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今は熱心に奉仕すべき時ものみの塔 1984 | 11月15日
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受けます」と書きました。そしてさらに次のようにも述べています。「あなた方には忍耐が必要なのです。それは,神のご意志を行なった後,約束の成就にあずかるためです」。―マルコ 13:13。コリント第一 3:8。ヘブライ 10:36。
23,24 ここに引用されている聖句の助言を考え,あなたは自分の信仰と王国奉仕についてどんなことをしようと決意していますか。
23 聖書はわたしたちにこう勧めています。「これらのものはこうしてことごとく溶解するのですから,あなた方は,聖なる行状と敬虔な専心のうちに,エホバの日の臨在を待ち,それをしっかりと思いに留める者となるべきではありませんか」。さらにこう告げられています。「兄弟たち,時と時期については,あなた方は何も書き送ってもらう必要がありません。エホバの日がまさに夜の盗人のように来ることを,あなた方自身がよく知っているからです。……ですからわたしたちは,ほかの人々のように眠ったままでいないようにしましょう。むしろ目ざめていて,冷静さを保ちましょう」。―ペテロ第二 3:11,12。テサロニケ第一 5:1-6。
24 ですから,堅い信仰を保ち,少しも疑うことなく,王国奉仕に熱心であり続けたいものです。そうするなら,わたしたちは使徒と共に次のように言うことができます。「わたしたちは,しりごみして滅びに至るような者ではなく,信仰を抱いて魂を生き長らえさせる者です」― ヘブライ 10:39。
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自分が証人であることを決して忘れてはなりません!ものみの塔 1984 | 11月15日
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自分が証人であることを決して忘れてはなりません!
「『あなた方はわたしの証人である』と,エホバはお告げになる,『そして,わたしは神である』」― イザヤ 43:12。
1 (イ)地上に住む人がだれでも得られる最大の特権は何ですか。(ロ)「証人」という言葉はどのように定義されていますか。
真の神,エホバのための証人となる以上に大きな特権は地上に存在しません。証人とは,「ある目的のために,あるいは司法法廷で証言をする人」のことです。(「ウェブスター大学生用新辞典」)全宇宙で最大の目的のために,つまりエホバ神の目的のために証言をしたのはイエス・キリストでした。イエスは,「証人としてポンテオ・ピラトの前でりっぱに公の宣言をされた」と聖書は述べています。(テモテ第一 6:13)では裁判にかけられた時,イエスはこのローマの総督にどんなことを告げたのでしょうか。
2 イエス・キリストは何について証ししましたか。
2 その時投げ掛けられた質問に対する答えとして,イエスはこう言明されました。「あなた自身が,わたしが王であると言っています。真理について証しすること,このためにわたしは生まれ,このためにわたしは世に来ました」。(ヨハネ 18:37)そうです,イエスはご自分が神についての真理を証しするために世に来たことを明らかにされました。それは,メシアなる王としてのご自分の立場について証しすることをも意味しました。イエスはまた神のみ名,エホバについても証ししました。ですから天のみ父への祈りの中で,イエスは,「わたしは,あなたが世から与えてくださった人々にみ名を明らかにしました」と言うことができました。(ヨハネ 17:6)人間として死ぬ日に至るまで,イエスはエホバのための証人となるご自分の責務を意識しておられました。確かに,イエスはご自分が証人であることを決して忘れませんでした。
「忠実で真実な証人」の模範
3 (イ)「忠実で真実な証人」とはだれのことですか。(ロ)ラオデキアの会衆にはどんなことが起き,イエスはどんな助言をその会衆に与えましたか。
3 イエスはエホバのための証人としてのご自分の割り当てを忠実かつ熱心に遂行されました。そしてこの点で,イエスは献身したクリスチャンたちに最上の模範を残されました。ラオデキアの会衆に対するイエスの助言も注目に値します。物質主義的な欲望に注意をそらされていたためと思われますが,この会衆はエホバとメシア王国のために証しをする点で「なまぬるく」なっていました。それでイエスは,「熱心になり,そして悔い改めなさい」とその会衆の人々に勧めました。イエスはこの会衆に対する助言の冒頭で,「アーメンなる者,忠実で真実な証人……がこのように言う」と述べておられます。―啓示 3:14-19。
4 (イ)イエスはなぜご自分のことを「アーメンなる者」と呼びましたか。(ロ)イエスはラオデキアのクリスチャンがどんなことを決して忘れないよう望んでおられましたか。
4 最初にイエスはご自分のことを,「アーメンなる者」と呼んでおられます。なぜでしょうか。エホバはイエスを神の約束すべてに対する「アーメンなる者」(「そうなりますように」の意味がある)として遣わされました。神の約束を成し遂げる方はイエスです。(コリント第二 1:20)次いでイエスはご自分のことを「忠実で真実な証人」と呼んでおられます。なぜでしょうか。それはその会衆がイエスを模範者として仰ぎ,それにより自分たちの欠点を悔い改め,エホバのための証しに再び「熱心にな(る)」上での刺激を受けるためでした。神のみ子は,ラオデキアのそのクリスチャンたちが神とメシア王国の証人であるべきことを決して忘れないように望んでおられたのです。
5 イエスは今日のエホバの証人にとってどのように模範となっていますか。
5 イエスはご自分の弟子が皆,この邪悪な事物の体制の最後の時に至るまでずっと忠実で熱心な証人であるよう望んでおられます。イエスは,「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう」と述べ,「それから終わりが来るのです」と言われました。(マタイ 24:14。使徒 1:6-8)「忠実で真実な証人」は言葉においても行ないにおいても,今日のエホバの真のクリスチャン証人たちにとって励みになる模範でした。今日のエホバの証人たちは,神のみ名を擁護する者としての,また「あなた方はわたしの証人である……そして,わたしは神である」という神の言葉を心に留める,エホバの忠節な僕としての壮大な特権を認識しています。―イザヤ 43:10-12。
決して忘れてはならない理由
6 (イ)霊的な光に関連して,エホバの証人にはどんな特権がありますか。(ロ)わたしたちはどんなことを自問できるかもしれませんか。
6 献身してバプテスマを受けたエホバの証人であるなら,宇宙で最高の方に仕えるというその大きな特権にいつも目ざめていなければなりません。「忠実な証人」は「世の光」であったということを忘れないようにしましょう。(啓示 1:5。ヨハネ 8:12)ですから,すべてのエホバの証人は,神の目的に関して光を放っていなければなりません。ともしびを燭台の上ではなくかごの下に置くのがふさわしくないのと同じように,真のクリスチャンが自分の光を隠すのも道理に合ったことではありません。真のクリスチャンは,接する人が皆,そのクリスチャンの享受している霊的な光の益を受けるよう輝いていなければなりません。したがってイエスはご自分の弟子たちに,「あなた方の光を人々の前に輝かせ,人々があなた方のりっぱな業を見て,天におられるあなた方の父に栄光を帰するようにしなさい」とお勧めになりました。(マタイ 5:14-16)今日エホバの証人は,一つの組織として,世界中で顕著な存在になっています。彼らはちょうど,光を遠く広く放つ,山の上の都市のようです。しかし,あなたは個人とし
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