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    ものみの塔 1962 | 4月15日
    • の中に神の御国の重要さを銘記させるためのものでした。なぜなら神を恐れるすべての人は,御国によって祝福を受けるからです。

      従って神の御国はイエスの宣教の主題でした。イエスは「まず神の国と神の義とを求めなさい」と教えました。(マタイ 6:33,新口)また神の御国を祈り求めることを教えました。「御国がきますように。みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように」。(マタイ 6:10,新口)イエスのたとえ話の多くは御国に関するものです。(マタイ 13:24-51)イエス自身,神の御国を人々に知らせるため,たゆまずに働きました。「わたしは,ほかの町々にも神の国の福音を宣べ伝えねばならない。自分はそのためにつかわされたのである」とイエスは言われました。(ルカ 4:43,新口)イエスは神の御国の王 ―「エホバの御名によって来る王」として歓呼のうちに迎えられました。(ルカ 19:38,新世)イエスは使徒を遣わしたとき,次のように命じています,「行って,『天国が近づいた』と宣べ伝えよ」。(マタイ 10:7,新口)70人の弟子を遣わした時にも,「神の国はあなたがたに近づいた」と告げることを命じました。(ルカ 10:9)死んで復活して後の40日間,イエスは「神の国のこと」を弟子たちに語りました。(使行 1:3,新口)このようにしてイエスが強調したのは安息日,死人の復活,地獄あるいは天のことではなくて,神の御国でした。神の御国はイエスの主題であり,それはまた聖書のおもな教えです。

      全人類の希望

      御国をこのように強調し,それを良いたよりと呼ぶ理由を理解するには,御国の目的を理解しなければなりません。まずその目的は全地に神の御名を立証することです。第二の目的は正義の人の住む楽園を地に復興することにあります。それによって御国は地球に関する聖書のすべての約束と預言を成就します。それはまことに良いたよりではありませんか。

      たとえば,神の国は敵対する世の国々にどう対処するかを疑問に思われることでしょう。預言者ダニエルは次のように答えています。「かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです」。(ダニエル 2:44,新口)一つの政府 ― 神の天の御国政府が地を支配します。

      その支配について案ずる人々のために預言者は答えています,「見よ,ひとりの王が正義をもって統べ治め,君たちは公平をもってつかさどり」。(イザヤ 32:1,新口)人々は公平と正義の支配に喜ぶでしょう。

      苛酷な支配にあえぎ,生活に必要な物にも事欠いている人々は御国の約束に耳を傾けて下さい。「神よ,あなたの公平を王に与え,あなたの義を王の子に与えて下さい。彼は民の貧しい者の訴えを弁護し,乏しい者に救を与え,しえたげる者を打ち砕くように。彼の世に義は栄え,平和は月のなくなるまで豊かであるように。彼は海から海まで治め,川から地のはてまで治めるように」。―詩 72:1,4,7,8,新口。

      干上がった土地に住んで,肥沃な土地の豊かな産物をこい願う人々,戦争を恐れる人々は,御国の約束を知って慰められます。「地はその産物を出しました。神われらの神はわれらを祝福されました」。「主は地のはてまでも戦いをやめさせ」「あなたはみ手を開いて,すべての生けるものの願いを飽かせられます」。―詩 67:6; 46:9; 145:16,新口。

      地に住む人々は重ねて苦しみを受けることなく,悲しみの涙に暮れることもありません。死も人間を支配しなくなるでしょう。そのことを信じますか。聞いてごらんなさい,「〔エホバは〕とこしへまで死を呑み給はん,主ヱホバは凡ての面より涙をぬぐひ」「見よ,神の幕屋が人と共にあり,神が人と共に住み,人は神の民となり,神自ら人と共にいまして,人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや,死もなく,悲しみも,叫びも,痛みもない。先のものが,すでに過ぎ去ったからである」。―イザヤ 25:8。黙示 21:3,4,新口。

