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自己犠牲の精神を培うものみの塔 1978 | 11月1日
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17 子供に何をすることを頼んでいるか,親が調べてみるのはなぜ大切ですか。
17 あなたは親でしょうか。では子供との関係を調べてみてください。子供が自己犠牲の道を学びはじめるのに一番良い時は,ごく幼い時であることを理解してください。家の周りの何か有益な仕事を子供に与えましょう。遊ぶことが生活のすべてではなく,仕事をすることや犠牲を払うこともそれに含まれることを,子供が悟るように助けましょう。もしかしたら,あなた自身子供の時に粗末な服を着,娯楽を楽しむことも,良い食物を十分に食べることもなく過ごしてきたかもしれません。それで子供には自分がしたような不自由をさせたくない,とお考えかもしれません。しかし一方,子供が欲しがるものをなんでも与えるなら,子供はそのために命を失う結果になるかもしれません。人生は苦労を要しないもの,物は容易に手に入るもの,エホバのご意志を行なうことはやさしいこと,と子供は考え,後になってもエホバのために進んで犠牲を払う気持ちを持たないでしょう。おとなはすでに知っている通り,人生は苦労が多く,物はたやすく手に入らず,エホバのご意志を行なうことは必ずしもやさしいとは言えません。ですから,娯楽のための時間もあるけれども,働くための時間,聖書研究,犠牲を払う時間もなければならないことを,子供に教えましょう。妥当な自己犠牲の道を歩むよう,息子や娘を鍛練しましょう。この鍛練が結ぶ実は,彼らがあなたから受け継ぐ最も価値あるものの一つとなる可能性が十分あるのです。(エフェソス 6:4。ヘブライ 12:11)そして親自身の良い手本こそ,親が口で与える教えを最もよく強化するものです。
18 より多くの時間をエホバへの奉仕にささげることができないとしても,まだどんな改善ができますか。
18 既婚者でも独身者でも,正直に自分を調べてみるとき,自分が王国の関心事にできるかぎり多くの時間を費やしていることがわかるかもしれません。ではまだできることが何かあるでしょうか。あります。神の霊の実,すなわち「愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,柔和,自制」を一層豊かに示すことを学び,よりよいクリスチャンとなるように努力することです。(ガラテア 5:22,23)さらに,神への奉仕の質を改善するよう努めることができます。
19 なぜ自己犠牲の精神を培うべきですか。(ヘブライ 6:11; コリント第一 15:58をお読みください。)
19 将来,神の新秩序で,過去を振り返り,この緊急な時代の本当に必要なときに自分が“ひと肌脱ぎ”,必要な犠牲を払い,エホバへの奉仕において自分の分を尽したことを知るとき,どんなに大きな満足をおぼえることでしょう。ですから,前途にある胸のおどるような報いを見つめて,エホバの関心事のために個人的な関心事を自分から進んで差し控えましょう。「自ら進んでわたしはあなたに犠牲を捧げます。わたしはあなたのみ名をほめたたえましょう,ああエホバよ。それは善いからです」と言った詩篇作者の精神を培いましょう。―詩 54:6,新。
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結婚関係外の性 ― なぜそれは有害かものみの塔 1978 | 11月1日
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結婚関係外の性 ― なぜそれは有害か
性の持つ誘引力は非常に強いものがあります。創造者によって人間にそれが植え込まれていることは,明らかに結婚生活に喜びを与え,その絆を拘束力のあるものにするのに役立っています。
結婚していない男女が性的にねんごろになるのは有害であるという考えを一笑に付す人も中にはいます。そのような人は,結婚生活の外で性的な欲望を満たすことにふけったとしても,一体どんな害が身体に及ぶのかをいぶかるかもしれません。しかし身体の中にある自分,内面の人というものを忘れていないでしょうか。人は人格,理性を持ち,真の愛情や安らぎを求める心を持っていないでしょうか。かりそめの愛人に捨てられて心に受けた傷は,何年間もうずくかもしれません。また感受性を無くしてしまうこともあり,これも健康と幸福に資するものとはなりません。結婚生活の外での性行為は永続する満足と喜びをもたらしません。人々はこの事をますます悟るようになっています。
夫婦愛に対する熱望
妻は最初の性的交渉によって身体的な変化のみならず,人格の変化をも経験します。まだ処女であった時に彼女はボーイフレンドつまり話し合ったり,“頼りにする”人をだれか求めていたことでしょう。しかし性交渉の後,女は言葉の別の意味で“男をしたい”始めます。創造者エホバ神
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