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王国 ― それはあなたにとって現実のものですかものみの塔 1981 | 8月15日
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は事態をいよいよ最高潮へ持ってゆき,「見なさい。あなたがたの王だ!」と言います。それを聞いたユダヤ人はイエスを杭に付けることを要求します。そこでピラトは,「わたしがあなたがたの王を杭につけるのか」と尋ねます。ユダヤ人はどう答えたでしょうか。「わたしたちにはカエサルのほかに王はいません」。(ヨハネ 19:14,15)要するにその人々は,キリストを死に追いやろうとしていた問題に関して自ら証しを行なっていたのです。ですからイエスは一言も述べる必要がありませんでした。問題は彼ら自身の口によって十分に強調されていたのです。
17 ピラトがイエスに関して取った最後の処置は,どのように王国政府の問題を強調するものでしたか。
17 王国政府の問題を強調することは,ヘブライ語,ラテン語,ギリシャ語で書かれた罪名をイエスの刑柱上に付けさせるというピラトの行動によって最後に際立ったものとなりました。その日その場にいた人々は皆それを読むことができ,刑柱に付けられた理由について疑問は残らなかったでしょう。それは「ユダヤ人の王ナザレのイエス」という罪名でした。ユダヤ人の祭司長たちはこれを見た時にひどく怒り,ピラトに向かって,「『ユダヤ人の王』とではなく,この者は『ユダヤ人の王である』と言ったと書いてください」と言いました。しかしピラトは「わたしが書いたことはわたしが書いたことだ」と答えました。―ヨハネ 19:19-22。
18 (イ)今日,わたしたちの生活は何を中心としたものであるべきですか。(ロ)わたしたちはどんなことを自問してみるべきですか。
18 この試練の日の様々な劇的な出来事は,今日のクリスチャンすべての生活が何を中心としたものであるべきかを極めて明確にするはずです。献身したエホバの僕は皆,自分にとって王国がどれほど現実のものかを吟味してみるべきでしょう。自分にはその政府の臣民になる見込みがあると考えていますか。王国支配の擁護者としてどんな努力を払っていますか。その政府を支持するわたしたちの活動はどれほど熱心なものですか。次の記事では,王国の問題に熱烈な関心を抱くべき理由を見いだすことができます。そして,こうした関心を表わす面で緊急感が必要であることにも気付くでしょう。「主が[王国を支持する点で]あなたの示す霊とともにいてくださいますように」― テモテ第二 4:22。
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王国に信仰を持ちなさいものみの塔 1981 | 8月15日
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王国に信仰を持ちなさい
「さて,兄弟たち,時と時期については,あなたがたは何も書き送ってもらう必要がありません。エホバの日がまさに夜の盗人のように来ることを,あなたがた自身がよく知っているからです」― テサロニケ第一 5:1,2。
1,2 エホバはどのように,復活したイエス・キリストをその後も引き続きお用いになりましたか。
「ことば」すなわちロゴスとして,イエス・キリストは様々な方面でわたしたちの天の父に用いられました。(ヨハネ 1:1-3。コロサイ 1:16)しかし,イエスが死んで復活された後もエホバ神は引き続きイエスをお用いになっています。このことは,使徒パウロの啓発的な注解によってよく強調されています。
2 同使徒は,神が天と地のすべてのものを,イエス・キリストの流された血を通してご自分と和解させる目的を持っておられることを明示しました。(コロサイ 1:19,20)これは,エホバが「天にあるものと地にあるものをキリストにおいて再び集める」ようにされたという主旨のパウロの陳述と調和します。(エフェソス 1:10。フィリピ
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