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読者よりの質問ものみの塔 1954 | 12月1日
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読者よりの質問
☆ 従来のイエスの絵によると,イエスは長い髪の毛と髯(ひげ)を生やしていますが,『ものみの塔』の出版物は,髯を生やさず,また短い髪の毛のイエスを表わしています。どちらが正しいですか? ―アメリカ合衆国の一読者より。
最近の『ものみの塔』の出版物は,髯(ひげ)を生やさず,短い髪(かみ)のイエスを表していますが,それは従来の女々しい顔つきをした絵よりも古い絵画の中で,そのように示されているからです。シリア,アンテオケで発見された昔の盃または杯は,記念の夕食の時のイエスと弟子たちを示していますが,イエスは髯なしの若者に彫刻され,弟子たちのある者は髯があると示されています。この写真については,ハーバーの聖書辞書(英文)22頁,『アンテオケ,その聖杯』という記事の中頃を見なさい。(エム・エス・とシェー・エル・ミラー,1952年)ジャック・フイネガンの書いた学究的な本『古代過去からの光』(英文)は,プリスラの地下窖(ぐら)で発見され,キャッペラ・グレカの室にある第2世紀のクリスチャンの絵について語つており,そしてこう述べています。
『ラザロのよみがえりの絵は,いまや殆ど消えているが,それでも一つの端にはミイラをいれている小さな建物が描かれ,他の端にはラザロの姉が手を上にあげている様が描かれていることが分る。その真中にキリストは示されているが,顔を墓の方に向け,また右手をあげて話しをしている様子である。キリストはローマ風に表わされており,その当時の上衣や外套を着て,その左手は衣服をおさえている。彼は若々しくて,髯なく,短い髪の毛で,大きな目を持つている。……その絵は非常に興味あるものである。というのは,それは今日まで保存されているイエスの絵の中で,世界中の一番古いものだからである。』― 371頁。
さらに,この本によるとデュラの絵は,3世紀の初期のものとはつきり推定される。どちらの絵にしても,キリストは若くて髯がなく,短い髪の毛をしていて当時の一般普通の衣服を身につけて表わされている。初期のクリスチャン芸術についていま知られているものについて関する限りこれらのものや類似の肖像はキリストを示す一番昔のものである。3世紀の後半になつて,キリストは若々しい様で表われているが,長いちぢり毛の髪の毛を持つている。そして4世紀からは,よく親しまれている髯がつけられたのである。』― 408,409頁。
聖書はイエスの顔付きについて長い髯を持つていたとは示しておりません。それで,『ものみの塔』はイエスを弱々しく,蒼白い,そして神妙ぶつた風にみせる従来の後の時代の見方よりも,一番古い考古学上の証拠に従います。
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あなたの記憶調ベものみの塔 1954 | 12月1日
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あなたの記憶調ベ
この号の『ものみの塔』を読んで,あなたは次のことを憶えていますか?
☆ 聖書を持つているだけでは,なぜ十分でありませんか?(503頁,3節)
☆ 入手できるイエス最古の絵は,彼の容貌について何を示していますか?(504頁,7節)
☆ ある宗教指導者たちは,神をどのようにヒトラーよりも悪いものにしていますか?(506頁,2節)
☆ 魂とは実際に何ですか?(506頁,4節)
☆ 復活の約束は,死についての一般宗教理論の偽りであることをどのように証明していますか?(508頁,1節)
☆ 誰のために,昔のヘブル語聖書は書かれましたか?(509頁,2節)
☆ 使徒の時代には,クリスチャンの統治体には誰が含まれていましたか? そしていまでは?(512頁15節)
☆ パウロの時代に,制度を認めたことはどのように一致させ,力を強め,増加を得させましたか?(514頁,2節)
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発表ものみの塔 1954 | 12月1日
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発表
良い健康を保て
食事を取らないで,どの位のあいだ生きることができますか? 多くの人は,朝,昼,夜そして中間という具合に1日3度またはそれ以上食事をいたします。「人の生くるはパンのみに由るにあらず,神の口より出づるすべての言葉による」と言われたイエスの言葉を考える時に,「物質の食物を食べることにつけ加えて私はイエスの言葉に従い,霊的な食物を定期的に食べているであろうか?」とよくよく注意して考えるべきです。良い霊的な健康を保つために,神の言葉を研究することは必要です。朝に,昼に,夜に,そして中間に,聖書研究をする時の健全で楽しい助けは,この『ものみの塔』の雑誌です。この雑誌は,毎月1日と15日に出版されます。その予約の値段は,1年に僅か500円だけです。いま予約することにより,この雑誌の毎号から益を得て良い健康を保つよう御招待します。
新しい世の社会としていま生活す
『ものみの塔』出版者は,みなさんの正しい生活を助けるために,60円の御寄附を領収するときに,4冊の聖書の冊子『ハルマゲドンの後 ― 神の新しい世』『新しい世を信ずる基礎』『進化論対新しい世』そして『あなたは地上で幸福のうちに永遠に生きられますか?』をよろこんで御送附いたします。
『ものみの塔』研究
12月19日 生命のために神権制度を認める
12月26日 制度を認める模範
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