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  • すべての人の必要を満たしうる政府
    ものみの塔 1973 | 1月15日
    • 空の鳥はねぐらあり,されど人の子は枕する所なし』。(マタイ 8:20)さらに,イエスの心はあらゆる種類の困窮した人々に向けられました。イエスは,「これをあわれみて」彼らを進んで助けました。(マタイ 14:14)ある時,ひとりのらい病人がイエスに,『主よ,御意ならば,我を潔くなし給うを得ん』と言いました。イエスはやさしく答えて,『わが意なり,潔くなれ』と言われました。(マタイ 8:2,3)あなたは,それほど思いやりのある人にこそ王になってもらいたいと思うのではありませんか。イエスにかんする過去の記録を調べると,彼の支配に関して述べた,『かれは弱きものと乏しき者とをあわれみたもう』という預言的なことばが成就することを確信できるのではありませんか。―詩 72:13。

      イエス・キリストは,今や天の高められた地位についていますが,地上にいた時と全く同様,愛と思いやりを持ち,人間のことを心配しておられます。また,全く公平で,『義を愛し,不法をにくんで』おられます。(ヘブル 1:9)神のみことば聖書は,『イエス・キリストは昨日も今日も変わりたもうことなし』と述べています。(ヘブル 13:8)罪と死からの救出という人間の必要を満たすために,ご自分の最も貴重な持ちもの ― その命 ― を喜んで犠牲にした方は,たしかにわたしたちが信頼と確信を置くにふさわしいかたです。

      王の共同支配者たちについて一考する

      神のみ子の共同支配者に選ばれる人々は,他の人のために自分の命を進んで捨てる,同様の愛を示さなければなりません。(ヨハネ 15:12,13)そして,イエス・キリストのように正しいことを愛し,悪を憎む者でなければなりません。それから人について聖書はこう述べています。『その口に偽りなし,彼らは傷なき者なり』。(黙示 14:5)したがって,彼らはその臣民に二枚舌の偽善的な約束をすることはありません。

      イエス・キリストはあらゆる点で,ご自分とともに支配する人々に対して完全な規準を置かれました。地上のご自分の臣民の必要とするものを謙虚に考慮し,そのために仕えなければならないことを示して,イエスは次のように語りました。『異邦人の君のその民をつかさどり,大いなる者の民の上に権を執ることは汝らの知るところなり。汝らのうちにてはしからず,汝らのうちに大いならんと思う者は,汝らの役者となり,首たらんと思う者は汝らの僕となるべし。かくのごとく人の子の来たれるも仕えらるるためにあらず,かえって仕うることをな(すためなり)』。(マタイ 20:25-28)このことから,わたしたちは,彼らの支配には不完全な人間の政府に見られる好ましくない特質が何ら伴わないことを確信できます。

      王の地上の代表者たち

      ここで,神の王国は天の政府である以上,この地上ではいったいどのように行政が進められるのだろうかと疑問に思う人がいるかもしれません。詩篇 45篇16節は,イエス・キリストが,君と呼ばれる管理者を地上に持つであろうことを次のように預言的に示しています。『なんじの子らは列祖にかわりてたち なんじはこれを全地に君となさん』。このことから,それら君としての立場を占める人の中には,イエスの忠実な先祖たちのある者,つまり,アブラハム,イサク,ヤコブなどのようなりっぱな人々が含まれるものと期待することができます。さらに,君と呼ばれる代表者となる人の中には,まさに今,真のクリスチャン会衆内で責任のある立場について奉仕している人もいるのです。それらの人は『金をむさぼらず』『恥ずべき利を取る』こともしません。(テモテ前 3:3。テトス 1:7)彼らは霊的な羊飼いとして『群れの模範』となっており,会衆内のすべての人にやさしい配慮を示します。(ペテロ前 5:2,3)その人たちは,今忠実に仕えるならば,将来神の王国が地上の事柄を管理するさい,なおいっそう重く用いられることでしょう。

      神の王国の臣民は,自分たちの必要とするものが満たされるということを確信できます。キリストによるエホバの王国は貧困と飢えに終わりをもたらすだけでなく,王国の献身的な臣民にすぐれた健康と永遠の命をもたらします。エホバ神がその王国を通して何を行なわれるかは,イザヤ書 25章6-8節に次のように美しく描かれています。『万軍のエホバ……もろもろの民のために肥えたるものをもて宴をもうけ 久しくたくわえたるぶどう酒をもて宴をもうく 髄おおき肥えたるもの久しくたくわえたる澄めるぶどう酒の宴なり。また……とこしえまで死を呑みたまわん 主エホバはすべての顔より涙をぬぐいたまわん』。こうしたすばらしい状態はあなたの必要を満たすのではありませんか。

      君と呼ばれる地上の代表者たちはもとより,イエス・キリストおよびその天の共同支配者たちは自分たちの権威を決して乱用しないということを知るのはほんとうに励みとなります。心の動機や傾向をすべて見分けうるエホバ神は,それが事実であることを知っておられます。そのようなわけで,わたしたちの必要とするものが愛と思いやりをもって配慮されるということを疑う理由は一つもありません。ですから,神の王国の管理下での生活は確かに望ましいものではないでしょうか。しかし,そのすべてはいつ実現するでしょうか。

  • わたしたちの世代のうちに実現する,神の王国の支配下における繁栄
    ものみの塔 1973 | 1月15日
    • わたしたちの世代のうちに実現する,神の王国の支配下における繁栄

      今日の世界情勢があまりにも危機的であるため,多くの識者は命をもっと長く維持できるかどうかを危ぶんでいます。ワシントン・ポスト紙に載せられた特別の記事はこう述べています。「有力者たちは,人類が経験したことのないような危険が迫っていることに気づいている。未来学者はこれを危機の中の危機,人間の限りない誤りの究極と呼んでいる」。

      人間がこれほどまでに地をそこない,自分たちの吸う空気や飲む水,また食べる食物を汚染しようとしてきたことは,かつてありませんでした。国々の政府が解決しえない国内および国際問題の山積する事態に直面したこともかつてありませんでした。また神の主権に反対する人びとが自らの態度をこれほどまでに明らかにしたこともかつてありませんでした。幾百万もの人びとが神の存在を否定しています。神の存在を認めている人びとの中にさえ,神は人類になんら関心を持っていない,と主張する人が多数います。そのようなわけで,エホバ神はご自分が全地を治める王であることをぜひとも示さなければなりません。

      エホバ神がわたしたちの世代のうちにそうなさるということは喜ばしいニュースです。キリストの治める神の王国はまもなく敵対する諸政府をすべて粉砕し,比類のない政府として人間の事柄を管理します。(ダニエル 2:44)そして,真の繁栄が始まり,貧困,苦しみ,圧迫は終わります。このことはどうしてそれほど確かなのでしょうか。

      まず第一に,聖書の年代表は西暦1914年の秋以来,わたしたちがこの事物の体制の「終わりの日」に住んでいることを示しています。イエス・キリストは,この「終わりの日」がその始まりを目撃

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