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    世の苦難からの人間の救いは近い!
    • よる王国を告げ知らせている人たち,すなわちエホバのクリスチャン証人についてはどうですか。彼らが今住んでいる霊的なパラダイスについてはどうですか。霊感を受けた聖書の預言的な言葉は,それら証人たちに彼らの期待すべき事を明らかにしています。―アモス 3:7。啓示 1:1-3。

  • 人間の古い秩序が神の新秩序に道を譲る時!
    世の苦難からの人間の救いは近い!
    • 14章

      人間の古い秩序が神の新秩序に道を譲る時!

      1,2 (イ)大いなるバビロンはどんな手先によって滅ぼされますか。(ロ)啓示 17章17節はあの緋色の「野獣」の「十本の角」について何と述べていますか。

      大娼婦」大いなるバビロンが差し迫った「大患難」に際して滅ぼされる時,人間の古い秩序の長年続いてきた部分は過ぎ去ります。偽宗教のあのバビロン的な世界帝国は以前の愛人たちによって滅ぼされます。つまり,その滅びは「緋色の野獣」すなわち世界平和と安全のための世界的機構の「七つの頭」にある象徴的な「十本の角」の手先によってもたらされます。大戦後のその機構は西暦1919年に作られ,最初国際連盟という名称のもとに機能しました。

      2 その象徴的な「野獣」に恐ろしい様相を帯びさせている「十本の角」に関して,啓示 17章17節はこう述べています。「神は,ご自分の考えを遂行することを彼らの心の中に入れたからである。すなわち,彼らの王国を野獣に与えて彼らの一つの考えを遂行し,神のことばの成し遂げられるに至ることである」。

      3 (イ)「十本の角」は何を象徴していますか。(ロ)政治諸国家間に存在する関係については,啓示 17章17節は何と述べていますか。

      3 1919年の講和会議により幾つかの新しい政治国家が創設されました。こうして,第一次世界大戦後には同大戦直前よりもさらに多くの象徴的な「角」が存在しました。それで,世のすべての政治国家間の関係はどうなるのであろうかという疑問が焦眉の問題となりました。(十という数は聖書では全体制を意味するものとして用いられている完全数なので,それら諸国家すべては「十本の角」で表わされていた。)この問題に関しては,「神は,ご自分の考えを遂行することを彼らの心の中に入れ」ました。そのような事をどのようにしてなし得たのでしょうか。

      4 政府について言えば,1914年には何が起こりましたか。

      4 さて,霊的なイスラエル人の従順な残りの者は1914年における異邦人の時の終わりを公に知らせていました。その年に,異邦人国家が神のメシアによる王国の干渉を受けずに世界を支配することを認めた神の許可が切れました。そして,メシアによる王国を天で,ダビデ王の永久相続者イエス・キリストの手に樹立することによって,ご自分の許可がそのように終わった旨表明されました。ダビデの王統のメシアによる王国は,2,520年前の西暦前607年に踏みにじられたように蹂りんされることは二度と再びありません。―ルカ 21:24。

      5 地上の政治諸強国に対しては,それら諸強国が自分たちの支配権を神の支配するメシアに引き渡すべき時が到来したことを知らせるどんな通告が伝えられましたか。

      5 霊的なイスラエル人の油そそがれた残りの者にとっては,1914年の荒れ狂う第一次世界大戦とそれに伴って起きた食糧不足や疫病は,同年の異邦人の時の終わりに神のメシアによる王国が天で完全に生まれ,完全に樹立されたことを確証する事柄でした。それで彼らは樹立された神の王国の良いたよりを宣べ伝えましたが,ついに戦時下の事情や激しい迫害のため彼らの業は事実上中止させられました。王国を宣べ伝えるこの業は,地の異邦人政治強国すべて,つまり象徴的な「十本の角」に対する通告の業でした。妨げられることなく世界を支配できるよう神が諸国家に与えた権限が尽きたことを諸国家は知らされました。神の宇宙主権を認め,天で即位した神のメシアに自分たちの支配権を引き渡すべき時が来たのです。

