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  • 人類の諸問題を解決するための土台
    目ざめよ! 1975 | 10月8日
    • の生命を犠牲にすることができたのです。―マタイ 20:28。

      ご自分の命を犠牲にされた時,イエス・キリストは,人類を贖うつまり買い取るのにちょうど必要なだけの代価を差し出されました。しかしながら,個々の人がその“負債”を張消しにしてもらう,言い換えるなら贖いとなられたイエスの犠牲の価値に基づいて自分の罪を許してもらうためには,この備えを,神の望まれるとおりの仕方で有効に用いなければなりません。エホバ神は,罪を許すための条件とともにそのための法的な土台を備えて,ご自分に誠実に仕えることを願う不完全な人間を扱うさいにも,自らの義を保っておられます。不法を助長するようなことは一切しておられません。―マタイ 6:12。ローマ 3:25,26。ヨハネ第一 1:9。

      イエス・キリストの貴い血によって人類が買い取られてから,またイエス・キリストが天の不滅の生命に甦られてから,すでに1,900年余の歳月が過ぎました。(使徒 13:34-37)しかし,人間は依然として死んでいきます。これはいったいなぜでしょうか。なぜなら,人類を不完全な状態のもとから解放するためにキリストの犠牲の益を適用する神の定めの時は,まだ将来に属することであるからです。(啓示 22:1,2)このことは,弱さと欠陥を持つ人類を自由にするために,神がそれ以上何も行なっておられないという意味ですか。

  • 人類を解放する政府
    目ざめよ! 1975 | 10月8日
    • 人類を解放する政府

      エホバ神は,罪深い,死にゆく人類に解放をもたらす政府を,約19世紀にわたって準備してこられました。神はその政府の支配者となる人々を人類の中から選び,頭であるみ子の下で彼らが一致するよう取り計らってこられました。(エフェソス 1:9,10)そのような人たちの前途には,王なる祭司として仕えるため,復活して天の不滅の命を受ける見込みがあります。(コリント第一 15:42-54。エフェソス 1:3-23。啓示 20:6)これら王なる祭司たちは,イエス・キリストと共に,罪を贖うイエスの犠牲の恩恵を人類にもたらし,人類を罪と死への隷属状態から解放します。また現在死の眠りに就いている幾十幾百億もの人々も,復活してきて,その王なる祭司の奉仕の恩恵に浴します。―使徒 17:31。

      イエス・キリストとその仲間たちの支配には,人間の政府の持つ望ましくない特徴が一つもないという,どんな保証があるのでしょうか。神が幾世紀にもわたり選んでこられた人々からなる支配機関に,どうして信仰を持つことができるのですか。

      人間の行なう支配について考えると,いずれかの政府が,わたしたちの抱えている多くの問題の解決策を持っているとはとても信じられないかもしれません。歴史を通じて,だれが支配するかを決定する要素となったのは,大抵の場合,社会的地位,身分,武勇,名声,富などでした。多くの国では,最も有能な人物でさえ,強力な政党や豊富な政治献金などの後ろだてなしに,要職に就くのは容易ではありません。公職に就く人が,腐敗したり,自分の立場を利己的な目的で利用するよう影響されたりしないほど高潔な人物であるかどうかを確認できる制度を,人間は考え出すことができませんでした。

      試みられた,資格のある支配者たち

      神の政府,つまり神の天の王国の王なる祭司を選ぶ場合はどうでしょうか。その王国で人々が支配者としての立場を得る方法は,この世の政府内で行なわれてきた方法とは全く異なっています。神の政府内での地位を得るのに,社会的地位,教育,身分,この世での名声,金銭などは役に立たないことを,聖書ははっきりと示しています。(コリント第一 1:26,27)その立場に就くため選挙運動をすることのできる人は一人もいません。各人は支配者としての職務に就くための試みを受ねばならないのです。ゆえに,難しい状況下にあっても,自分が高潔な者であり,自分のことよりも他の人々の福祉をもっと気遣っているということを証明しなければなりません。(使徒 14:22。ヨハネ第一 3:16-18)各人が,求められている資格にかなっているかどうかを決める方は,心の動機をご覧になるエホバ神です。―サムエル前 16:7。ヨハネ 6:44。テサロニケ第二 1:11。啓示 22:11-15。

      この支配機関の主要な方であるイエス・キリストがどんな事柄に耐えねばならなかったかを考えてみてください。天の神の独り子として,イエスは,あらゆるものを持っておられました。イエスは,「富んでいたのに貧しい者となられ(た)」と,聖書は述べています。(コリント第二 8:9)イエスは,天におけるその高い地位を自発的に捨てて人間となり,不利な状況の下でみ父に対する従順を学ばれました。そして,多くの苦難を受け,ついには極悪非道の犯罪人であるかのように,刑柱につけられて死なれました。(フィリピ 2:5-8。ヘブライ 5:7,8)イエス・キリストは,ご自分が地上におられた時の経験から,人間の必要を本当に理解し,情け深い仕方で人間を扱うことができるのです。―ヘブライ 2:17,18。

      人間であった時,イエス・キリストは人々に対する関心や愛の深さを実証し,喜んで,そして熱意を込めて,悩んでいる人々を助けました。(マタイ 14:14。マルコ 6:34)イエスは,人類の直面している重大な問題を解決する能力を十分に備えていることをも実証されました。神から力を受けたイエスは,病人や足の悪い人や不具の人をいやし,盲人の視力を回復させ,耳しいの耳を開き,おしの人に話す能力を得させ,幾千人もの人に奇跡的に食物を与え,死人をさえ復活させました。こうした事柄は実際に起こり,その記録は目撃証人によって書き記されたものです。―マタイ 11:5; 14:16-21。

      イエス・キリストと共に支配する人々は,多くのことを公約しておきながら要職に就くとその公約を果たさないような人々ではありません。聖書は,天でキリストと共になる人々についてこう述べています。「その口に偽りは見いだされなかった。彼らはきずのない者たちである」。(啓示 14:5)イエス・キリストがなさったように,彼らも利他的で自己犠牲の精神を持ち,クリスチャン兄弟のために死をもいとわないことを立証しなければなりません。―ヨハネ第一 3:15-18。

      人間の政府について言えば,大抵の場合,支配者は国民の持つ問題を本当に理解してはいません。しかし,過去1,900年にわたって,エホバが選んでこられた男女は,そうした人間の支配者たちとは異なっています。エホバの選んでこられた支配者たちは,一つのグループとしては,あらゆる背景や階層から出てきた人たちです。人間に共通の試みや問題で,そのグループの中のだれかが直面しないで済んだものは一つもありません。彼らはののしられ,虐待され,偽り伝えられ,憎悪の的となり,非業の死をさえ遂げました。(ヨハネ 15:19,20)そして,自らの弱さや不完全さにもかかわらず,神のみ前で是認された立場を首尾よく保ちました。神の選ばれた支配者たちは,人間男女の苦悩はどんなものかを自分の経験から知っているので,不完全な人間に真の同情を示し,必要な助けを与え得るのです。

      不滅の霊者であるその支配者たちは,人類を援助する力をも持つようになります。死によって自らの有益な奉仕が短縮されるような事態は,それら支配者のだれにも生じることはありません。人類を完全性へと導く時間は十分あります。その務めを成し終えるため,神は一千年の期間を取っておられることを聖書は示しています。―啓示 20:6。

      神のみ言葉によると,イエス・キリストとその仲間の王なる祭司たちは,自分にゆだねられた肝要な業を遂行する際,地上の代表者たちを援助者

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