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  • 神の国の到来はあなたにとって何を意味しますか
    ものみの塔 1964 | 4月15日
    • は天に招いてご自身の右に坐らせました。(使行 2:22-36; 3:13-21)イエス・キリストが「遠い所」すなわち神のいます天に昇ってからも,ユダヤ人はイエスの忠実な追随者を迫害して相変らずイエスを憎むことを示しました。こうしてユダヤ人は,身分の高いみ子が王となるのを望まないことを重ねて神の前に明らかにしたのです。

      45 神の国を憎む者は,ほかにどこにいますか。彼らはどのように憎しみを示しますか。

      45 ところがメシヤの治める神の国の敵はユダヤ人の中だけでなく,他のすべての国の人々の中にもいます。この人々もキリストの追随者を迫害し,その伝える御国の音信を拒絶します。彼らは113ヵ国の加盟する国連をも含めてこの世の人間による政治支配を望んでいるのです。ではメシヤによる神の国の到来は,これらの敵対者にとって何を意味しますか。

      46 たとえ話の中で,イエスは御国の到来がその敵にもたらすものをどのように述べましたか。この事の縮図的な成就はどのように見られましたか。

      46 イエスはミナのたとえ話の最後にその答を与えています。王位を受けて帰ってきた身分の高い人は言います,「わたしが王になることを好まなかったあの敵どもを,ここにひっぱってきて,わたしの前で打ち殺せ」。(ルカ 19:27,新口)たしかにこれは真実のキリスト教に平穏に改宗させることではありません。それは激しい滅びです。これは西暦70年に小規模に成就しました。改宗しなかったユダヤ人はローマのカイザルに反逆し,そのため首都エルサレムは包囲されて悲さんな目にあったあげく遂に滅ぼされました。反逆したユダヤ人の110万人が殺され,生き残った9万7000人がローマ帝国の各地に連れ去られて奴隷になったと言われます。―ルカ 19:41-44; 21:20-24。

      47 西暦70年のその出来事にもかかわらず,クリスチャンは今なお何を祈り求めますか。その祈りの成就は,西暦70年の出来事とくらべて何を意味しますか。

      47 しかしメシヤによる神の国は西暦70年のその年に来ませんでした。今日真のクリスチャンは神にむかって「御国の来らんことを。御意の天のごとく,地にも行はれんことを」と,なお祈っています。聖書にしるされた時の予定を知り,また1914年以来の世界の出来事と情勢が聖書の預言の成就となっているのを知るとき,前述の預言に描かれた神の国の到来が間近いことは全く明白です。神の国が来るときその敵のこうむる滅びは,1900年前のエルサレムの滅びと改宗しなかったユダヤ人の殺りくよりも恐ろしく,大規模なものとなるでしょう。

      48 キリスト教国の人々は,主の祈りの中で唱えるどんな事柄の意味を悟っていませんか。

      48 従って「御国の来らんことを。御意の天のごとく,地にも行はれんことを」と教会で唱えていながら,キリスト教国の人々は何を祈っているのかをほとんど理解していません。それで神のみ手によって下される滅び,すなわちこの世の組織制度の滅びを祈っていることに気がつきません。国連の主要な支持者で原水爆その他の大量さつりく兵器を貯えているキリスト教国は,この世の組織制度の一部です。メシヤによる神の国がくるとき,キリスト教国の内外を問わず神の国に敵対する人々は滅ぼされます。

      49 この世の組織の終りに関する預言の中で,イエスは人の子のくる時をだれの時代にくらべましたか。どの点においてですか。

      49 この世の組織制度の終りに関する預言の中でイエスの言われた次の言葉には,深い意味があります。「人の子の現れるのも,ちょうどノアの時のようであろう。すなわち,洪水の出る前,ノアが箱舟にはいる日まで,人々は食い,飲み,めとり,とつぎなどしていた。そして洪水が襲ってきて,いっさいのものをさらって行くまで,彼らは気がつかなかった。人の子の現れるのも,そのようであろう。だから,目をさましていなさい。いつの日にあなたがたの主がこられるのか,あなたがたには,わからないからである」― マタイ 24:37-39,42,新口。