      6 神は異邦諸国家が行なう事柄に関する「ご自分の考え」をどのように既に明らかにしておられましたか。それはどんな考えでしたか。

      6 とは言え,象徴的な「十本の角」はそうしないことを神は考え抜き,予告しておられました。例えば,詩篇 2篇はこのことに関する神の考えを明らかに示して,地の異邦人の王や高官たちが一団となって神とその即位した王に逆らうことを述べています。(使徒 4:24-30と比べてください。)既にダニエル書 2章44節の中でも,神はご自分の宇宙主権に逆らう不変の抵抗者としての彼らすべての滅びを予告しておられました。今や神の考えは,「十本の角」で表わされる異邦諸国家を神が全創造物の前で滅ぼすのを正当なことと証明し得る特定の行動を諸国家にはっきりと取らせることでした。神の考えは,諸国家が糾合して一団となって一致した行動を取り,そのすべてを神が一度に滅ぼせるようにすることでした。これこそまさしく諸国家が行なったことでした。このような訳で,神が特定の行動を取ることによって,神の考えを行なおうとする意向を象徴的な「十本の角」の心に入れたことが分かります。

      7 (イ)「十本の角」はどのようにして自分たちの「王国を野獣に与え」ましたか。(ロ)彼らが「野獣」と共に権威を持つことになっている「一時」とはどんな期間ですか。

      7 その証拠として啓示 17章17節はさらに,「すなわち,彼らの王国を野獣に与えて彼らの一つの考えを遂行し」と述べています。それにしても,彼らは自分たちの王国を霊的なイスラエルの残りの者によって告げ知らされた神のメシアによる王国に与えはしませんでした。それどころか,象徴的な「野獣」,つまり当時国際連盟と呼ばれた世界平和と安全のための人間の作った機構に自分たちの王国を与えました。時たつにつれて,さらに多くの国家が連盟に加盟し,そのようにして自分たちの「王国」を連盟に与えました。そのようにして,彼らは「一時のあいだ野獣とともに王としての権威を受けるのである」と言えました。それら諸国家は一つの考えを持っており,またそれゆえに「自分たちの力と権威を野獣に与える」のです。(啓示 17:12,13)諸国家は「一時のあいだ野獣とともに王としての権威を受ける」ことになっているのですから,象徴的な「野獣」は比較的短期間,あたかも「一時」の間存在することになっています。これまでその「野獣」的機構は,新バビロニア世界強国の存続期間(西暦前607-539年)よりも少ないわずか55年間存在してきたにすぎません。

      8 予告された通り,「十本の角」はエホバ神の代理としてどんな仕事を成し遂げなければなりませんか。

      8 その象徴的な「十本の角」,世界平和と安全のための機構の加盟諸国は,エホバ神の代理として成し遂げるべき仕事を持っています。それは何ですか。それは大いなるバビロンによって象徴されている偽宗教の世界帝国を滅ぼすことです。神の使いは使徒ヨハネにこう述べます。「あなたの見た十本の角,また野獣,これらは娼婦を憎み,荒れ廃れさせて裸にし,その肉を食いつくし,彼女を火で焼きつくすであろう」― 啓示 17:16。

      9 現実に即した言い方をすれば,それは何を意味していますか。

      9 これはその時まで存在する,宗教と国家,また教会と国家間のいかなる密接な結合関係も解消されることを意味しています。依然存在している国民教会あるいは国教会は廃され,宗教団体の免税処置は中止されます。聖書を出版,頒布するキリスト教世界の諸協会さえも活動を禁止されるでしょう。キリスト教世界の教会の宣教師の仕事はやみ,軍隊や議会の付属牧師は解雇され,復活祭やクリスマス,ヨム・キプル(贖罪の日)や過ぎ越しの祝いは行なわれなくなります。非常な窮境に陥った政府は,略奪者が思いのままに力ずくで奪ったあとに残る,宗教制度の莫大な物質上の富を収用するでしょう。男女を問わずだれであれ,キリスト教世界の宗教団体の成員であることを示す独特の僧服を着ている者は,国家の敵もしくは危険人物として襲われたり逮捕されたりする羽目になるでしょう。多くの人びとにとってはなお驚くべき事と思えるかもしれませんが,キリスト教世界は永遠になくなってしまいます!

