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自涜はなぜ避けなければなりませんかものみの塔 1972 | 5月15日
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向けることです。なにか仕事をしたり,運動やゲームをしたり,あるいは散歩したりすることができます。自分の尊敬している人と話をしたり,必要なら,そのような人に電話をかけてください。聖書や聖書を説明した出版物を ― それも大きな声を出しさえして読むのはたいへんすぐれた助けの一つです。とりわけ,祈りを通して,天の父,エホバ神に問題を打ちあけてください。
いうまでもなく,性的な緊張を避けたり静めたりするのに役だち,簡単で実際的な事柄はほかにもたくさんあります。下着が性器に不必要な摩擦を起こさせないように注意できます。寝る前には,興奮させるものではなく,むしろ気持ちを落ち着かせるような事柄を読んだり話したりするようにしましょう。就寝前に何かを食べる場合にも同じことがいえます。あおむけやうつぶせに寝るよりも,横になって寝るほうがよいでしょう。それから特にたいせつなのは,男性でも女性でもからだを衛生的に保つことです。不潔にしていると,性器が刺激され,注意がそちらの方へひかれる場合があります。そうした衛生面のことなら,ご両親のどちらかに尋ねればわかります。
適切な衛生状態を保つには性器をある程度取り扱わねばなりませんから,それは性器を誤用するよう誘われることになるのではないかと感じる人がいるかもしれません。しかし,その動機は正しい,つまり性的緊張を避けることを目的としているのですから,かえって性器に対してずっと健全な見方を持てるようになり,性器に対する正しい考え方を持ち,性器は決して『人を支配』したり,人の全生活を支配したりするためのものではないということを認識できるようになるでしょう。
もしいま自慰行為の習慣を断とうと戦っている人は,この問題に直面しているのは確かに自分が最初でもなく,また自分だけではないということを思い起こしてください。他の人々もそれを克服したのですから,あなたも克服して祝福を得,神の前で正しい立場を得ているとの清い気持ちをいだけるでしょう。
ですから,この問題のために人との交わりを断たないでください。他の人々といっしょにいることは,むろんそれは健全な人々であればですが,身の守りとなります。部屋にひとりで寝ていて,夜,その面で特別な衝動を感じるようであれば,身を守るために家族のだれかと同じ部屋で寝るよう取り計らえるでしょう。
確かに,情欲に身をゆだねたいという気持ちに屈しまいとするあまり,眠れない夜があるかもしれません。しかし,それがどうしたというのですか。おそらく翌日の夜は,すっかり疲れているので,すぐに眠りに落ちることでしょう。
自涜の習慣を断つために,たとえ苦闘することがあっても,エホバ神とみ子キリスト・イエスから見放されたなどと決して考えてはなりません。それを克服しようと誠実に努力しつづけるなら,そのおふたりはあなたに必要な強さを培うのを忍耐強く,また親切に助けて,勝利を得させてくださるでしょう。―ピリピ 4:6,7。
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その人は彼らが歓迎される場所を知っていたものみの塔 1972 | 5月15日
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その人は彼らが歓迎される場所を知っていた
ある夏のこと,アメリカのミシガン州で農場の刈り入れ作業に傭われていた一群の人々が日曜日に教会へ行くことを望みました。その人たちは貸切りバスに乗って行きました。教会に着くと,彼らは自分たちの宗派の人々からひどい扱いを受けました。それを見ていたバスの運転手は,その人自身エホバの証人ではありませんでしたが,奥さんがエホバの証人だったので,みんなが歓迎され,聖書について学べる場所を知っていると彼らに言いました。まもなくバスはエホバの証人の王国会館に到着しました。そこで一行は暖かく歓迎され,霊的にさわやかな気分を味わいました。
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