      50 ノアの時代の洪水はどんな種類の出来事でしたか。それは今日地上に住む人々にとって何を予告していますか。

      50 ノアの時代の洪水は自然界の強大な力の働きであり,神はこの力を意のままに用いられました。洪水は全地をおおい,箱舟の中で生き残ったノアとその家族,いろいろな種類の動物を除いて,箱舟の外にいた無数の人と動物はことごとく滅びました。今日の世界人口は30億を越えています。従ってこの時代のうちに神の国の到来するとき,それがノアの時代の洪水のようであるとすれば,そのもたらす破壊と殺りくは大きいに違いありません。

      51 神の国の到来は神の国を愛する人にとって何を意味しますか。人の子の日がノアの日に似ていることは,その人々にとって何を意味しますか。

      51 しかし全地を治める正当な政府である神の国の到来は,破壊をもたらすだけに終るのですか。メシヤによる神の国に敵対する者にとっては,確かにそうです。他方,神の国を愛し,神の国と神の義を第一に求める人にとって,神の国の到来は祝福となり,幸福となり,救いとなります。ノアの時代の洪水のとき,ノアとその息子ヤペテ,セム,ハムおよび4人の妻,合わせて8人が保護されました。太陽暦でまる1年を箱舟の中で過してのち,8人は清められた地に出てエホバ神の崇拝をあらたに始めました。神の保護を受けてこれらの人々が生き残ったからこそ,今日私たちは地に生命を享けることができたのです。(創世 7:1–9:19)メシヤである人の子の時もノアの日と同様であろうと預言したイエスの言葉から明らかな通り,神の国の敵であるこの組織制度の激しい滅びの時にも生き残る人があります。

      52 イエスは最後の艱難に関する預言の中で,生き残る人のあることをどのように示しましたか。

      52 イエスはこの組織制度の終りに関する預言の中で,艱難が最高潮に達して人類のかつて経験したことのない大きな悩みになると言われました。「その時には,世の初めから現在に至るまで,かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。もしその期間が縮められないなら,救われる者はひとりもないであろう。しかし,選民のためには,その期間が縮められるであろう」。(マタイ 24:21,22,新口)ゆえにこの世の組織の終りを生き残る,ノアとその家族に相当する人々がいます。

      忠実なしもべたち

      53 (イ)生き残る「選民」はミナのたとえ話の中で,どのように示されていましたか。(ロ)主人のミナで商売をしなかった一人のしもべについて,どんな質問が起きますか。

      53 生き残る人々の中にはイエスが「選民」と呼んだ人々,すなわちミナのたとえ話の中の忠実なしもべにあたる人々がいます。たとえ話の中で身分の高い人は,王位を受けるため遠い所に旅立つ前,しもべたちにミナを与えました。しかし10人のしもべのうちの一人は,「わたしが帰って来るまで,これで商売をしなさい」と命じた身分の高い人の言葉を守りませんでした。9人のしもべはそれぞれ与えられたミナを元にしてもうけを得ましたが,怠惰で不忠実な一人はもうけを得ませんでした。彼は自分の1ミナをふくさに包んでしまっておいたのです。それで主人のために少しのもうけも得ませんでした。主人が王となって帰ってきたとき,失いもせずふやしもせずに,与えられたものをそのまま返したこの僕はどうなりましたか。主人の帰りは祝福を意味しますか,のろいを意味しますか。怠け者の僕は自分のしたことの報いを受けました。

