書研究を司会して,良いたよりを広めるのにささげましたか。あるいは,あなたは,手をすきにかけてから,「うしろを見る者」となった人の一人ですか。それとも,イエスの弟子になりたくないために,何かの口実を作りましたか。年の報告から明らかなように,これまでエホバの証人として働いてきた人々のうちで,かなり多くの人が,エホバを崇拝し,エホバに仕えそして神の家の集会に出席することが不必要であると考えるようになりました。このような人は離れ去ってゆきました。しかし,死なないうちに許しを請い宣教に再び参加して神の恵みにあずかる機会はまだ残されています。
4 5万8904人が浸礼を受けましたが,しかしどんな事実に注目しなければなりませんか。
4 もし,これまでの幾年間に最高至上者エホバ神に献身した人々すべてが,1966年中そして今日まで神の組織にとどまっていたならば,定期的な伝道者の数は今回の数よりもさらに増加したことでしょう。年の報告によれば,昨奉仕年度中の毎月,平均105万8675人の定期的な御国伝道者が野外の宣教に携わっていましたが,前年度に比較すれば,これはわずか2万4407人の伝道者の増加にすぎません。そして5万8904人の人々が浸礼を受けました。では,差し引き3万4497人の人々はどうなっているのでしょうか。1年間の死亡率を1パーセントとすれば,全体で約1万人が減っているわけですが,残りの他の人々はどうなりましたか。物質主義のとりこになったのですか。ある人々は世の不道徳や不品行に陥ったのでしょうか。エホバの組織とエホバへの奉仕に対してかつて彼らがいだいていた愛はどこにあるのですか。
5 (イ)ある国々は増加を報告していないと言うだけの理由でこれらの国々では収穫が終わったと考えるべきですか。それはなぜですか。(ロ)刈り入れはなお急速に行なわれていることを示すどんな事がある国々では起きていますか。
5 この雑誌の152頁から155頁にのせられている世界の奉仕報告を調べると,ある国々では少しも増加が得られなかったことに気づきます。これらの国々では収穫が終わったのだと考えるべきでしょうか。決してそうではありません! なぜならある人々は浸礼を受けたからです。しかしたとえ浸礼を受ける人がいなくても,エホバの証人は伝道を中止するわけにはゆきません。イエス・キリストはこう言われたのです。「この御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」。(マタイ 24:14)私たちはまだこの伝道のわざを終えたわけではありません。それどころか,多くの国々では今でもなお多くの人々が集められているのです。アルゼンチン,ブラジル,チリ,コンゴ(キンシャサ),ドミニカ共和国,日本,ニカラグア,ポルトガル,プエルトリコ,スペインなどの報告をごらんなさい。鉄のカーテンの背後のある国々においてさえ,3,4パーセントの増加が見られました。もちろん,これらの国々のエホバの証人は厳しい迫害に直面しているため,伝道者の正確な数字は発表されていません。とにかく,人々は今も集められており,刈り入れは続けられねばなりません。収穫はまだ終わってはいないのです。
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