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  • 所有権の問題を解決する
    ものみの塔 1975 | 1月15日
    • た。しかし彼らは指導者たちに影響されてみ子を退け,殺してしまいました。このことはイエスご自身が,エホバを『耕作人たちにぶどう園を貸し出した』「ぶどう園の持ち主」になぞらえた例えの中で,明確に描写されています。―ルカ 20:9-16。

      問題解決の基礎が固められた

      18 (イ)西暦33年のペンテコステにどんな新事態が発展しましたか。(ロ)その時ペテロはどんな重要な真理を聴衆に理解させましたか。

      18 それらの宗教指導者たちは,今後もひきつづき疑う余地のない勝利者,民衆の主人としての立場が保てる,と思っていました。ところがそうはいきませんでした。イエスがはりつけになってから52日めに当たるペンテコステの祝いのときに,異言という奇跡の賜物を伴う聖霊が,エルサレムにいたイエスの弟子たちに注がれました。たちまちのうちに群衆が集まりました。使徒ペテロは彼らに向かって,イエスを亡き者にした責任が彼らにあることをはっきりと告げました。しかし,このことは「神の定まったみ旨と予知とによって」起きた,ということもつけ加えました。それはエホバの目的の重要な部分の成就でした。ペテロはさらに,神がイエスを復活させてご自身の右に高め,「主ともキリストともされた」ことを語りました。―使徒 2:22-24,32-36。

      19 ペテロとユダは,イエスの正当な地位についてなんと述べましたか。そしてパウロはそれをどのように確証しましたか。

      19 ペテロはこのほかに三回,人々やサンヘドリンの前で,イエスが「命の主要な代理者」であること,「角の頭[石]」となられたこと,そして『ほかのだれにも救いはない』ということをつけ加えて,この同じ真理を力説しました。(使徒 3:15-18; 4:10-12; 5:30-32)それから幾年もののち,ペテロとユダは両者とも彼らの手紙の中で,「自分たちを買い取ってくださった主人」,「わたしたちの唯一の所有者また主であるイエス・キリスト」「のことをさえ否認」する偽教師のことを警告しました。(ペテロ第二 2:1。ユダ 4)したがって次のことが明らかになります。つまりイエスが所有権の問題の解決の中心となること,そして彼の死と復活とによって最初の重要な段階である基礎が固められ保証されたことは,神が予知しておられた目的であったということです。パウロはアテネの人々に言いました。「[神は]ご自分が任命したひとりの人によって人の住む地を義をもって裁くために日を定め,彼を死人の中から復活させてすべての人に保証をお与えになったからです」― 使徒 17:31。

      20 神の愛と義に一致して,イエスはどのように人類の所有者になりましたか。

      20 他の聖句は,イエスがどのように全人類の所有者になられたかについて詳しく述べています。それらの聖句を簡単に調べてみますと,使徒パウロはローマ 5章12節から21節で,アダムが反逆によって自分自身と自分の子孫(アダムの腰にあってまだ生まれていなかった)を売り渡して奴隷とし,罪および死という王に隷属する者となったことを説明しています。しかし神はその大いなる愛とあわれみにより,しかも厳正な義との調和を失うことなく,和解の手段を設けてくださいました。これには,人間を買いもどして有罪の宣告から解放し得る十分の代価を準備し支払うことが要求されました。その代価は完全な人アダムと完全につり合うものでなければなりません。神はひとつの奇跡により,天にいるご自分のみ子が地に来るよう,誕生して完全な人間に成長するよう,取り計らわれました。イエスは自ら進んでこのことを行なわれ,ご自分で言われたとおり,実際に「自分の魂を,多くの人と引き換える贖いとして与え」られました。パウロは次のように書きました。「神はただひとりであり,また神と人間との間の仲介者もただひとり,人間キリスト・イエスであり,このかたは,すべての人のための対応する贖いとしてご自身を与えてくださったのです」。神はこの取決めの創始者であるばかりでなく,創造者なる所有者でもありました。したがって,これはいまや共同所有の問題となったということができます。―マタイ 20:28。テモテ第一 2:5,6。使徒 20:28。

      21 一般の人類はどのように,そしていつ贖いの益を受けますか。

      21 キリストの贖いの犠牲を信じ受け入れる信仰を通して神が人に帰負される義は,「無償の賜物」と言われています。(ローマ 5:15-17; 6:23)一般の人類は,神の王国が治める一千年の間に,贖いの益を受けます。いままでのところ,大多数の人はこの備えのことをまったく知らずに生活し死んでゆきました。しかし神の王国の支配の下では,「記念の墓の中にいる者がみな」復活してきます。そしてすべての人が,王すなわちキリスト・イエスによる義の裁きを受けます。―ヨハネ 5:28。啓示 20:11–21:4。

      22 イエスは,所有することとは反対の道をどのように示されましたか。そのためにどんな疑問が生じますか。

      22 しかしながら,人類の裁きの日が始まる前に,神の目的のさらに他の部分が成就します。それも神の所有権を認めることと関係があります。あるときイエスは,「だれでもわたしについて来たいと思うなら,その人は自分を捨て,自分の苦しみの杭を取り上げて絶えずわたしのあとに従いなさい」と言われました。(マタイ 16:24)イエスはどんな意味でそう言われたのでしょうか。イエスは,わたしたちがこの事物の体制の存在する間にこの点に関して従うべきなんらかの模範を残されましたか。これは今日わたしたち個人にとって何を意味しますか。当然こうした疑問が生じます。次の記事でこれらの疑問が取り上げられるのを楽しみにしましょう。

  • あなたはだれのものですか
    ものみの塔 1975 | 1月15日
    • あなたはだれのものですか

      1 (イ)聖書の中で「新しいエルサレム」は象徴としてどのように用いられていますか。(ロ)他の聖句はこのことをどのように確証していますか。

      所有権の問題の解決の中心をなすのはイエスですが,神のことばの示すところによると,他の人々も,その中心人物と働きをともにする点で密接なつながりを持つようになります。ヨハネは,「新しい天と新しい地」の預言的な幻の中で,「また,聖なる都市,新しいエルサレムが……自分の夫のために飾った花嫁のように支度を整えたのを見た」と言っています。この天の都市はクリスチャン会衆の成員で成り立っています。彼らは集団として「子羊の妻である花嫁」,すなわちキリスト・イエスの花嫁を形成します。(啓示 21:1,2,9)彼らはキリスト・イエスのものです。パウロは,妻に対する夫の頭の権を,「会衆の頭」としてのキリストの頭の権にたとえて,このことを語りました。彼はまた,「夫よ,妻を愛しつづけなさい。キリストが会衆を愛し,そのためにご自分を渡されたのと同じようにです」と書きました。これらの聖句は新しいエルサレムが何であるかをはっきり示しており,また愛をこめて行使される所有権のことを語っています。―エフェソス 5:22-25。コリント第二 11:2もご覧ください。

      2 (イ)イエスがだれであるかについてペテロが述べたことに対し,イエスはなんと言われましたか。(ロ)ペテロは「岩塊」がだれであることを明らかにしましたか。

      2 イエスは地上におられたとき,天の父の目的をご存じでしたから,この会衆,および会衆を建てる者としてのご自身のことを語られました。あるときイエスは,ほかの人々がイエスのことを何と言っているかを弟子たちにお尋ねになったあと,「だが,あなたがたは,わたしのことをだれであると言いますか」とお聞きになりました。これに対してペテロは答えました。「あなたはキリスト,生ける神の子です」。このことは神がペテロに特別にお示しになったのだと述べたのち,イエス

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