      10-12 (イ)滅ぼされるのはキリスト教世界だけですか。(ロ)イザヤ書 2章10-22節では,エホバの裁きの日は結果として人類にどんな影響を与えることが予告されていますか。

      10 大いなるバビロンの最も強力な部分であるキリスト教世界がそうなるのであれば,同世界外の十分堅固に守られている古来の他の宗教組織すべてについては何が考えられますか。大いなるバビロンはすべて地上から必ず消滅します! それは全能者なるエホバ神の予告された裁きの日に生じますが,その日についてはこう記されています。

      11 「あなたは岩の間にはいり,ちりの中にかくれて,〔エホバ〕の恐るべきみ前と,その威光の輝きとを避けよ。その日には目をあげて高ぶる者は低くせられ,おごる人はかがめられ,〔エホバ〕のみ高くあげられる。これは,万軍の〔エホバ〕の一日があって,すべて誇る者と高ぶる者,すべておのれを高くする者と得意な者とに臨むからである。……

      12 「こうして偶像はことごとく滅びうせる。主が立って地を脅かされるとき,人々は岩のほら穴にはいり,また地の穴にはいって,〔エホバ〕の恐るべきみ前と,その威光の輝きとを避ける。その日,人々は拝むためにみずから造ったしろがねの偶像と,こがねの偶像とを,もぐらもちと,こうもりに投げ与え,岩のほら穴や,がけの裂け目にはいり,主が立って地を脅かされるとき,〔エホバ〕の恐るべきみ前と,その威光の輝きとを避ける。あなたがたは鼻から息の出入りする人に,たよることをやめよ,このような者はなんの価値があろうか」― イザヤ 2:10-22,口語〔新〕。啓示 6:15-17と比べてください。

      13 (イ)その預言の中で示されているように,人びとはその時,宗教に関する事柄をどのように取り扱いますか。(ロ)世俗的な人びとはどこに逃れますか。イザヤはそのことをどんな言葉遣いで予告しましたか。

      13 人間の古い秩序に対するエホバのその裁きの日に,世俗的な人間は何を行なうでしょう。世界的に退廃してゆく状態に直面するため,宗教的な事柄に対する信仰を失って宗教的なものから離れ,それらを無益で無価値なものとして捨てるでしょう。そして,鼻を通して呼吸する空気に依存している人間以外の何ものでもない専門の宗教家を何ら価値のない者とみなします。今やそのような者に幻滅を感じさせられる人びとは,唯物主義的なものに専ら頼るようになります。そして,あらゆる世俗的な宗教を捨てて,非精神的で地的な組織に逃れ,それが山々やがけのように自分たちを守ってくれるものと考えて,そこに保護と救いを求めます。かつて,超人的な霊の領域と関係を持つ,神々のようにみなしていた宗教家にはもはや頼らなくなります。彼らが逃れる山のような組織の一つは,第「八」世界強国である国際連合です。「十本の角」を持つその象徴的な「野獣」は大いなるバビロンを滅ぼすからです。

      14 大いなるバビロンの滅びという形で表明されるのは,実際にはだれの裁きですか。これはその方の正しさを立証するのにどのように役立ちますか。

      14 大いなるバビロンを荒廃させ,裸にし,食い尽くして焼くのは,緋色の「野獣」の象徴的な「十本の角」が直接行なうことですが,それはやはりエホバ神からの裁きの執行の表われです。こうした見方と一致して,偽宗教の世界帝国について啓示 18章8節には,「そのために,彼女の災厄は一日のうちに来る。それは死と嘆きと飢きんであって,彼女は火で焼きつくされるであろう。エホバ神,彼女を裁いたかたは強いからである」と記されています。ですから,宗教上の「大娼婦」大いなるバビロンの支配下から人類を解放する誉れは,全能者なるエホバ神に帰されます。そして,エホバ神はバビロン的な偽宗教の世界帝国の創始者でもなければ,ましてやキリスト教世界の創始者ではないことが立証されるでしょう。

      大いなるバビロンの滅びを喜ぶ

      15-19 大いなるバビロンが滅ぼされる時,だれの間には喜びがありますか。使徒ヨハネはこのことについて何と書きましたか。

      15 大いなるバビロンにとって神の手から臨む災厄の一つは「嘆き」ですが,エホバ神とその清い崇拝の側にいる人たちは大いなる喜びを経験します。霊感を受けた使徒ヨハネはエホバの崇拝者の側のこの喜びを描写しています。「大いなる都市バビロンが投げ落とされ,二度と見いだされ」なくなる預言的な光景を見た後,使徒ヨハネはこう書いています。