      愛する者をなくして悲歎に暮れている人々,またその悲しみを味わった人々に対して,御国は次のことを約束しています,「記憶の墓にいる者がみな…出てくる」「正しい者も正しくない者も,やがてよみがえる」。(ヨハネ 5:28,29,新世。使行 24:15,新口)イエスはマルタに言われました,「わたしを信じる者は,たとい死んでも生きる。また,生きていて,わたしを信じる者は,いつまでも死なない。あなたはこれを信じるか」。マルタは信じますと,答えています。あなたはイエスの言葉を信じますか。―ヨハネ 11:25-27,新口。

      あなたは動物が好きですか。御国は次のことをも約束しています,「おおかみは小羊と共にやどり,ひょうは子やぎと共に伏し,子牛,若じし,肥えたる家畜は共にいて,小さいわらべに導かれ」。―イザヤ 11:6-9,新口; 65:25。

      あなたはからだのどこかが悪く,あるいは病気に苦しんでいますか。では御国はあなたの希望です。霊的な健康に関する預言がいま成就していることは,神の新しい世においてこのようないやしの祝福が肉体にも及ぶことを保証しています。「その時,目しいの目は開かれ,耳しいの耳はあけられる。その時,足なえは,しかのように飛び走り,おしの舌は喜び歌う」。「そこに住む者のうちには,『わたしは病気だ』と言う者はなく…」。―イザヤ 35:5,6; 33:24,新口。

      あなたは自分の家を持ち,自分の植えた木の実を食べたいと思いますか。御国はあなたの希望をかなえます。「彼らは家を建てて,それに住み,ぶどう畑を作って,その実を食べる。…わが選んだ者は,その手のわざをながく楽しむからである」。―イザヤ 65:21,22,新口。

      人間を苦しめているこれらの問題のひとつひとつは御国によって解決されます。それゆえにイエスは,御国こそ,世界の患難をのぞくものであり,人類の唯一の希望であることを教えたのです。―マタイ 6:10,33。

      何時かという大きな問題

      イエスの弟子が,これらの約束の成就する時を知りたいと望んだのは当然でした。弟子たちは,イエスが地上に御国を設立してイスラエルをローマのくびきから解放するものと期待していました。しかしイエスが死んだので弟子たちは幻滅を感じたのです。(ルカ 24:21)イエスが死んで復活した後も,弟子たちは御国に関するイエスの教えを聞いたので「主よ,イスラエルのために国を復興なさるのは,この時なのですか」と尋ねました。(使行 1:3,6,新口)イエスは,弟子たちがまず「エルサレム,ユダヤとサマリヤの全土,さらに地のはてまで」イエスの証人となるべきことを告げました。それによって神の御国の設立は遠い将来であることを示したのです。―使行 1:8,新口。

      別のとき弟子たちはイエスに同様な質問をしました。その時イエスは,長い時を経てのち今の時代に成就を見る預言を語ったのです。イエスは次のことを言われました,「民は民に,国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに,ききんが起り,また地震があるであろう。しかし,すべてこれらは産みの苦しみの初めである」。(マタイ 24:7,8,新口)聖書の預言と世界の出来事は,この預言が西暦1914年に成就し始めたことを間違いなく示しています。世界のおもな国々が世界戦争にまき込まれ ― 民は民に,国は国に敵対して立ち上がったのは,歴史上はじめてのことでした。激しいききん,地震,わざわいがつづいて襲いました。イエスの言葉によれば,これらの出来事は「諸国民の定められた時」の終わったしるしです。それはまたイエスが天において御国の力をとった事を示すしるしであるとイエスは語りました。神の御国は地上のものではなく天のものです。イエスは「わたしの国はこの世のものではない」,また「もうしばらくしたら,世はもはやわたしを見なくなるだろう」と言われました。―ルカ 21:24,新世。ヨハネ 18:36; 14:19,新口。

