ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 聖書の第四十番めの本 ― マタイによる書
    目ざめよ! 1974 | 1月8日
    • 示されています。マタイのヘブライ語聖書からの引用を注意深く調べると,彼が直接にヘブライ語原文から引用したことが明らかになります。ジェロームは前記「目録」の中でこの点を裏付けて次のように述べています。「この福音書筆者がそれ以前の聖書からの証言を利用する場合には,七十人訳の翻訳者たちの権威に従うのではなく,常にヘブライ語原本をよりどころとしている点を述べねばならない」。e したがって,マタイは,それら引用句の中で神の名「エホバ」が出て来るところでは,いつでもそれをテトラグラマトンの形でそのまま用いたと考えられます。「新世界訳」の「マタイによる書」の中に「エホバ」の名が18回含まれているのはそのためであり,F・デリッチによって19世紀になされたマタイ伝のヘブライ語訳もそのようにしています。マタイは神のみ名に対してイエスと同じ態度をいだいていたはずであり,その名を使わないことに関する当時一般のユダヤ人の迷信に拘束されていたとは考えられません。―マタイ 6:9。ヨハネ 17:6,26。

      8 マタイがかつて収税人であったことはその福音書の内容にどのように反映されていますか。

      8 マタイは以前収税人でしたから,通貨・数・物の価値などに関する記述において明確な表現を用いるのは自然なことでした。(マタイ 17:27; 26:15; 27:3)彼は,さげすまれた収税人であった自分が良いたよりの奉仕者となり,イエスと親密な関係を持つ者となることを許してくださった神のあわれみに対して非常に深い感謝をいだきました。福音書筆者たちのうち,マタイだけが,犠牲とともにあわれみの必要なことをイエスが繰り返し強調された点を伝えているのはそうした理由によります。(9:9-13; 12:7; 18:21-35)エホバの過分のご親切によって大いに励まされたマタイは,適切にも,イエスの語られた特に慰めに満ちることばのあるものを記録しています。「すべて,労苦し,荷を負っている人よ,わたしのところに来なさい。そうすれば,わたしがあなたがたをさわやかにしてあげましょう。わたしのくびきを負ってわたしの弟子になりなさい。わたしは柔和で,心のへりくだった者だからであり,あなたがたは自分の魂にとってさわやかなものを見いだすでしょう。わたしのくびきはここちよく,わたしの荷は軽いのです」。(11:28-30)こうした優しいことばは,この,以前の収税人の心をどんなにかさわやかにしたことでしょう。それまで,同国人たちは,彼に対して侮辱以外の何をも浴びせなかったに違いないのです。

      9 どんな主題および記述の進め方が「マタイによる書」の特色となっていますか。

      9 マタイは特に,「天の王国」がイエスの教えの主題であることを強調しました。マタイにとって,イエスは伝道をする王でした。マタイは「王国」ということばをしきりに使いましたから(全部で56回),彼の福音書は王国福音書と呼ぶこともできます。マタイは,イエスの公の講話や話を厳密に時間的な順序で配列することよりも,それを論理的な手順で提出することに関心を払っていました。王国という主題に重点を置いたマタイは,初めの18章については,年代的な配列から離れています。しかし,最後の10章(19から28)は,概して時間的な順序に従うとともに,引き続き王国の主題を強調しています。

      10 その内容のうち「マタイによる書」にのみ見いだされる部分がどれほどありますか。この福音書はどれだけの期間を含んでいますか。

      10 マタイの福音書に記述されている事がらのうち,その42%は,他の三つの福音書のどれにも記されていません。f その中には次に挙げる少なくとも十の例えや例え話が含まれています。畑の雑草(13:24-30),隠された宝(13:44),価の高い真珠(13:45,46),引き網(13:47-50),あわれみのない奴隷(18:23-35),働き人とデナリ(20:1-16),父親とふたりの子ども(21:28-32),王の息子の結婚(22:1-14),十人の処女(25:1-13),タラント(25:14-30)。「マタイによる書」は,紀元前2年のイエスの誕生から,西暦33年,昇天の直前に弟子たちと会われた時までのことを記述しています。

  • 生き方の手本を示すアフリカのエホバの証人
    目ざめよ! 1974 | 1月8日
    • 生き方の手本を示すアフリカのエホバの証人

      ● アフリカの幾つかの国で,エホバの証人の業が禁止されている。それは,そうした国の指導者たちがエホバの証人を『たやすい攻撃目標』と考えているからであろう,とオックスフォード大学のブライアン・ウィルソンは語っている。最近号のニュー・ソサイアティ誌上でブライアンはこう書いている。「しかしながら,禁令は……予測されている以上の代償を支払うことになるかもしれない。証人たちは……厳格な道徳規準を維持し,自己修練に励むという点で特異な成果をあげてきた。彼らは,勤勉な働きや時間を守ること,また大酒しないことや自尊心を保つことなどの価値を教えている。東アフリカではほとんど例を見ない,家族のような親しい関係がエホバの証人の間には見られる。彼らの教授および教化術は,教理面に関するだけでなく道徳面に関しても非常に効果的である。……アフリカの政治家が決まって語る麗句は部族主義に対する非難のことばである。逆説的にいえば,新参者の間から部族差別をなくしてしまう速さという点で,おそらくエホバの証人は他のいかなるグループよりも成功を収めていると言えよう」。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする