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    ものみの塔 1973 | 1月1日
    • 世の支配者」からわたしたちの目を転じなければなりません。(ヨハネ 12:31,新)わたしたちは,その支配者の,死と災いをもたらす事物の体制からわたしたちのあこがれの眼差しを転じなければなりません。では,人間や悪魔よりも高いどんな霊的なものに目を向けなければなりませんか。わたしたちは何にのみ確信をいだいて頼ることができますか。何千年もの時の流れを通じて,神聖な支配者の語る,「希望を持つ捕われ人よ,とりでに帰れ」ということばが鳴り響いています。―ゼカリヤ 9:12,新。

      8 (イ)ゼカリヤ書 9章12節のこれらのことばは最初だれに対して話されたものですか。遠い昔のその当時の「とりで」とは何でしたか。(ロ)それら「希望を持つ捕われ人」はどこから帰らなければなりませんでしたか。自由への道はどのようにして開かれましたか。

      8 約2,500年前に預言者ゼカリヤを通して述べられたこの感動的なことばは,偉大な霊者の恵まれた民になりたいと誠実に願う人たちに対して話されたものです。その偉大な霊者についてイエス・キリストは,「神は霊なれば,拝する者も霊と真とをもて拝すべきなり」と言いました。(ヨハネ 4:24)「希望を持つ捕われ人」が帰らねばならなかった「とりで」とは神のメシヤの王国でした。遠い昔のその当時には,その王国はエルサレムの都によって表わされていました。そのエルサレムでは,ベツレヘムのダビデの王統の王が,「エホバの位」と呼ばれた王座に座していたのです。(歴代上 29:23)「希望を持つ捕われ人」は,異教を奉ずるバビロンにおける長い捕囚を終えてその地を出,神の支配権を表わすこの地的王国に「帰」らなければならなかったのです。そのバビロンの地では,悪名高い狩りゅうどニムロデの時代に,エホバ神に逆らって組織化された偽りの宗教が始められました。(創世 10:8-10; 11:1-9)預言者ゼカリヤの時代には,そのバビロンは聖書の歴史における第三番目の世界強国として世界支配の座を占めていました。が,西暦前539年に全能の神は「捕われ人」に対するバビロンの拘束力を砕き,自由への道を開きました!

      9 (イ)それは遠い過去のほんの一こまの死んだ歴史ではありません。なぜですか。(ロ)今日,それら「希望を持つ捕われ人」とはだれのことですか。彼らは何を必要としていますか。

      9 それはまさに,かすかにしかわからない遠い過去の歴史上の感動的なできごとの一こまです! しかし,それは死んでしまった過去の歴史ではありません。それは現代に対する生きた歴史であり,今日のわたしたちの世代にそれに対応する事がらが現に生じている預言的な歴史なのです。このことばが書きしるされて,イエス・キリスト以前のエホバの最後の預言者のひとりであるゼカリヤの預言の中に保存されたのはそのためです。では,今日のわたしたちは,「希望を持つ捕われ人」として類別してもらえますか。もし,『望みの神』がわたしたちの前に差し伸べる希望を認めて受け入れるなら,わたしたちはその部類にいれてもらえます。聖書巻末の書,黙示録は古代のバビロンではなく,大いなるバビロンが今日存在することを事前にさし示していました。そのいっそう強大なバビロンは,共産主義のソ連をさえ含め,この事物の体制の政治政府と宗教面で関係を持つ偽りの宗教の世界帝国を表わしています。幾百もの宗教団体の信者またこの世の政治制度に固執する人のいずれを問わずこの世の諸民族はすべて,大いなるバビロンとその政治上の提携者たちの「捕われ人」です。それら「捕われ人」が救いにあずかるには,解放されなければなりません! 自由にされなければならないのです!