      この大きな出来事について黙示録の言葉は,天に大きな喜びのあったことを述べ,つづいて次のように宣言しています,「この世の国は,われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう」。更に黙示録の言葉を読むと分かるように,この重大な出来事の起こると同時に地上では災の時が始まります。事実はたしかにその通りでした。「今いますかた,昔いましたかた,エホバ神,全能者よ,あなたが大いなる権力をとって王として治めはじめられたことを感謝します。しかし諸国民は怒り,またあなたの怒りも来ました。そして…地を滅ぼす者らを滅ぼし給う,定められた時が来ました」。御国に関するこの宣言は,聖書の預言に従い,また預言を成就して予定通り西暦1914年に行なわれました。―黙示 11:15,新口; 11:17,18,新世。

      この時代最大のニュース

      天において神の御国が設立されたことは絶対の事実であるゆえに,それはこの時代の最大のニュースです。それではなぜ,その事が知られていないのですか。その事は宣べ伝えられてきました。しかし神の御国を信じないこの世のニュース機関によって伝えられたのではありません。この世のニュース機関は,宗教的,政治的,商業的,軍事的な支持者と共に,イエス時代のユダヤ人指導者が叫んだと同じく「わたしたちには,カイザル以外に王はありません」と叫んでいます。(ヨハネ 19:15,新口)それにもかかわらず,御国を知らせる証者がいます。イエスはそのことを預言されました。「この御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」。―マタイ 24:14,新口。

      今日,95万人以上の御国を知らせる人々がいて185の国々と島々に神の御国の良いたよりをひろめています。彼らはあらゆる手段を用い,158の言語でこのことをしています。ハルマゲドンの神の戦争において神が御国により「地を滅ぼす者どもを滅ぼす」前のいま,人々は良いたよりを聞いて神の御国の側に立っています。―黙示 11:18,新口; 16:16。

      神の御国を支持する人々は,人間の努力によってより良い世界を作ることのできなかったことを知っています。しかし神の言葉は神の御国の成功することを保証しています。ゆえにあなたが神の御国を祈り求めていたならば,また良い政府を望んでいたならば,喜んで下さい。神の御国はいま天で支配し,間もなく地を完全に治めるからです。この事実は,神を恐れる人全部にとって実に良いたよりです。このニュースはそれによって行動すべきものであり,他の人に語り告げねばならないニュースです。

  • 聖書の永続する性質
    ものみの塔 1962 | 4月15日
    • 聖書の永続する性質

      オスカー・パレット教授は,「聖書,その保存と印刷」(英文)の本の中で,聖書が保存されたのは,「エホバの御言葉が永久につづく」と言われた神の約束を成就するものであると示しています。―ペテロ前 1:25。

      「かんたんに言うと,われわれが考慮してきたことの結論は,次のようである。すなわち,聖書は昔に書かれた本の中でいちばん良く保存された本である。たしかに,聖書は人間によって書かれ,人間によって伝えられた。そのため,人間の間ちがいや,不完全のために影響を受けた。しかしクリスチャンであるわれわれは聖書の背後にある神のみちびきを認める。多くの人間の攻撃をうけ,最悪の迫害を受けたにもかかわらず,聖書は2000年以上も保存されてきた。人間のつくった無数の価値のない作品は失なわれて忘れられてしまった。しかし,聖書は今日でも世界で一番すぐれた本であり,毎年幾百万冊も印刷され,配布されている。また,その全部にせよ一部にせよ,聖書は1100の言語に訳されており,決して失なわれることもなく,忘れられることがない。なぜなら,神の啓示をあかしする聖書は,主の言葉は永久につづく,という約束を受けているからである。神のこの言葉は,いわば尊い宝を土の器の中に持っている。それで,世界文学の他のいかなる本にもまさって人間文化に大きな影響をおよぼしたのである。詩の方面でも(ルーテルとパウロ・ゲルハルトの歌,古典の言語),絵画でも(グレーネワルド,デーレル,リーメンシュナイデル),そして音楽の方面(ヨハン・セバンチャン・バツハ)でも,聖書はいままでと同じく,今後もあらゆる本にまさる最善の本として存続するであろう!」

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