      16 「これらのことののち,わたしは大群衆の上げる大きな声のようなものを天に聞いた。彼らは言った,『あなたがたはヤハを賛美せよ[ギリシャ語,ハレルヤ]! 救いと栄光と力はわたしたちの神のものである。その裁きは真実で義にかなっているからである。神は,その淫行によって地を腐敗させた大娼婦に裁きを執行し,ご自分の奴隷たちの血について報復をなし,それを彼女の手から要求された』。そしてすぐ,彼らは再びこう言った。『あなたがたはヤハを賛美せよ[ハレルヤ]! そして,彼女から出る煙はかぎりなく永久に上りつづけるのである』」。

      17 「すると,二十四人の長老と四つの生き物はひれ伏し,み座にすわっておられる神を崇拝して言った,『アーメン! あなたがたはヤハを賛美せよ[ハレルヤ]!』」。

      18 「また,声がみ座から出てこう言った。『神を恐れるそのすべての奴隷たちよ,小なる者も大なる者も,わたしたちの神を賛美せよ』」。

      19 「またわたしは,大群衆の声のような,多くの水の音のような,そして激しい雷の音のようなものを聞いた。彼らはこう言った。『あなたがたはヤハを賛美せよ[ハレルヤ!]。全能者なるわたしたちの神エホバは,王として支配を始められたからである』」― 啓示 19:1-6; 18:21-24。

      20 エホバをそのように賛美する事態はどこで起きますか。しかし,ほかにだれが加わりますか。

      20 エホバが予告された裁きを「大娼婦」に対して執行されたゆえにこのように賛美されている様はすべて,明らかに天で,それも聖なるみ使いたちの間で起きている事として表わされています。しかし,三度目のハレルヤという叫びが上がった後に天のみ座から聞こえてきた声はこう言いました。「神を恐れるそのすべての奴隷たちよ,小なる者も大なる者も,わたしたちの神を賛美せよ」。み座から出るこの命令には,「大娼婦」大いなるバビロンの滅びの後,地上になおとどまっている,ヤハ・エホバの「奴隷たち」のことが含まれています。それらの「奴隷たち」は,もっと前に天から出された神からの命令に服した人たちです。「わたしの民よ,彼女の罪にあずかることを望まず,彼女の災厄をともに受けることを望まないなら,彼女から出なさい。彼女の罪は重なり加わって天に達し,神は彼女の数々の不正な行為を思い出されたのである。彼女自身が返したとおりに彼女に返し,二倍を,つまり,彼女が行なったことの二倍を彼女に行ないなさい。彼女が混ぜ物を入れた杯に,二倍の混ぜ物を彼女のために入れなさい。彼女が自分に栄光を帰し,恥知らずのおごりのうちに暮らしたその分だけ,彼女に責め苦と嘆きを与えなさい」― 啓示 18:4-7。

      21 西暦1919年以来大いなるバビロンから出て来たのはだれですか。それで,彼らにはどんな優れた見込みがありますか。

      21 自分たちがエホバの「民」であることを証明するため,西暦1919年以来大いなるバビロンから出て来たのは,霊的なイスラエル人の残りの者と羊のような仲間の「大群衆」の両者を含む,エホバのクリスチャン証人です。彼らは「彼女の罪にあずかることを」望みませんでしたし,「彼女の災厄をともに受けること」も望みませんでした。従って,大いなるバビロンと共にその「死と嘆きと飢きん」の災厄にあずかって,もろともに「火で焼きつくされる」ことはありません。(啓示 18:8)それで,これらエホバの従順なクリスチャン証人は偽宗教のバビロン的な世界帝国の滅びを生き残ります。彼らはその滅びの証人となります。そして,「二十四人の長老」で象徴されている者たちを含め,天の大軍はあの「大娼婦」に対して聖なる復讐を行なわれたヤハ・エホバを賛美するのですから,生き残るそれらエホバのクリスチャン証人が歓喜して「ハレルヤ!」と叫ぶのは正当なことと言えるでしょう。しかし,それからどうなりますか。

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