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  • 再び始まった残虐な迫害
    目ざめよ! 1973 | 6月8日
    • 生活は苦しく,就業日は非常に長くて骨が折れますが,この国の政府は証人たちを虐待していません。

      証人たちは国境に近い,証人たちに与えられた特定の地域に収容されています。彼らは土地を開こんし,作物を植えるように言われています。そうすれば食糧を自給することができるからです。ほかの場所のエホバの証人たちもそれらの地域へ物資を送る努力を払いましたが,当局者は自分たち自身で扱うといって申し出を辞退しました。

      ポルトガル当局も親切に,フォート・ムランジェニの近くに,キャンプ建設用地100ヘクタールを難民に提供してくれました。当局者は,証人たちがすぐに仕事に取りかかり,てきぱきとキャンプを組織したのに感心しました。証人たちは,男子用,女子用,子ども用の便所をつくりました。また自分たちの病院もつくり,助産婦たちがそこでお産の世話をしました。12月15日までに78人の赤ちゃんが生まれました。当時,そこには7,670人のエホバの証人がいたと報告されています。

      12月の後半に,エホバの証人のある地域の監督がこれらの地域のいくつかを訪問する機会を得ました。その監督の報告によると,証人たちは非常に激しい労働をしていますが,迫害されてはいません。また証人たちは,クリスチャンの集会や聖書研究を行なうことを許されています。

      事実,12月中に217人がエホバの証人によるバプテスマを受けました。ということは,逃げた人たちの中には,聖書に関心を持つ,しかしまだバプテスマを受けていない人たちがいたことを意味します。

      心ある人びとはきょうがくした

      エホバの証人に対するマラウィの迫害は,全世界の心ある人びとをきょうがくさせました。そしてそれと同時に,マラウィの評判は大きな打撃を受けました。

      エホバの証人でない多くの人びとが同情を表明しました。エホバの証人たちは神を心から愛する,品位ある,そして法律を守る人たちであることをわたしたちは知っている,とその人たちは言います。バハマ諸島に住むある人のそのような感想が,英国の有力紙ザ・ガーディアンに掲載されました。この手紙は,以前にガーディアンが掲載した,エホバの証人に対する残虐な迫害を説明した記事を見て,編集者に送られたものです。

      「『殺害される証人たち』という記事を読んで,涙がとめどなく流れました。私はこの人たちがどんな人たちかをよく知っています。彼らを知っている人ならだれでも,エホバの証人の中には,世界のどこに住んでいようと,あのような扱いに価する者はひとりもいないことを知っています…

      「彼らは地上の何ものよりも神を愛していると言えないでしょうか。ある人が,神のことばに大いに違反する人殺しの群れに加わることを拒否して残虐にも殺されたとしたら,わたしたちは直ぐにその人に何かがあることに気づかないでしょうか。

      「その人は神を信じ,愛し,信頼している人です。その群れに加わって生きつづけるほうがたやすかったにはちがいありません。しかし,もしそうしたなら,その人が教えていたことはもの笑いとなったでしょう。したがって真のクリスチャンの信仰に逆行することになります。…

      「別のことばで言えば,彼らがこよなく愛した神のために死ぬことは,彼らにとっては誉れであったのであります。…

      「彼らは自分の居住する国の法律を破らないように細心の注意を払います。しかし,神の律法も破らないのです。

      「私はエホバの証人ではありませんが,近くにいて彼らをよく観察してきた者であります。彼らは,私が今までに会ったいちばん良い人びとの中にはいります。彼らの目を見るならば,彼らが非常な忍耐と精力的な働きとによって人びとに教えようと努めている彼らの神を愛し,信じていることがわかります」。

      またアメリカの出版物,クリスチャン・センチュリーは次のように述べています。

      「多くのクリスチャンにとって証人たちは干渉がましく思えるかもしれないが,迫害や暴力に直面しても断固として信仰を曲げぬ彼らの頑強さには,われわれすべてが,少なくともある程度の感嘆の念をいだくはずである。ナショナリズムの勢いの強い今日において,エホバの証人は,人間に従う前に神に従わねばならないというクリスチャンの見方を依然として証言しつづけている数少ないグループのひとつである。擬似宗教国家という混乱したイメージのあるアメリカにおいて,われわれに以前の忠誠を思い出させてくれるエホバの証人は一服の清涼剤と言える」。

  • 苦難の時における重要な助け
    目ざめよ! 1973 | 6月8日
    • 苦難の時における重要な助け

      全世界200の国において,エホバの証人たちは,マラウィのクリスチャンの兄弟たちのことを深く憂慮しています。彼らを援助するための努力もたゆみなく続けられています。それに加えて,エホバの証人はある重要な事柄を行なってきました。

      それは何でしょうか。毎日,全世界で,マラウィ人の兄弟たちのためにささげる,これら多数のクリスチャンたちの祈りが,神のみもとに立ちのぼっているのです。その祈りは,個人によって,小さなグループによって,会衆の集会で,大規模な大会においてささげられています。

      祈りは何を成し遂げたか

      神のみもとにゆくこのおびただしい祈り ― これらは何を成し遂げたでしょうか。その祈りは聞かれたでしょうか。どうすればそれがわかりますか。

      これらの祈りが意図された目的を果たしていることは疑いありません。

      しかしながら,聖書にあまり詳しくない人びとは,そのことに疑問をいだき,『迫害は続いているのに,どうして祈りが聞かれたと言えるのか』と尋ねるかもしれません。

      その答えは,何が祈り求められたかを知ればわかります。エホバの証人は,迫害を防いでくださいと神にお願いしてきたのではありません。神ご自身のことば聖書は次のように預言しています。『およそキリスト・イエスにありて敬虔をもて一生をすごさんと欲する者は迫害を受くべし』。(テモテ後 3:12)イエスご自身も言われました。『人もし我を責めしならば,汝らをも責め(ん)』。―ヨハネ 15:20。

      イエスはまた,人間の歴史のこの時期,すなわち現在の邪悪な事物の体制が終わりに近づいている時について言われました。『そのとき人々なんじらを患難に付し,また殺さん。汝らわが名のために,もろもろの国人に憎まれん』。(マタイ 24:9)ですからエホバのクリスチャン証人は,神の民に迫害がのぞむことを知っています。

      そうした状況のもとに置かれたとき,これらのクリスチャンは何を祈り求めるでしょうか。彼らは,実際に迫害に面している兄弟たちが信仰に固く立つべく霊的力を与えられるよう祈るのです。―コロサイ 4:12。

      キリスト・イエスは迫害を受けたとき,神に向かって,すべての迫害から自由にしてくださいとは言われませんでした。イエスは攻撃を受けても,信仰に固くとどまり,迫害をのがれるために妥協するようなことをされませんでした。同様に,迫害の激しいマラウィ全土で,エホバの証人は神に対する信仰を保っています。

      したがって,この問題にかんするクリスチャン

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