      10 (イ)そうした解放はきわめて急を要することと言わなければなりません。なぜですか。(ロ)今日,「捕われ人」が帰らなければならない「とりで」とは何ですか。そこからエホバは西暦1914年以来,何をつき出させてきましたか。

      10 それはきわめて急を要することと言わなければなりません。なぜですか。なぜなら,大いなるバビロンとその政治上の情夫はすべて今やまもなく滅ぼされるよう定められているからです! 人びとは,きたるべき「大かん難」における滅び以外に何も期待できない霊的に捕われた状態からどのようにして解放してもらえるのでしょうか。解放の道はただ一つしかありません。そしてそれは,エホバ神が「希望を持つ捕われ人」すべての前に置かれた「とりで」に頼ることです。その「とりで」とは,古代のとりでの町,エルサレムで表わされている,神のメシヤの王国です。中東のエルサレムで建てられた初期のメシヤの王国は遠い昔に過ぎ去りました。が,それは現代に至って,その中東の地上のエルサレムにではなく,ダビデ王の王統の真の子孫すなわちイエス・キリストの座す天で再興されました。イエス・キリストの王座は初期のエルサレムにあった朽ちる物質で作られた王座のようなものではありません。それはまさしく「エホバの位」です。なぜなら,イエスは天でエホバ神の「右」に座しているからです。(詩 110:1,2。使行 2:34-36; 7:55,56。ペテロ前 3:22。黙示 3:21)そこからエホバは1914年における異邦人の時の終わり以来,『キリストの力の杖』をつき出させてきました。

      11 (イ)では,全人類に唯一の希望を与えるものとは何ですか。(ロ)西暦1918年以来,エホバのクリスチャン証人はどこから,またどこに『帰って』きましたか。彼らはどのようにして他の「捕われ人」すべてに対して,その「とりで」に頼るよう告げていますか。

      11 エホバはこのキリストとその忠実な追随者たちの足の下にまもなく『サタンを砕き』ます。(ロマ 16:20)このメシヤなる解放者の王国は,至高者である全能の神エホバの神聖な支配権を委任された代理機関です。それは全人類に唯一の希望を与えるものです。それは,限りない幸福を伴う自由と命を求めて頼るべき,神の定めたとりでです。1918年における第一次世界大戦の終結以来,エホバのクリスチャン証人は大いなるバビロンに霊的に監禁された状態から去り,「とりでに帰る」,つまり天のエルサレムに樹立された神のメシヤの王国に帰ってきました。世界のゆゆしい状態は悪化の一途をたどっているにもかかわらず,証人たちは今や自分たちのすばらしい霊的解放を享受しており,間近な将来に対する自分たちの輝かしい希望に歓喜しています。彼らは,「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証のために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」というキリストの預言的な命令を果たしつつ,全人類に対する大いなる同情の念をいだいて,あらゆる場所にいるすべての「捕われ人」に向かって,『とりでに帰りなさい』と一心に叫びます。―マタイ 24:14,新。

  • 拡大する神権組織
    ものみの塔 1973 | 1月1日
    • 拡大する神権組織

      ● ものみの塔協会は,文書の需要が増大していることを認めています。その理由で同協会は,アルゼンチンにある同協会の印刷設備を拡大し,つい最近3階建のりっぱな建物が完成しました。オーストリアのものみの塔支部は現在ある建物に加えて,りっぱな王国会館と書籍の倉庫になる建物を増築しました。ブラジルでは,サンパウロにある現在の支部の建物に隣接する土地を新しく購入し,そこにりっぱな新しい工場とベテル・ホームを建築しています。イタリアでは,新しい支部事務所と王国会館が完成し,コンゴ(キンシャサ)の支部は,今までの建物の隣りに大きな建物を増築しています。ドイツの支部では,現在の製本部門の上に二つの階を建て増ししています。これが完成すれば,製本部門のスペース,事務所,また宿舎の面積は広くなります。ガーナでも,宿舎の設備の整った2階建の印刷工場の屋根が間もなく完成し,支部の建物は広くなります。日本では沼津に3階建の工場と5階建のベテル・ホームが完成したところです。また協会は,現在支部事務所があり,宣教者たちが住んでいるナイロビの郊外に,とてもりっぱな石造の建物を購入しました。そして土地の会衆は,その敷地に新しい王国会館を建てる予定でいます。ナイジェリアでも支部の建物を拡大する必要に迫られており,3階建の建物の建築が計画されています。フィリピン諸島は,さらに2階建の工場と2階建のベテル・ホームを増築しました。南アフリカでは,工場とベテル・ホームを15,000平方フィート拡大する工事が終わった所です。増加させているのはエホバです。神の組織は拡大しているのです。―「1972年のエホバの証人の年鑑」から。

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