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良い関係は意思の伝達を滑らかにするものみの塔 1974 | 8月15日
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の大いなる神』と言明されたのです。―出エジプト 33:7-11,17–20; 34:6,7。
19 モーセが特異な立場を得たことにはどんな理由がありますか。
19 モーセは,エホバとのきわめて緊密な意思伝達の手段を有したという点で確かに特異な存在でした。その理由ですか。一つには,『うなじの強い』,『よこしまな傾向のある』(新)その非常に難しい民の指導者としての必要からであり,また彼自身がエホバへのゆるぎない忠節を保ったためでもありました。(出エジプト 32:9,22,25-29)別の資質についても述べられています。「モーセはそのひととなり温柔なること世の中のすべての人に勝れり」。この点でも彼は特異な存在でしたが,彼に関する最後のことばはさらにこう述べています。『イスラエルのうちにはこの後モーセのごとき預言者おこらざりき モーセはエホバがかほをあはせて知りたまへる者なりき』。―民数 12:3。申命 34:10。
要約
20,21 (イ)個人的な関係と意思の伝達という面で天的な模範から何を学べますか。(ロ)わたしたちは地的な模範からも何を学びますか。
20 では,以上のことをどのように要約できますか。意思の伝達を滑らかにするような良い関係を構成するものはなんですか。霊感のもとに記された聖書を調べると,まずエホバとみ子との手本があります。初めから,純粋で愛のある関心が互いに対して示されていました。『エホバその道の始めとして我をつくりたまひき……我は日々によろこびつねにその前に楽しみ』。エホバは上位者であったにもかかわらず,み子の協力を誘いました。み子としては常に深い敬意を払い,従順を尽くしました。この両者の間には,最も緊密な接触と信頼感とがあります。また,互いに全く和合した関係があります。―箴 8:22,30。創世 1:26。ヨハネ 11:42; 14:10,11。
21 神のことばに記される地的な模範に目を移すと何が見られますか。あなたの配偶者がちょうどあなたと同じように不完全であるとしても,結婚当初だけでなく,いわばたそがれの時期に至るまでも,互いに対する認識を巧みに示す方法を学んでください。誇りや利己心のゆえに権力を振りまわすようなことを避け,自分のやり方だけを押し付けたり,それほど重要でない小さな事がらに至るまでも配偶者が自分のやり方に従うことを求めたりしてはなりません。むしろ,互いがともに歩んで語り合う方法を学び,自分の歩調や気構えを事情に応じてすすんで調節してください。相互の信義と信頼を築き上げ,それを保ってください。自由な意思伝達に対する最大の敵はうたぐりの気持ちです。真の交友のきずなを発展させ,それを強めることに目ざとくあってください。「優しい愛情」,またあわれみと柔和さを努めて実践し,それらを発揮するようにしてください。―フィリピ 1:8。テサロニケ第一 2:8。ヤコブ 5:11。
22 さらにどんな大切な問題は考慮に価しますか。
22 夫婦が誠実を尽くしてこうした努力をしていても,いろいろな問題が容易に起こりがちなものです。このことは双方が真のクリスチャンである場合にも,そうでない場合にも当てはまります。特に家族が分裂している場合,どのようにして忠実の道を保つことができるでしょうか。次の記事の中でこの問いの答えを見つけます。
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アフリカからの良いたよりものみの塔 1974 | 8月15日
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アフリカからの良いたより
● 良いたよりはセントヘレナ島でも引き続き宣べ伝えられています。この島には66人につきひとりの割合で伝道者がいますから,すべての人は真理を聞く機会を得ています。それで昨奉仕年度中新たに9人の弟子がバプテスマを受けました。初めてのこととして,それらバプテスマ希望者の中には学校へ通う子どもたちも含まれていました。―エホバの証人の1974年度年鑑より
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