      54 たとえ話の中で,その来たことは,もうけることをしなかったこの僕にとって何を意味しましたか。

      54 いま王となった身分の高い主人は,怠け者の僕を悪い僕と呼び,そのミナをとりあげるように命じました。彼は主人の王国のために働かなかったからです。王に味方しなかったこのしもべは,王を憎んで王に敵対した本国の住民の同類と見なされ,王の命令によって殺された敵の住民と同じ罰を受けました。(ルカ 19:13,20-27)これと似たイエスの別のたとえ話の中で,役に立たない僕は主人の家の「外の暗い所」に追い出され,そこで他の者と共に泣いたり,歯がみしたりしています。(マタイ 25:24-30)王の来たことは,このしもべにとって少しも喜びになりませんでした。

      55 ミナを用いて商売をした僕たちにとって,王の来たことは何を意味しましたか。

      55 たとえの中に出てくる他の9人のしもべは,それぞれミナを用いて商売をし,王の国のためにもうけを得ました。そこで王である主人はこの9人を良いしもべと呼び,国中にある町の支配を委ねました。これらの僕は王の敵と共に滅ぼされるような事をしなかったのです。それで王の来たことは,祝福と生命を意味しました。(ルカ 19:15-19,24-26)メシヤによる神の国の到来は,私たちにとって同じことを意味しますか。

      56 主人がミナをあずけた僕は,だれを表わしていますか。

      56 このたとえ話にある身分の高い人はイエス・キリストを表わしており,それぞれミナを与えられて商売をするように命ぜられた僕はイエスの追随者を表わしています。それでイエス・キリストは地を去って天に行かれたとき,追随者の手に貴重なものを預けました。たとえ話のしもべはイエス・キリストの12使徒だけ,あるいは当時の弟子たちだけではありません。今日におけるイエスの忠実な追随者もその中に含まれています。献身してバプテスマを受けたこれらの信者は,天国においてメシヤなる王の共同相続者となるため神に召されました。―ロマ 8:14-17

      57 (イ)これら御国相続者のうち,地上になお残っているのは何人ですか。その人々は象徴的なミナを用いていま何をしていますか。(ロ)だれが彼らに加わりましたか。この人々にとって神の国の到来は何を意味しますか。

      57 これら共同相続者の残れる者はいまなお地上におり,マタイ伝 24章14節に「この御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」とイエスの言われたわざを行なって,メシヤによる神の国の貴重なものを活発に増し加えています。いまでは御国のこの福音を聞き,神の国を憎む者たちから離れた何十万の人々が残れる者に加わりました。これらの人々も福音の伝道を始め,義の政府を愛する人を神の国の側に集めて,神の国を愛することを証明しています。御国相続者の残れる者と同じく,この人々も王の是認を受けます。メシヤなるイエスの共同相続者として天国に招かれなくても,これらの人々は「新しい地」すなわち神の国の敵が滅びたのちの清められた地に導き入れられるでしょう。彼らにとって神の国の到来はそのことを意味します。―黙示 14:1-5; 7:4-17。

      58 神の国の到来に関して言えば,なぜ今は危険な時代ですか。しかし同時にどんな機会がありますか。

      58 神の国の到来はあなたにとって何を意味しますか,という避けることのできない問題に直面して,私たちはいま決定を下さなければなりません。それが意味するものは二つにひとつ,すなわち神の建てる正義の政府を無視しその敵となって滅びるか,それとも御国と共に生命,平和,幸福,増し加わる特権を得るかどうかです。19世紀前,御国の相続者イエス・キリストが「遠い所」に去ってから,メシヤを王とする神の国が到来するまでの長い時は,いますでにあらかた過ぎ去りました。御国は突然に来て,この天の政府の友と敵に対し神の裁きを行なうと,イエスは預言されました。従って私たちは危険な時に住んでいます。しかし神の国の到来が祝福になることを心から願うならば,いくばくか残された今の時は,神の国の敵と共に滅びるのを避けるため,神の国の敵の中から出て離れ去るべき絶好の時です。

