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人間に対する神の目的は失敗したかものみの塔 1957 | 1月15日
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戦争のとき,ヱホバの側に立たないすべての人は亡ぼされます。そして,サタンとその見えざる軍勢は,千年のあいだ死のごとき無活動の坑に投げこまれます。―黙示 16:14,16; 20:1-3,新口。
ヱホバと正義を愛したハルマゲドン生残者たちは,そのとき『みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように』というイエスの祈りの成就されるのを目撃するでしよう。それは,正義の宿る『新しい天と新しい地』を意味します。―マタイ 6:10。ペテロ後 3:13,新口。
人類に対する神の目的を実現する神の天的な御国は,王なるイエス・キリストと14万4000人の王なる協同者で構成されます。これらの者たちは,人間から選ばれるもので,残りの人類から見ると例外の者たちであり,そしてこれらの人だけが天に召されるのです。―黙示 14:1,3。
アブラハムの裔として,キリストとその協同者たちは全人類を祝福します。その御国の支配下にあつて,罪と死の影響は,除々に取り除かれます。その最初の民たち,すなわち黙示録 7章に述べられている『大いなる群衆』であるハルマゲドン生残者たちは,産めよ殖えよという神命の象徴的な成就に参加し,正義の子供たちを産みます。彼らはまた獣に対して,賢明にして公正な愛の支配を行い,地を治めてパラダイスにします。そして,記憶の墓にいる者たち,すなわち神の記憶にいる者たちは,イエスの『声を聞き,出てくる』でしよう。―ヨハネ 5:28,29,新口。
千年の御国支配の終つた後,サタンとその悪鬼共は解放されて,地上に住む者たちを試みるでしよう。利己的な誘惑に負ける者たちは,みなサタンと悪鬼共もろともに亡ぼされてしまうでしよう。その試みに堪える者たちは,神より義しい者と言明され,永遠の生命の権利を頂きます。そのとき,神の目的は全く実現し,全人類は地的なパラダイスで終りなき生命を楽しみます。そして,みな一致してヱホバを霊と真をもつて崇拝し,互に幸福,愛,平和のうちに生活します。
人類に対するヱホバの目的は,間もない中に必らずたしかに実現されます。あなたは,その目的に与りたいと思いますか。もしそうなら,すべての被造物が捧げねばならぬ専心の献身をヱホバに捧げなさい。ヱホバは,その被造物からの専心の献身を正しく要求しておられるのです。ヱホバに専心の献身を捧げるみなさんを援助することが,ものみの塔出版物の目的であり,またヱホバの証者の活動している目的です。ヱホバの証者の申し出る援助を受け入れなさい。それは,あなたにとつて永遠の福利であります。
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何時神の御国は来るかものみの塔 1957 | 1月15日
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何時神の御国は来るか
『御国の来らんこと。御意の天のごとく地にも行われんことを。』と祈りますか。もしそうなら,その祈りに答えられる神の時は何時であるかを知ることに興味を感ぜられるでしよう。
正直な人はみな昔から,賢明な行政をする公正な政府を望んできました。しかし,神の目的を知らない人間は,暗中を手さぐりし,将来の何時の日かそのような政府が実現するだろう,と万一の希望を抱いてきました。しかし,年月が経つにつれ,その希望はだんだんと薄れて来る始末でした。特に今日の世界情勢は楽観的な考えを許さないものです。地上に正義の支配がなされるとするなら,神御自身が必らずその支配を実現します。
神は正義の支配を実現せられます。というのは,神の子御自身が,弟子たちに次の祈を教えられたとき,将来において全人類に益を与える正義の支配を保証せられたからです,『御国の来らんことを。御意の天のごとく地にも行われんことを。』その意味を考えて下さい ― 神の御意が天に行われるように,地にも行われるのです! 戦争もなく,悪もなく,不正も犯罪もなく,病気も痛みも,死もなくなるのです!―マタイ 6:10。
イエスが弟子たちにその祈りを教えてからいままで1925年の歳月が経つています。それで,多くの自称クリスチャンたちは,その祈に答が与えられる,ということを信じなくなりました。1955年6月29日の『クリスチャン・センチュリー』(英文)は,アメリカ合衆国内の状態を社説にとり上げています,『今日のアメリカにいる教会人で,神の御国の実現されることを信じている人はまずいない。まして,その実現が極く間近いことを信じている人は,まずいない。』
しかし,イエスの祈りが実現されることに疑問を抱くべきではないでしよう。もし,その実現が不可能なら,イエスは祈るようにと教えなかつた筈です。それに,『神にはなんでもできない事はない。』とイエスは言われています。神の御国は何時の日にか実現します。そのことを疑う教会人は盲目の指導者であり,信仰
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