      59 なぜ今は大きな特権の時ですか。どうすれば御国のおとずれを良いおとずれにすることができますか。

      59 今はまた大きな特権の時です。御国のこの福音は全地にわたり少なくとも194の国々において162ヵ国語で,人種,皮膚の色,現在の宗教の如何を問わず世界のあらゆる人々に宣べ伝えられており,イエスの預言は今までにない大規模な成就を見ています。(マタイ 24:14)この音信を真実のものとして受け入れ,神の国の側に立ち,他の人々もまた福音に与るようにこの音信を伝道して,神の国の音信を私たちにとって本当に良いたよりにしようではありませんか。「われらの神の刑罰の日」を生き残るように,他の人々を助けましょう。(イザヤ 61:1,2)ダビデ王の永遠の相続者の手に委ねられた神の国は永遠の国であり,私たちは王なるダビデの子の支配を永遠に享受できるのです。そのことは私たちがいまどんな決定を下すかにかかっています。

      60 イザヤ書 9章6,7節は,私たちがダビデの子のまつりごとを永遠に享受できることをどのように示していますか。

      60 イザヤ書 9章6,7節の預言はエホバ神の民に告げています,「ひとりの嬰児われらのために生れたり,我らはひとりの子をあたへられたり,政事はその肩にあり,その名は奇妙,また議士,また大能の神,とこしへのちゝ,平和の君ととなへられん その政事と平和とはましくはゝりて窮りなし且ダビデの位にすわりてその国ををさめ,今よりのちとこしへに公平と正義とをもてこれを立てこれを保ち給はん,万軍のエホバの熱心これを成し給ふべし」。

      61 ダビデの子の治めと平和はどの位つづきますか。

      61 19世紀前ユダヤのベツレヘムに生まれたこのみ子の政事が地に行なわれるとき,その地に住むことを考えてごらんなさい。栄光を受けていま天に住むみ子は,エホバ神から授けられた称号すなわち奇妙,議士,大能の神,とこしへのちゝ,平和の君の名にふさわしく治めます。その治めは永遠であり,その民の平和にはかぎりがありません。事実その支配は固く立てられ,公平と正義をもって永遠に保たれます。その治める地はなんとすばらしいところになることでしょう!

      62 ルカ伝 2章13,14節に天使の歌ったすばらしい事の意味を味わい,経験するために,私たちは何をしますか。

      62 エホバ神が平和の君を天の位につけてお建てになった国は,あなたにとって永遠の平和を意味します。なすべき事は,エホバ神の恵みを得る道をいまとることです。そうすれば,神のみ子が人間となって誕生したとき,天使の軍勢が「いと高きところでは,神に栄光があるように,地の上では,み心にかなう人々に平和があるように」と歌った言葉のすばらしい意味を自ら味わい,経験することができます。(ルカ 2:13,14,新口。イザヤ 61:1,2)読者の皆さん,キリストによる神の国の到来があなたにとって平和を意味するものとなりますように。

  • 聖霊に満たされて大胆に神の言を語る
    ものみの塔 1964 | 4月15日
    • 聖霊に満たされて大胆に神の言を語る

      ― 1964年度エホバの証者の年鑑から

      ブラジル

      最高伝道者数: 30,118

      人口: 74,000,000

      比率: 2,457人に1人

      インフレは次第にすすみ,政情は不安定ですが,ブラジルのエホバの証者は,ひるむことなく御国の良いたよりを宣べ伝えており,エホバがもたらす新しい秩序に固く希望をおいています。ブラジルの証者は,信仰の必要な事を知り,エホバへの奉仕をいっそう押し進めています。ブラジルの報告のうち,特に目立つのは,「ものみの塔」研究会の出席者数で,国全体の平均は,伝道者数の105パーセントになります。他の言葉で言えば,伝道者数を上まわる数の人が「ものみの塔」研究会に出席していることになります。それゆえ,ブラジルで,仕事の進歩が早いのも不思議ではありません。また,協会が所有する土地に,新しいベテルと御国会館の建物が必要

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